ジェイビックは、製造業の利益創出を力強く支援します

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工場長・製造部長のコスト削減マネジメント   vol.72 2015.07.22
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日本ビジネス革新コンサルティング株式会社(ジェイビック) 2,013部

このメルマガは、省エネ・品質改善・物流のコスト削減で利益創出体質を実現!
工場のコスト削減コンサルティングファームのコラムです。

先週の台風一過から、いよいよ本格的な夏到来です。
熱中症に気を付けたいですね!
今号の目次↓
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【ごあいさつ】個人の技術と会社としての技術
【メインコンテンツ】技術資源の有効活用2(Technology Resource Management)
【お知らせ】自社保有技術の棚卸しベーシックセミナー
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【ごあいさつ】個人の技術と会社としての技術
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文/羽根田修

読者の皆様は国家資格や技能検定をいくつかお持ちですか?

工場では管理や作業する上で必要とされる資格が多々あります。例えば資格で
は公害防止管理者や危険物、技能検定では玉掛、フォークリフト等があります。

上司の命令で、みんな持っているから、自分のキャリア形成等といった理由か
ら、仕事の合間を縫って、勉強や技能練習した経験があることでしょう。

私自身は環境・エネルギー方面の知識習得を目的にいくつか国家資格を
習得してきました。

国家資格は体系的に知識を習得するのに、とても効率的です。資格が自分の
キャリア形成の一部、顕在的な保有技術になっている面もあります。

しかし、会社としては個人の国家資格のような保有技術以上に、会社組織と
して競争力の源泉になっている技術・技能が重要です。

資格ではあらわせない特殊技術や技能があったり、それを組織として活用
していく仕組みが他社より秀でていないと生き残っていけません。

ところが、社内にいると当たり前のように受け止めてしまい、自分達では
気づかない、埋もれてしまっていることが多いです。

そういった組織の潜在的な技術を見える化するのはとても難しいのですが、
弊社では保有技術を見える化する体系的なプログラムがあります。

9月にベーシックセミナーがありますから、ぜひ参加してはいかがでしょうか。
【追伸】
7月10日に装置産業における5S教育の進め方ベーシックセミナーの講師を
させて頂きました。

職場で5Sを推進・定着させることに日々苦労されている方が多く、5Sの
マネジメントや教育・訓練計画の参考になったかと思います。

出席された皆様、ありがとうございました。またお会いできる機会を楽しみに
しております。

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【メインコンテンツ】技術資源の有効活用2(Technology Resource Management)
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文/城田靖彦
先回はTRMプログラムの生い立ちを中心に概要を紹介いたしました。今回
はTRM(Technology Resource Management)プログラムを導入された企業さん
が抱えていた問題点とTRM導入時の問題点をまとめてみました。
まず、企業さんが日頃から抱えていた問題として、

・技術が人(退職者など)と一緒に外部に出て行ってしまい、社内に残らない
・技術継承が限定的なため、開発生産にバラツキが出てしまう
・個人のノウハウがオープンにされず企業の技術として標準化できていない
・自社の技術ポテンシャルが曖昧である

・技能レベルで人に頼っており技術として確立していない
・各事業部の保有する技術が共有できておらず、開発ロスがある
・ユーザーのニーズに対して都度設計している。
・技術開発を行っているがなかなか製品として出来上がってこない

・技術を伝承継承するしくみがなく、担当者任せになっているところがある
・PRできる技術(内容)になっていない。技術をPRできない
・思ったより技術資源があるにもかかわらず、十分活用が出来ていない
・技術をベースにしたマーケティングも出来ておらず技術戦略が立てられない

などが挙げられます。このようなことから、これまで一度は社内で取り組んで
はみたものの、完結しないまま終わってしまっていたり、中断状態が長く続い
ていたりと、どうも思ったようには進んでいないようです。

その理由は保有していると思っていた技術を定義できず、追跡しきれないと
いった壁にぶつかってしまっているからかもしれません。
次に、TRMを導入した際に直面する問題としては、

(1)保有技術の棚卸しの場面で
・技術と技能が混在していて自社技術が特定できない
・技術区分が不明確で技術が定義できない
・技術の評価基準が無く、技術の訴求点が不明確

(2)保有技術のメカニズム解析の場面で
・真の保有技術が不明確で、技術の所有権も曖昧
・クレーム対応向けに開発された技術が多い
・売りの技術が分かっていない、勘違いしている

(3)テクニカルガイド素案作成の場面で
・技術のルーツや変遷、発案者がよく分からない
・技術を形成するメカニズムが十分に説明できない
・技能を技術に変換できない

(4)技術評価とポジショニングの場面で
・技術評価する為の判断情報が不足
・戦略的な判断が出来ない
・技術トレンドが把握されていない

(5)テクニカルガイド作成と継承段階で
・技術継承していくためのしくみがない
・教育指導方法がわからない
・データベースが整備されていない
などが挙げられます。如何でしたか?ここに挙げられた問題が意味するところ
は一体何か?改めて自社の技術資源の有効活用の仕方について見つめ直してみ
ることも大事なのではないかと思います。

次回はTRMプログラムの構成とポイントを紹介いたします。

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【お知らせ】自社保有技術の棚卸しベーシックセミナー
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プログラム名 TRM (Technology Resources Management)

自社が保有する技術資源を顕在化し、技術開発の方向付け、安定生産等の
技術伝承方法など、事業における「技術資源の活かし方」を解説します。

【内容】
1.保有技術の棚卸しと技術定義の仕方
2.自社技術の特定と評価の仕方
3.技術戦略とロードマップの作成の仕方
4.技術伝承と継承の仕方
5.事業間での技術の共有化の仕方
6.自社技術の維持管理の仕方

【日時】
2015/9/11(金) 10:00~12:00/14:00~16:00

※いずれの回も2時間、同じ内容のセミナーとなります。
午前か午後をご指定下さい。

担当講師:城田靖彦

開催場所:東京都千代田区永田町2-14-2 山王グランドビル(弊社オフィス)
案内図→ http://jbic.co.jp/wordpress518ja/about.html

費用:1名のご参加につき 5,000円 当日現地支払

お申込方法:セミナータイトルとご希望の日付・時刻をご連絡ください。
本メールへの返信、またはお電話で承ります。
03-3519-7337 久保田まで(不在時は村松までお願いします)。

申込期限:9月4日 24時まで。
※参加人数により会議室を変更しますので、事前申込は必ずお願いします。
参加人数多数の場合、会議室の都合で締め切らせていただく場合がございます。

多くの方のご参加をお待ち申し上げております!

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編集後記
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羽根田:デスクトップパソコンの内蔵ハードディスクドライブが壊れたので、
自分で交換しました。内蔵HDDは2台にして常時コピーしていたおかげで
データの消失は免れました。

城田:12弦ギターを手に入れて弾いてみました。しかし3曲も引くと左手が
疲れてきます。そう、12弦あるから倍の握力がいるのでした。フーッ。。。

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E-MAIL:< tokyo@jbic.co.jp >

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■発行人:日本ビジネス革新コンサルティング株式会社 羽根田修
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