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工場長・製造部長のコスト削減マネジメント vol.201 2020.10.21
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日本ビジネス革新コンサルティング株式会社(ジェイビック) 3,926部
省エネ・品質改善・物流のコスト削減など、利益創出体質を実現!
工場のコスト削減コンサルティングファームのコラムです。
寒暖の差が大きくなる日が増えて来ました。衣替えの季節ですね。
風邪を引きやすい時期でもあります。今年は例年以上に体調管理に気を
付けましょう!!
今号の目次↓
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【ごあいさつ】構内物流見直しませんか!!
【メインコンテンツ】構内物流における取り組み方
【お知らせ】「構内物流の最適化に向けて」セミナー開催のご案内
(オンライン開催)
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【ごあいさつ】構内物流を見直しませんか!!
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文/荒柴 宏充
今週末に開催する「構内物流の最適化に向けて」セミナーへの申込み
が好調です。
テーマは構内物流改善ですので決して目新しいものではありません。
今更と思われる方もいらっしゃるでしょう。しかしながら広い敷地内に
いくつもの製造設備・建屋や製品倉庫を有している装置産業様では常に
見直しを必要とするテーマであると考えています。。
以前は「物流部」「ロジスティックス部」そして「SCM部」など名称
は様々ですが、物流全体を統括しコントロールする部署がありました。
しかし事業構造変革によりアウトソーシングの対象として縮小され人材
も投入されなくなりました。
それでも社内に物流の詳しい方が残っている間は何とかなっていました
が数年もすると詳しい方々の配置転換や退職等に伴いノウハウや実態を
把握している方がいない状況となり、そのまま今日まで来ている企業は
非常に多いと思われます。
特に構内物流は、主管が製造部門の企業も多く、また子会社や請負会社、
物流会社等々が関わる複雑な構造になっているため、どこから手を付け
たら良いのか分からないままで放置されやすい課題です。
今号までの4回にわたるメルマガ連載を通して、弊社の構内物流改善
に向けた経験やノウハウの豊富さを多少なりともご理解頂けたのではな
いかと考えております。
弊社のコンサル実績から構内物流改善は成果・効果がハッキリと出やすい
テーマでもあります。
この機会に今一度見直しをして見ませんか!!
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【メインコンテンツ】構内物流における取り組み方
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文/田中 豊文
構内物流における作業は、多くは請負企業が行っていますが、その企
業とどのような関係であるべきかが、非常に重要です。
一般的には、以下の3項目の関係になります。
1、下請け管理(温情家族主義、経営に介入)
2、外注管理(相互利益主義、分業専門家)
3、購買管理(契約主義、経済第一主義)
以上3項目のうちどこに該当するか検討すべきですが、いままでこの
ような議論が歴代の工場幹部のなかで議論されてこなかったため、曖昧
になっています。多くの工場では2、の外注管理になりますが、実際の
管理は、下請け管理になったり、購買管理になったりして、一貫性がな
いことがよくあります。
外注管理では、請負会社を分業専門家として育成することが、発注者
側として、マネジメントをする必要です。そのために構内物流の効率化
においても、参加させて取り組むことが望ましいと思います。
活動前に、効率化の効果を請負業者にも還元するインセンティブを説
明しておいた方が、活動を円滑になります。その条件で請負業者の管理
監督者をに入れて取り組みます。
最初に行う作業は、作業時間の調査です。発注者側が行う方法と請負
業者が行う方法の二通りあります。問題はそのデータの正確性と納得が
得られるかであります。
特に発注者のデータを請負業者に納得させるには、時間がかかり、合
意至らないことも多々あります。そのデータに客観性を持たせるために
もビデオなどで説明する必要があります。納得が早くできるのは、請負
業者の管理監督者によるデータを発注者側が精査する方がスムースにで
きます。
その上、実態調査する中で、現状の問題点を自ら発見したり、改善点
も発案するなど、人材も育成されることになり、定性的な効果もあり、
活動後、日々の日常業務でも、更なる改善活動が期待でき、発注者側に
利益を貢献すると思います。
問題は出ても、なかなか改善案まで至らないこともありますが、育成
するスタンスでアドバイスをして、改善案を作りこんでほしいと思いま
す。
インセンティブは、改善案が実施してその効果を確認してから、効果
額を還元します。その効果額から投資がある案件は、その投資コストを
年換算して効果額から減算してインセンティブの額を決めます。このよ
うな制度を決めていかなければ、継続的に請負会社の改善活動は維持発
展しないと思います。請負会社とWIN-WINの関係を築き、今後とも改善活
動が継続できるように仕組みを築く必要があります。
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【お知らせ】「構内物流の最適化に向けて」セミナー開催のご案内
(オンライン開催)
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物流部門は、製造から製品が入庫されて、ユーザーまで届けるところ
まで、役割を担っています。しかしながら、製造と営業から指示されて、
その後の処理を行うことが、日常的に行われているため、いつのまにか
受身的な仕事になっています。
その結果構内における、倉庫の不足するごとに、倉庫を見つけて、継
ぎ足し継ぎ足しで増設してきた経緯があります。
構内の在庫を最適化するために、構内倉庫の在庫能力の把握や適正在
庫量及び適正場所化の設定など十分な検討がなされていない状況です。
また物流作業において、労働力不足もあって、物流部門の残業時間が
多く、働き方改革で作業時間を削減しなければいけないなどの背景もあ
って、最近構内物流の最適化のニーズが多くなってきました。
今回のセミナーはそのためには、どのような考え方で、取り進めるか
の概要を説明します。
【主な内容】
1.構内倉庫の在庫の最適化
2.構内物流マップの見える化
3.最適化の狙い
4.取り進め方
【日時】
2020/10/23(金) 午前の部 10:00~12:00 Zoomによるオンライン開催
午後の部 14:00~16:00 Zoomによるオンライン開催
*午前も午後も同じ内容です。
担当講師:田中 豊文
開催場所:オンラインにて
費用:1名のご参加につき 10,000円(消費税等込み)
支払い方法:*開催日3日前までに弊社指定銀行口座に振込
ご入金確認次第、招待URL等を送付します。
なお振込手数料は貴社ご負担ください。
お申込方法:本メールへの返信、またはお電話で承ります。
午前か午後かを明記ください。
03-3519-7337 荒柴まで(不在時は鶴田までお願いします)。
申込期限:2020月10月16日(金) 24時まで。
※午前・午後ともに最少催行人数は3名様です。満たない場合には
開催を取りやめる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
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編集後記
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荒柴:手洗い・マスク・消毒がすっかり習慣化しました。また4カ月前
からほぼ毎日体温を測り記録しています。これからも怠らず油断
しないで過ごしたいです。
田中:最近インフルエンザの予防接種を行いましたが、予防接種する方が
非常に多いようです。医者から言われましたが、品切れになるかも
知れないという事でした。
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E-MAIL:< tokyo@jbic.co.jp >
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工場長・製造部長のコスト削減マネジメント
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省エネ・品質改善・物流のコスト削減で利益創出体質を実現!
工場のコスト削減コンサルティングファームのコラム。
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■発行人:日本ビジネス革新コンサルティング株式会社 荒柴宏充
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