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工場長・製造部長のコスト削減マネジメント vol.3 2012.11.14
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日本ビジネス革新コンサルティング株式会社(ジェイビック) 454部
このメルマガは、省エネ・品質改善・物流のコスト削減で利益創出体質を実現!
工場のコスト削減コンサルティングファームのコラムです。
今回は事業体質改革を得意とする城田先生の業務改善のコラムです。
今号の目次↓
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【ごあいさつ】全日本能率連盟主催の論文発表大会
【メインコンテンツ】業務改革・改善の在り方を問う
【視点】分析の結果は技術情報の構築に
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【ごあいさつ】全日本能率連盟主催の論文発表大会
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文/城田 靖彦
この数年のトレンドとしてJBICでは「しくみの再構築」による業務改革
のお手伝いをする機会が多くなってきています。その取組みの中で中堅クラス
のリーダー育成も期待されています。
今回は全日本能率連盟主催の全国能率大会の「優秀論文発表大会」で
『業務改革』のコンサルティングトレンドを追いました。
そのポイントとJBICの対応についても簡潔にご紹介致します。
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【メインコンテンツ】業務改革・改善の在り方を問う
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文/城田 靖彦
今回の全国能率大会の論文テーマは
「今こそ、企業価値創造への好機」でした。
今回の論文の特徴は、コンサルティング、教育研修を通じて業務改善・活性
化を図っていくといった点が挙げられます。
主な発表の内容と特徴を紹介します。
1.若手・中堅社員の自律度を分析し、対策を講じながら自律度診断(自己診
断)を通じて計画的に教育し、自律型社員に育成していくことで職場力を高め
ることを目指したもの。
2.新規事業開発を研修テーマの切り口として、経営目線で新規事業テーマを
考え出してプランを策定していくといった研修方法でリーダー的存在となる社
員に育成することを狙ったもの。
3.業務改善の進め方を業務種別ではなく仕事種別(例えば、会議・メール時
間・資料作成時間など)で分析し、働き方そのものを変えていくことでオフィ
スワーク能率向上を目指すもの。
4.中国における労働環境改善のNo1の改善要望は賃金、No2の改善要望は食堂
の在り方となっており、人事・総務面での対応策で、食の安全性、メニュー、
価格、味といった食堂の改善によって要望を満たすもの。
いずれのテーマも実践的に運用されており、クライアントからは良い評価を
頂いているようです。内容的には今の時代感を反映した内容となっているもの
であると感じました。
さて、先に述べたように私も業務に関する改善のお手伝いをさせて頂いてお
りますが、基本的な考え方としては「体制やしくみ」に着目しています。
その点からすると、業務改革のイメージに近いかもしれません。
そして、業務改善は無駄を見つけ出して除いていく方法もありますが、まず
やるべきこと、価値ある仕事を見つけ出し、あるべき姿を描き、そこに向かっ
て変えていくことに注力していくと、その結果、自ずとムダがなくなるという
考え方を採用してしています。
従って、
(1)しくみレベルの変革
(2)システムレベルの変革
(3)業務レベル
の変革の順に業務プロセスを変えていくことで業務価値を高め、以下、
(4)作業レベルの改善
(5)動作レベルの改善
と細かくとらえていく。といった具合に組織運営体制やしくみ全般から順に部
門、課、個人と細かく捉えていきます。
実際には上流系である(1)~(3)の取り組みで大きな成果が得られます。
これまでにも、多くの業務改革、改善を進められてきたと思いますが、
今一度その進め方について考えてみてはいかがでしょうか?
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【視点】分析の結果は技術情報の構築に
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文/城田 靖彦
皆さんは、改善時の分析結果を改善の視点だけに活用していませんか?
機会損失の発見のために、工程を分析していくと実は分かっていなかったこと
が沢山出てきますよね。
例えば、省エネルギーや生産性向上、品質改善などでは、各工程で使用して
いるエネルギー量とか、各工程での運転管理基準や条件とか、工程設備の設計
意図とか・・・
そして、実態を調査し始めます。すると今まで意識していなかった生産・製
造技術情報がいろいろと集まってきます。
実はこれらの情報ってモノ造りにおいて大切なノウハウでなのです。
それだけに、これらの情報を改善だけの為に使うのはもったいないですね。
改善結果を反映させながらこれらの生産・製造技術情報を生産技術者や現場
作業者へ伝承し、工程設計や設備設計、運転管理等に活かせるように出来たら
素晴らしいですよね。
生産技術の棚卸と併せて分析調査情報を整備していくとより効果的に活用で
きますよ。
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編集後記
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城田:電子ドラムを練習していて右腕を痛めたので、30年ぶりにギターを引っ
ぱり出して来て懐かしのフォークソングなどを弾いていたら、今度は左
手の指先が痛くなりました。。今度は何を弾こうか悩んでいます。
羽根田:山形県に初上陸しました。平田牧場のトンカツと比内地鶏、きりたん
ぽ鍋と弾丸出張が多い中、珍しく美味しいものを頂けました。
毛利:お寿司屋さんで食べるネギトロの「ネギ」は、「葱」のネギではないと
という説があるそうです。マグロの皮や筋からこそげ取った脂の多い身
のことを「ネギトロ」と呼びますが、こそげ取ることをお寿司屋さんで
「ねぎ取る」と呼んでいたことに由来するようです。職人用語ですね。
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工場長・製造部長のコスト削減マネジメント
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省エネ・品質改善・物流のコスト削減で利益創出体質を実現!
工場のコスト削減コンサルティングファームのコラム。
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■発行人:日本ビジネス革新コンサルティング株式会社 羽根田修
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