ジェイビックは、製造業の利益創出を力強く支援します

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工場長・製造部長のコスト削減マネジメント vol.217 2021.6.23
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日本ビジネス革新コンサルティング株式会社(ジェイビック) 3,997部

 省エネ・品質改善・物流のコスト削減など、利益創出体質を実現!
工場のコスト削減コンサルティングファームのコラムです。

 いよいよ64歳以下のワクチン接種も可能になりましたね。どんどん
接種率が上がって集団免疫が形成されることに期待です。

今号の目次↓
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【ごあいさつ】SDGsと5S
【メインコンテンツ】在庫管理における5S
【お知らせ】「装置産業における5S教育のあり方」セミナー
        ~工場長・製造部長のための5Sマネジメント~  
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【ごあいさつ】SDGsと5S
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                 文/荒柴 宏充

 SDGsは17の持続可能な開発目標として、2015年9月の国連サミットで
採択。2016年~2030年の15年間で達成すべき目標を掲げました。

直近は17の開発目標の中でも「13.気候変動に具体的な対策を」が大きく
クローズアップされ、温室効果ガス(GHG)の削減を目的としたカーボン
ニュートラル、CO2排出量削減に非常に関心が高まっており、弊社への
ご相談増えています。

 では5Sとの関わりはどうでしょうか?

 5Sは、仕事のバラツキをなくすことで質を高める。品質や生産性そし
て安全性向上にも効果があります。
また活動通しては職場の活性化やモチベーションアップ、リーダー育成
などにも生かされています。

5Sを全社で徹底して展開することで、社内基準やルールの統一、共有化
がはかられ企業全体のチーム力向上に寄与出来るでしょう。

SDGsの関わりでは、特に「8.働きがいも経済成長も」や「9.産業と技術
革新の基盤をつくろう」、「12.つくる責任つかう責任」などに展開可能
と考えられます。

5Sは見方を少し変えるだけでSDGsにも十分対応可能な取組みになるので
はないでしょうか。大きな投資を伴うテーマもありますが、地道な活動で
も社会の要請に貢献できることが5Sの強みではないでしょうか。

 このコロナ禍においてもコンサルティング依頼が途切れることのない、
JBICの5S教育にご注目ください。

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【メインコンテンツ】在庫管理における5S
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                 文/田中 豊文

 製品在庫における整理、整頓は各社それなりには行われていますが、
整理にしても、明確に定義されていない企業があります。不動在庫、長
滞品などは、製造日から何か月滞留している製品は、長滞品とすると多
くの工場では定義されています。それだけでは整理として不十分であり
ます。
 製品在庫を在庫として、機能している在庫と機能していない在庫と区
別できるようにすることが必要です。まずは、機能している在庫を根拠
として明確にして設定することです。

 機能在庫に必要な設定項目は、安全在庫(最小在庫)、MAX在庫です。
 安全在庫の設定は、出荷データの変動を吸収できるように最小限持つ
在庫量になります。そのデータを統計学で設定すことになりますが、今
までのコンサルの経験からその数値は、0.25か月~0.5か月程度にな
ります。MAX在庫は、安全在庫+1回当たりの生産量になります。現状の
在庫量がMAX在庫より多い在庫は、過剰在庫となります。過剰在庫を減少
させる方法は、生産計画における、生産量を調整することです。また機
能していない在庫として、先ほどの不動在庫、長滞品の区分以外にも、
長滞品予備群として区分している会社もあります。整理として必要なこ
とは、在庫を定義に基づいて区分化することです。

製品在庫としての整頓は、不動在庫、長滞品は現物管理として、別途
保管場所を設定することが必要です。処分や販売促進が早期にできない
場合は、保管場所を保管費の安い倉庫に移庫することが必要です。

 また、多くの工場では、各製品が最適な保管場所に置かれていないこ
と見られます。運搬距離が短く、また入出庫の頻度が多い製品が最適な
場所に置かれているか、などの見方で整頓をすべきですが、実際は日々
の作業に追われて、いつの間にか最適な保管場所になっていません。

 最適な保管場所を維持運営するための、ルールと担当部門と担当者を
躾として確立する必要があります。課題は、倉庫の作業は請負会社が行
っている工場が多く、請負会社にお任せになっています。そのため発注
者側が業務監査する仕組みを作るとともに、請負作業として今までの作
業範囲外であれば、別途その対価を支払わなけれなりません。

 このように製品在庫管理の5Sを進めようとすると、工場内の各部門や
関係会社と共同で取り組む体制が要ります。製品在庫管理の5Sを実施す
えば、在庫の削減、構内作業コストの削減など経営効果が明確に現れま
すので、工場として優先度の高い課題として取り組んでいただきたいと
思います。

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【お知らせ】装置産業における5S教育のあり方セミナー
       ~工場長・製造部長のための5Sマネジメント~
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 工場の5Sは現場力強化の基本と言えますが、近年5Sレベルが下がって
いる工場が多くなっています。

5Sレベルが低い工場の特徴は、現場が5Sを理解していない、管理者の5S
チェック力が低いといえます。5Sレベルを上げるには「教育」が最も大
切です。教えて、実践させて、チェックするサイクルを繰り返していく
必要があります。

現場をどのように教育して、どうチェックするかをまず管理者が理解し
ないと現場の5Sレベルは上がりません。

そこで、プロセス産業に適した5S活動の活性化と定着のための仕組みづ
くり、現場力強化のポイントを解説します。

5Sは残業時間削減にも有効な手法ですから、貴社の5Sマネジメントの
参考としてください。

【内容】
1.現場力強化は5Sが基本である
2.5Sのマネジメント
3.5S概論(教育内容)
4.5S定着の仕組みづくり

【日時】
2021/ 7/ 9(金)  午前の部 10:00~12:00 Zoomによるオンライン開催
         午後の部 14:00~16:00 Zoomによるオンライン開催
         *午前も午後も同じ内容です。
        
担当講師:羽根田 修

開催場所:オンラインにて

費用:1名のご参加につき 10,000円(消費税等込み)

支払い方法:*弊社指定銀行口座に振込。口座はお申込み後連絡します。
       ご入金確認次第、招待URL等を送付します。
       なお振込手数料は貴社ご負担ください。

お申込方法:本メールへの返信、またはお電話で承ります。
午前か午後かを明記ください。
      03-3519-7337 荒柴まで(不在時は鶴田までお願いします)。

申込期限:2021月7月2日(金) 24時まで。

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編集後記
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荒柴:早めにワクチン接種をうけたいのですが、64歳以下の接種券が届
   きません。街頭インタビューで若い方が接種をうけたと答えてい
   るニュースを見るとちょっと羨ましいです。

田中:義理の母親のワクチン接種で付き添いましたが、やはり2回目は色
   々と、副反応として37.6度と翌日にでました。解熱剤は予め用意
   をした方がいいようです。
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