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工場長・製造部長のコスト削減マネジメント vol.120 2017.7.5
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日本ビジネス革新コンサルティング株式会社(ジェイビック)
省エネ・品質改善・物流のコスト削減など、利益創出体質を実現!
工場のコスト削減コンサルティングファームのコラムです。
7月に入りました。30℃を超える暑い日も続くようで、熱中症にな
らないように、こまめに水分補給を行うことが大切ですね。
今号の目次↓
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【ごあいさつ】「請負作業の見える化」が熱い!
【メインコンテンツ】請負作業改善を実施する上での注意点
【お知らせ】請負作業の見える化セミナー
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【ごあいさつ】「請負作業の見える化」が熱い!
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文/高田 真一
今、JBICのコンサルティングで、省エネルギー・工程稼働安定化に次
いで引き合いの多い案件は、請負作業改善に関わる取り組みです。
このテーマが開発された当初は、装置産業を取り巻く厳しい事業環境
のもと、請負費用の削減を主たる狙いとするものでした。
やがて、請負事業の拡大と産業界での浸透とともに、請負事業者側も
生産性向上や管理力強化を図り、改善成果を互いに享受しあうWIN-WIN
の関係作りを志向する取り組みに進化してきています。
そのためには共同の改善活動体制を作ることが前提ですが、何が問題
なのかを互いに共通認識できるよう、当面の目標は、「作業を見える化」
することに置かれます。
従って、この取り組みが注目を浴びているということは、請負側と発
注側のマネジメントがより重要である、との事業所トップの想いが従来
にも増して高まっていることの証なのでしょう。
それは、このコンサルティングを導入する業界が、従来からの化学系、
非鉄金属系に加え、最近では、製紙、セメント工場にまで広がってきて
いることにも表れているように思います。
JBICでは、これからもこのテーマに磨きをかけ、多様化するニーズに
応えていきます。
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【メインコンテンツ】請負作業改善を実施する上での注意点
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文/久保田 誠
請負作業において、請負費用の削減を目的として、発注側が主体とな
って、請負作業の生産性向上を行っていくことがあると思います。
今回は、そのようなときに注意すべきことをお話しします。
請負作業改善を行う際は、作業の実態把握が大切であることは、この
メインコンテンツで、すでにお伝えしています。
そして、その実態把握には多くの場合、実際に作業を行っている請負会
社の協力があるほうが、正確な把握を可能にします。
なぜかというと、必要なことは作業内容そのものの実態把握だけではな
いからです。
例えば、生産計画の変更が多いために段取替えに時間がかかっている、
作業確定の連絡が遅いために余裕をもって人員を配置せざるを得ない・
・・等々。
このように、実態調査に請負会社を巻き込むメリットは、発注側の仕
組み上の問題を見つけやすくする効果があります。
しかし、請負作業改善と聞くと、請負会社の作業者は、自分たちの作業
のあらゆるゆとりを排除され、それでなくても忙しい状況の中で、更に
新たな作業を詰め込まれる・・・と考えてしまうことがあります。
そうすると、実態を把握しようにもなかなか正確な作業把握ができず、
適正な改善案が出されないばかりか、改善成果を求める発注側も無理な
作業改善(改悪)や価格交渉等を行って、請負会社との関係を悪化させ、
コミュニケーションも減り、結果として作業効率が落ちていくという悪
循環にはまってしまうことがあります。
このような事態にならないために、請負作業改善を行う目的を請負会
社ときちんと共有しておくことが大切です。
発注側にとって、請負作業改善の最大の目的は、やはり請負費用の削減
でしょう。
そのためには作業を効率化し、生産性を上げ、その作業にかかる人員を
できるだけ少なくできるような改善が必要です。
そして、そのような改善だけでは請負会社にとってのメリットはありま
せんので、改善によって浮いた原資を、発注側と請負側の両方で折半す
る等のインセンティブ制度を作る提案も重要になります。
また請負会社側でも、共同で作業改善を行っていくことで、生産性向上
につなげる手法を学び、改善活動を日常化させ、よりレベルの高い請負
会社となって、競争力を向上させることにつながります。
このようなコミュニケーションは、改善を実施しようと思った時に慌
ててはじめてもなかなかうまくはいきません。
日ごろから、改善活動の意味、改善の互いのメリットなどについてコミ
ュニケーションを取り、発注側と請負会社側で信頼関係を築いておくこ
とが重要です。
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【お知らせ】請負作業の見える化セミナー
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多くの製造現場では、請負作業はモノづくりを行っていくうえで欠か
せない存在となっていると思います。
実際に、原料・製品の入出庫/管理、検査/包装工程などの単純作業か
ら、生産ラインすべてをお任せしている工場まであり、任せる範囲が増
えるほど請負費用は大きくなります。
しかし、長年請負を活用していると、生産状況等の変化があるにも関わ
らず、実態に即した適正作業内容の見直し等を行わないために、請負費
用の根拠が不明確になってしまっている例が多くあります。
このセミナーでは、実際に請負作業の管理を行っている方を対象に、請
負作業管理の問題点や請負作業の実態把握、適正な価格算出の手法を説
明しながら、請負作業の見える化について解説致します。
【内容】
1.請負作業管理の問題点
2.請負会社の管理方針
3.請負作業内容の実態把握
4.適正価格算出の手法
5.請負会社の育成
【日時】
2017/ 7/ 14(金) 10:00~12:00/14:00~16:00
※いずれの回も2時間、同じ内容のセミナーとなります。
午前か午後をご指定下さい。
担当講師:久保田 誠
開催場所:東京都千代田区永田町2-14-2 山王グランドビル(弊社)
案内図→ https://jbic.co.jp/company/
費用:1名のご参加につき 10,000円 当日現地支払
お申込方法:セミナータイトルとご希望の時刻をご連絡ください。
本メールへの返信、またはお電話で承ります。
03-3519-7337 荒柴まで(不在時は村松までお願いします)。
申込期限:2017月7月7日(金) 24時まで。
※参加人数により会議室を変更しますので事前申込は必ずお願いします。
※午前・午後ともに最少催行人数は3名様です。満たない場合には
開催を取りやめる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
多くの方のご参加をお待ち申し上げております!
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編集後記
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高田:街歩く人のリュック姿が目につきます。スーツ姿の若い女性にも
浸透してきたようです。ついには同年代の同僚までが。。。
人目を気にせず機能性をとるか? 悩ましいところです。
久保田:夏休みに家族旅行の計画を立てていますが、二人の子供(中2
と小5)の予定がなかなか合わず、日程が確定できません。
最近の子供はとても忙しいです。
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E-MAIL:< tokyo@jbic.co.jp >
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工場長・製造部長のコスト削減マネジメント
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省エネ・品質改善・物流のコスト削減で利益創出体質を実現!
工場のコスト削減コンサルティングファームのコラム。
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