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工場長・製造部長のコスト削減マネジメント vol.211 2021.3.24
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日本ビジネス革新コンサルティング株式会社(ジェイビック) 3,955部
省エネ・品質改善・物流のコスト削減など、利益創出体質を実現!
工場のコスト削減コンサルティングファームのコラムです。
2回目の緊急事態宣言が解除になりました。しかし変異株の増加など
不安要素もまだまだ多く気を緩める事なく過ごしましょう。
今号の目次↓
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【ごあいさつ】DXに向けた人財育成メニューがまたひとつ増えました
【メインコンテンツ】プロジェクトマネジメントの活用‐2
ー DX時代に求められるプロジェクトマネジメント ー
【お知らせ】プロジェクトマネジメントの活用セミナー(オンライン)
ー DX時代に求められるプロジェクトマネジメント ー
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【ごあいさつ】DXに向けた人財育成メニューがまたひとつ増えました
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文/高田 真一
おかげさまで、DX時代に向けた企業の取組みを人財育成の面から支援
するJBICの教育メニューは、一段と広がりを見せています。
なかでも、「現場のデータ解析力向上」の取組みは、プロセスデータ
を教材に使用し、解析手法を学びながら品質/設備トラブルの問題解決
を目指しており、「強い現場」の新しいカタチを提示できたのでは?と
自負しています。
一方で、事業運営レベルでDX化を目指すことを課題とした場合、その
取組みを牽引できる人財の層が薄くなっていることにも目が向けられつ
つあるようです。
新工場建設や新製品開発に関わるプロジェクトは、既知の分野でもあ
るだけに、経験者のアドバイスを求めたり、過去の取り組みを参考にす
ることも可能ですが、DXを志向するプロジェクトには未知の領域も多く、
それらを当てにすることは困難です。
講師の横山は、大学で統計的品質管理からAIに至るまで、DXの基礎分
野の指導・研究に永く携わるとともに、プロジェクトマネジメント学会
の会長としても、産業界における手法の浸透に尽力してきました。
DXとPMの双方に通暁している専門家が、正統的かつ分かりやすく説明
する当セミナーにぜひご期待ください。
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【メインコンテンツ】プロジェクトマネジメントの活用‐2
ー DX時代に求められるプロジェクトマネジメント ー
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文/横山 真一郎
DX化では、データ活用の役割が大きくなります。そのため組織的にデ
ータ活用の成熟度を高めることが企業にとってとても重要になってきま
す。一般に、データ活用の成熟度合と企業業績は相関があると言われて
います。
また、昨今の情況からビッグデータの活用から新たな価値が生まれるこ
とも良くあります。しかし、何もしないで希望を達成することはできま
せん。優先順位を付けた目標をどのようにマネジメントするかが重要です。
プロジェクトマネジメントには、マネジメント力のレベルを示すものと
してCMMI(Capability Maturity Model Integration:能力成熟度モデル
統合)の考えがあります。属人的なマネジメントが繰り返されているレ
ベル1から、データに基づいて継続的に改善が図られているレベル5まで
の5段階で定義されています。
各企業あるいは部署が、データの活用においてどのレベルかを知ること
は大切です。
前回述べましたように、プロジェクトの大きな特徴は未経験の要素が
含まれていることにあります。DX化は未経験のことが多く、なかなか思
うように進んでいないのが現状です。企業はどのように目標を定め、そ
れを解決していけばいいのでしょうか。
その際に役に立つと考えられるのがプロジェクトマネジメントであり、
上述の成熟モデルです。個々の課題を解決するのではなくまず、どの部
署でも互いのデータが活用できるような環境整備が必要です。
次に適切な分析手法の選択と実行。さらに最適化と定着化へと進みます。
これらの一連のことをスムーズに行えるように支援するのがDX化と考え
ることができます。企業あるいは組織にとってデータは最も重要な資源
です。大切に扱わなくてはなりません。
ある課題に対してデータの活用方法を検討することはプロジェクトにお
いて重要な鍵になります。成熟モデルのレベルを想定して組織を見直す
ために、データ(あるいは情報)の扱い方と活用方法を検討すると言っ
てもいいかもしれません。
5/14(金)のセミナーでは、大きく次の2つ、
1.どのレベルを対象にデータの扱い方や改善を行うのか。その設定の方法
2.それぞれの課題に対してのプロジェクトマネジメントの方法
について考えてみましょう。
プロジェクトマネジメントの考え方は、多くの場面で利用することがで
きます。
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【お知らせ】プロジェクトマネジメントの活用セミナー(オンライン)
ー DX時代に求められるプロジェクトマネジメント ー
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現在、企業ではデジタル変革(DX)が重要なテーマになっています。
その導入や推進は大きな課題となります。それは正にプロジェクトです。
そして、そのプロジェクトの成否の鍵を握るのが、システム全体を俯瞰
できる「プロジェクトマネージャ」です。
では、DX時代のプロジェクトマネージャには、どのような能力が求めら
れるのでしょうか?
