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工場長・製造部長のコスト削減マネジメント vol.224 2021.9.29
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日本ビジネス革新コンサルティング株式会社(ジェイビック) 4,011部
省エネ・品質改善・物流のコスト削減など、利益創出体質を実現!
工場のコスト削減コンサルティングファームのコラムです。
今月末で緊急事態宣言および重点措置が4月以来約半年ぶりに全面解
除される運びとなりました。少し「ほっと」しますね。
しかしコロナが終息した訳ではないので油断は禁物です。
今号の目次↓
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【ごあいさつ】既存システムに飽き足らない経営層はご期待ください
【メインコンテンツ】 DX時代の企業の取組 2
【お知らせ】DX時代の企業の取組セミナー
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【ごあいさつ】既存システムに飽き足らない経営層はご期待ください
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文/高田 真一
当メールマガジンは、そのタイトル通り、工場長と製造部長を主たる
読者層として、私たちのコンサルティングの専門分野であるものづくり
の改善・改革の記事をお届けしてきました。
2018年頃からは、AIおよびIoTのものづくりへの適用事例が話題となる
につれ、AIの基礎ともいうべき統計的品質管理やデータ解析に関するセ
ミナーを通して、データに強い人財育成のメニューを加えてきています。
当時は、「AIを使ってビッグデータを解析する」というような手段論
が先行していましたが、DXの概念が浸透するにしたがって、ここ最近、
DX時代における経営の在り方そのものが問われています。
そこで、11月5日のセミナーでは、ものづくりや業務プロセスの効率
化の枠にとどまらず、企業経営にDXをどう活かすべきか?という観点か
ら内容を企画しました。
講師の横山は、大学で経営工学の講座を持つ傍ら、データ解析の専門
家として、早くから企業経営におけるデータ活用の可能性を追求してき
た実践派です。
経営層をはじめ、事業責任者である事業部門長クラスや企画、システム
部門の方たちにも関心を持っていただけるものと思います。
是非ご参加ください。
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【メインコンテンツ】 DX時代の企業の取組 2
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文/横山 真一郎
DX推進のために最近の企業の導入状況から自社導入のヒントを学ぶこ
とは有効でしょう。しかし、単なる模倣では上手くいくはずはありませ
ん。
DX推進のステップを理解して、DX推進の目的と目標を定め、資源の見直
し、データ活用の基本的考え方の理解から始めましょう。
AIの活用さらにDX導入のために、「何をして良いかわからない」とか
「計画がうまく進まない」などの話を耳にすることがあります。さらに
導入を試みたいくつかの企業では、「思ったほどの成果が上がらない」、
「運用のための人員やコストの負担が大変」また「オペレータをはじめ
従業員が新しいシステムを活用しきれない」などの問題も顕在化してき
ているようです。
ではDX推進のためのステップとはどのようなものでしょうか。一緒に
考えてみましょう。データ活用の観点から以下のことが挙げられます。
1. 推進をプロジェクトと考え目的を明確にする
データ活用で解決可能な目標を設定することが大切です
2.業務のデジタル化を見直し、業務全般の情報の共有化を進める
3.業務の効率化を図る
デジタル化することで従来の個別作業の効率化を進める
4.IT技術を活用した組織化を検討
クラウドやAIなどを駆使し別の作業と組み合わせて組織の連携を
進める
5.品質向上を含む経営の最適化
経営戦略として最終的に新しい価値や新しいビジネスを企画し評
価する
企業内や事業内では、同じ企業文化であっても業務や情報伝達に使わ
れる方法や言葉が異なる場合があります。また、データ分析に対する技
術も取り組み方も異なる場合があります。やはりDX推進のためには、基
礎を固める準備段階が必要です。
まずは改革の目的を明確にしましょう。安易な導入や過度な期待は禁物
です。
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【お知らせ】DX時代の企業の取組セミナー
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新型コロナが猛威を振るう中、DXを推進するのは正にこの時と思って
いる企業は少なくないようです。しかし、経済産業省のDXレポートをは
じめ種々の報告書によれば、企業が実際にDXを推進しようとしても、DX
を考えた組織づくり、DXを有効とするためのデータ整備、部門間の統合
など、考えることが山積みで、どのように進めたらいいのかわからない
ことが多いようです。
確かに、新型コロナによる企業の事業継続の危機に対して、テレワーク
をはじめとした社内のITインフラや就業に関するルールを迅速かつ柔軟
に変更して、環境変化に対応できた企業と、対応できなかった企業の差
が拡大しています。
これから、DX推進を考えている企業は、既に推進している企業から、そ
の解決策やヒントを学ぶこともできるでしょう。
まず、DXのイメージについて考えてみましょう。企業が抱える課題を、
IT技術やAI技術が何でも解決してくれると思っているのではないでしょ
うか。
さらに、老朽化・複雑化・ブラックボックス化した既存システムがDXの
推進の障壁となっていると言われています。
DX後進国といわれる日本は、「IT活用が守り型」と言われています。
そのため、短絡的に「DX=老朽化した現在のシステムを刷新する」と考え
る向きがあります。しかしこれは正しくありません。また、「現時点で
競争優位性が確保できている企業=これ以上のDXは不要」と考えるのも
適当ではありません。
一方、デジタル技術を活用し、革新的なビジネスモデルを生み出すDXに
取り組む企業が増えています。革新的なビジネスモデルを実現するには、
単なるAI技術の導入や業務効率化にとどまらず、社内の仕事の進め方を
全般的に変える必要があります。
大切なことは、目的を持って計画的にDXを進めることが大切です。また、
DXの進め方にはいろいろなタイプがあります。DX専門の組織を置く企業
もあるようです。組織化もいろいろ考えられます。
そこで、以下のような内容でDXの推進を考えてみてはいかがでしょうか。
【内容】
1.DX(Digital Transformation)推進の背景
2.DX導入のステップ
3.DXを推進する組織づくりと課題
4.課題解決に向けての考え方
【日時】
2021/11/ 5(金) 午前の部 10:00~12:00 Zoomによるオンライン開催
午後の部 14:00~16:00 Zoomによるオンライン開催
*午前も午後も同じ内容です。
担当講師:横山 真一郎
開催場所:オンラインにて
費用:1名のご参加につき 10,000円(消費税等込み)
支払い方法:*弊社指定銀行口座に振込。口座はお申込み後連絡します。
ご入金確認次第、招待URL等を送付します。
なお振込手数料は貴社ご負担ください。
お申込方法:本メールへの返信、またはお電話で承ります。
午前か午後かを明記ください。
03-3519-7337 荒柴まで(不在時は鶴田までお願いします)。
申込期限:2021月10月29日(金) 24時まで。
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編集後記
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高田:企業先とのオンラインでの面談にもそれなりのメリットがありま
すが、やはり、突っ込んだ話は訪社・対面による面談が勝ります。
緊急事態宣言解除を受け、その場面が増えることが楽しみです。
横山:コロナ感染で社会生活や構造が大きく変わった感じがします。
自粛が長く続いて、自宅での仕事や学習も工夫がなされるように
なりました。作業場や移動手段が変わり、家族との楽しみ方や友
との関わり方が様変わりしました。仕事帰りの連夜の懇親会に替
わり、家族と過ごす時間が増え、音楽や映画に触れる機会が増え
ました。
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工場長・製造部長のコスト削減マネジメント
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省エネ・品質改善・物流のコスト削減で利益創出体質を実現!
工場のコスト削減コンサルティングファームのコラム。
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