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工場長・製造部長のコスト削減マネジメント vol.151 2018.10.3
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日本ビジネス革新コンサルティング株式会社(ジェイビック)3,428部
省エネ・品質改善・物流のコスト削減で利益創出体質を実現!
工場のコスト削減コンサルティングファームのコラムです。
またまた台風24号が列島を縦断、爪痕を残して駆け抜けて行きました。
もう勘弁してほしいですね。
今号の目次↓
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【ごあいさつ】引合いの多いテーマの登場
【メインコンテンツ】保全部門の本来の仕事を考える
【お知らせ】働き方改革に向けた設備保全の残業時間削減セミナー
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【ごあいさつ】引合いの多いテーマの登場
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文/荒柴 宏充
今回から4回にわたりお届けするメインコンテンツのテーマは、設備・
保全部門に関わる残業時間の削減、業務の見える化や業務改善に関する
ご内容になります。
現在非常にご相談が多いテーマの一つです。
昨年からご相談件数が増え、今年に入ってから更に多くのご依頼を頂き
プレゼンテーションからご提案までの日程確保に苦慮することも。
働き方改革法案「労働時間に関する制度の見直し」への対応が一番多い
理由と思われますが、人材確保の難しさなどから業務内容を見直すこと
を目的とした実態の見える化をお願いされるケースもあるようです。
連載終了後11月30日(金)には「働き方改革に向けた設備保全の残業時間
削減セミナー」の開催を予定しておりますので、ご関心ある方々の申込
みをお待ちしております。
(詳細は下部セミナー案内をご参照ください)
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【メインコンテンツ】保全部門の本来の仕事を考える
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文/羽根田 修
設備・保全部門の業務の見える化や業務改善活動を指導している際に、
問題意識の高いメンバー達から「急ぎの対応に追われて本来の仕事がで
きていない」ということをよくききます。
本来の仕事(あるべき姿)とはどういうものがあるでしょうか。いくつ
か紹介いたします。
1.トラブルや故障の原因追及
現状はトラブルや故障に対して壊れた部品を交換して完了といった対症
療法止まりになりがちです。
なぜ壊れたのか、なぜトラブルが起きたのか、その原因まで追求して、
元から断つまでがあるべき姿です(同様の設備に対して対策を水平展開
できたらなお良いです)。
ベテランの担当者は対症療法と原因療法の見極めが的確ですね。
2.購入品や工事費の妥当性の検証
同じメーカーの型番まで決まっている設備・部品類は購買部門が複数
見積をとってくれる工場が多いようです。緊急対応の場合は1社指定や
工事後の価格決定になりますが、高くついてもやむを得ないでしょう。
計画する設備投資案件をいつもの業者、いつもの部品でそのまま発注する。
これはぜひ再考して下さい。
同じ機能の別の製品がないか、もっと安い商社を入れて複数の見積がと
れないか、工事であれば自分で価格査定する(せめて原材料費と作業工
数はつかむ)など、少しでも安くなるように努力したいものです。
価格のセンスは努力を重ねていかないと身に付きません。
3.予備品管理
まだ使えるから、もしかしたら使うかもと考えて、たくさんの部品や
設備を倉庫に保管しがちです。床置きが多く、足の踏み場もない保全倉
庫もよく見かけます。
急ぎで使いたい部品に限ってない、遊休品を使おうとしたら壊れて動か
なかったというのは、よくある話です。
倉庫は必要なモノだけにして、遊休品はメンテしておく。誰が見てもわ
かるように表示し、必要在庫数の決定と確保をきっちりするのがあるべ
き姿です。
4.人材育成
トラブルや故障の原因追及方法、購入品や工事費の妥当性の検証の仕
方、予備品管理や点検のコツなど、若手に教えてあげたいが、教える方
も教わる方も残業が多く教育時間がとれないことが多いようです。
本来は人材育成の優先順位が高いはずですが後回し。もしくは勝手に育
って(放置)という状態ではないでしょうか。
以上、理想はわかっているけど、時間が取れない(残業になってしまう)
という現実に対して、ムダな作業・業務をそぎ落とし、本来すべき付加
価値の高い仕事の割合を増やすのが業務改善だと考えています。
時間がない、残業が多い職場の皆様、そのままにするより、一度立ち止
まって、まずは業務の見える化をぜひ考えてみて下さい。
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【お知らせ】働き方改革に向けた設備保全の残業時間削減セミナー
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* 長時間労働の公表条件が厳しくなり、工場は働き方改革=残業時間の
削減への対応が迫られています。
* 中でも設備保全部門(設備設計、メンテナンス)は生産の設備投資計画
やトラブル対応などにより残業時間が増えがちです。
* 弊社では設備保全にて残業時間削減の実績が多くありますので、効果
のある改善手法を解説します。
* 残業時間削減は個人では限界があります。課内や部内、他部門への調整
が必要になるからです。工場長、設備保全部長の参加をお勧めします。
【プログラム】
1.現状の問題点とあるべき姿
* 政府の働き方改革における企業の取り組み
* 設備保全部門の問題点
* 残業時間を削減して、あるべき姿へ
2.業務内容の見える化
* 業務内容の定量化方法
* 機能分析、考察による改善テーマの抽出
3.改善の視点
* 自部門、他部門の視点
* 効率アップ(会議、定常業務)、平準化(生産/機械/電計)、外注化
【日時】
2018/ 11/30(金) 10:00~12:00/14:00~16:00
担当講師:羽根田 修
開催場所:東京・赤坂見附。詳細は別途ご連絡いたします。
費用:1名のご参加につき 10,000円 当日現地支払
お申込方法:セミナータイトルとご希望の時刻をご連絡ください。
本メールへの返信、またはお電話で承ります。
03-3519-7337 荒柴まで(不在時は鶴田までお願いします)。
申込期限:2018月11月22日(木) 24時まで。
※参加人数により会議室を変更しますので事前申込は必ずお願いします。
※午前・午後ともに最少催行人数は3名様です。満たない場合には
開催を取りやめる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
多くの方のご参加をお待ち申し上げております!
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編集後記
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荒柴:光陰矢のごとし!! 今年もすでに10月、3ケ月で年末を迎えます。
“平成”最後の年末・年始を気持ち良く過ごせる様にラストスパート
で頑張っていきたいです。
羽根田:先週末は所属する吹奏楽団の定期演奏会でした。開場前から
行列ができ700名以上が来て下さったようです。ありがたいで
すね。演奏会後の打ち上げもとても盛り上がり午前様で帰宅で
した。
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工場長・製造部長のコスト削減マネジメント
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省エネ・品質改善・物流のコスト削減で利益創出体質を実現!
工場のコスト削減コンサルティングファームのコラム。
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■発行人:日本ビジネス革新コンサルティング株式会社 荒柴宏充
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