まず、DXとは何でしょうか。改めて確認してみましょう。多くの方の理
解では「デジタル技術を浸透させることで人々の生活をより良いものへ
と変革すること。さらに、既存の価値観や枠組みを根底から覆すような
革新的なイノベーションをもたらすもの」となっています。
しかしデジタル変革の重要性が叫ばれていて、多くの企業がそのことを
認識しながらも、抜本的な改革を実現できていません。さらに2025年ま
でにシステム刷新を集中的に推進する必要があると言われています。
これらのことは、2019年に経済産業省によって公開された「DXレポート」
に記載されています。
装置産業では、設備の老朽化や、熟練層から若手へのシフトに伴う技
能・技術の継承の難しさなどの問題を抱えています。そのため多くの企
業が、既存システムの保守と運用に人材を割かざるを得ず、そのため、
データ解析技術や最先端のデジタル技術を担う人材が不足しています。
一方、プロジェクトとは何でしょうか。今、新型コロナウイルスワクチ
ンの国内での接種が国民の注目を集めています。2月時点での計画は、
まず医師や看護師ら4万人に行われ、3月に残りの医療従事者370万人、
4月から65歳以上の高齢者3600万人に対象を広げ、その後、全国民へ広
げられます。これは、国を挙げた一大プロジェクトといえます。
企業が抱える上述の課題をプロジェクトとして捉えた場合、それを解決
していくためには、それぞれの分野の専門家や技術者、さらに複数の分
野に精通した経験者が必要です。
プロジェクトマネジメントは、このような種々の問題を解決し、さらに
新しいものを作り出すことを目的としたプロジェクトを成功に導くため
に開発されたものです。DX時代では業務改善のためのIT推進に限らず、
ビジネス展開を推し進める際にも必須の技術です。
DX時代の中で、ビッグデータの扱い方からビジネス展開まで、プロジェ
クトマネジメントの活用について考えてみましょう。
【内容】
1.プロジェクトマネジメントとは何か
2.DX化におけるプロジェクト
3.プロジェクトマネジメントのポイント
4.プロジェクトマネジメントの活用に関する提案
【日時】
2021/5/14(金) 午前の部 10:00~12:00 Zoomによるオンライン開催
午後の部 14:00~16:00 Zoomによるオンライン開催
*午前も午後も同じ内容です。
*お詫び:昨年11月にご案内したセミナー開催日が
上記に変更になりました。
担当講師:横山 真一郎
開催場所:オンラインにて
費用:1名のご参加につき 10,000円(消費税等込み)
支払い方法:*開催日3日前までに弊社指定銀行口座に振込
ご入金確認次第、招待URL等を送付します。
なお振込手数料は貴社ご負担ください。
お申込方法:本メールへの返信、またはお電話で承ります。
午前か午後かを明記ください。
03-3519-7337 荒柴まで(不在時は鶴田までお願いします)。
申込期限:2021月5月7日(金) 24時まで。
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編集後記
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高田:某居酒屋で同僚とちょうど1年ぶりのリアル飲み会を試みました。
マスク会食は変な緊張感があり、さっぱり酔えませんでした。。。
横山:2011年(平成23年)3月11日(金) 東日本大震災から10年が経ちま
した。その時私は東京で学会発表の最中の地震でした。帰宅して
被害の大きさに驚いたのを思い出します。被災地の復興は未だに
十分ではありません。コロナ感染はいつまで続くのでしょうか。
政治・経済や外交も不安が多く安心・安全な社会とは言えなくな
っています。今は、一人一人がすべきこと、できることを改めて
考える必要がありそうです。
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工場長・製造部長のコスト削減マネジメント
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■発行人:日本ビジネス革新コンサルティング株式会社 荒柴宏充
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