ジェイビックは、製造業の利益創出を力強く支援します

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工場長・製造部長のコスト削減マネジメント  vol.138 2018.3.21
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日本ビジネス革新コンサルティング株式会社(ジェイビック)

 省エネ・品質改善・物流のコスト削減で利益創出体質を実現!
工場のコスト削減コンサルティングファームのコラムです。

 暖かさと共に一気にスギ花粉も飛散をはじめました!!
インフルエンザの次は花粉症。マスクとティッシュが手放せないですね。

今号の目次↓ 
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【ごあいさつ】設備部品の最適予備品管理のすすめ
【メインコンテンツ】設備機器の最適予備品管理の取り組み 1
【お知らせ】装置産業における予備品管理セミナー
      ~在庫管理とそのためのデータ蓄積と活用方法~
【コンサルタント募集のお知らせ】
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【ごあいさつ】設備部品の最適予備品管理のすすめ
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文/青木 俊造
 
 コンサルティングの仕事でお客様のところに訪問すると、様々な課題
をお伺いするのですが、製造業、とりわけ装置産業で、意外に課題と認
識されていないテーマがあります。

それは原材料や製品の在庫、或は設備を構成する部品の交換用予備品の
在庫に対し、何らかの管理基準を設けて、適正な管理をされていますか、
管理基準がないがために過剰在庫になっていませんか、という課題です。

 前者については、SCM強化に向けた取り組みの中で、以前に取り上
げましたので、今回は後者にスポットを当てたいと思います。

 とあるお客様で、設備部品の交換用予備品はどのように決めておられ
ますかとお伺いすると、部品の予備品数量は、製造部門が安全・安定操
業を、技術部門が歩留の向上、安定品質供給を、設備保全部門がコスト
をかけない設備管理を目指している中で、各部門長の力関係や、リスク
管理の観点での部門間のせめぎ合いで決まる、のが現場実態とのことで
した。

 巨大な設備を要する装置産業では、「生産設備の安定稼働」が「品質
の安定」や「生産性向上」の大前提であり、設備保全やメンテナンス業
務が重要なことは言うまでもありません。

それでも万が一、設備を構成する部品が故障した場合、交換部品である
予備品がなければ、設備そのものが停止してしまい、大きな休止損失を
招きかねません。

事後的に部品を発注しても想定外に工期がかかり、生産ラインの停止が
長引くこともあります。

 このため、生産停止時間を最小にするために、交換用予備品の在庫を
常に準備しておく必要がありますが、何をどれだけ準備するか、いつ取
り換えれば良いかの基準がなければ、あらゆる種類の予備品在庫を大量
に保持することになります。

倉庫設備費や保管費の増大もさることながら、経営の観点からもROA
の向上やキャッシュフローの改善を図るためにも、コストダウンに繋が
る予備品の最適な在庫管理が必要です。

 JBICでは、膨大な設備部品を、予防保全の観点から管理すべき部
品と、事後保全で大丈夫な部品にどのような基準で区分すべきか、予め
部品毎に何らかの取り換え基準を設定できないか、設備の保全マンがど
こを重点的に点検監視すれば良いか、などでお悩みのお客様に、基準在
庫の設定による最適な在庫管理の仕組みをご提供致します。

 

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【メインコンテンツ】設備機器の最適予備品管理の取り組み 1
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文/横山 真一郎

 設備は人間の体に例えられます。人が健康であるためには日頃の健康
管理が必要です。人が衰えるように設備も劣化します。

若いときにがむしゃらに働き、次第に病気や足腰に故障が出始めます。
そのためよく利用する薬は、家庭常備薬として確保して置くでしょう。

一方、手に負えない場合には,病院のお世話になります。しかし、その
治療や人間ドックのお世話になる病院で、もし肝心なときに検査機器が
壊れたり、不慣れな担当者であったりしたら驚きです。
あるいは薬局に急ぎの薬がなかったりしたらどうでしょう。その後その
病院や薬局は利用されなくなるでしょう。

しかし、全ての検査機器を冗長で持つことは出来ませんし、薬を揃える
のにも限りがあります。計画的に効率よくバックアップしなくていけま
せん。

 製造業の設備も同じです。設備を構成する機器や部品が故障した際に、
交換部品の予備品がなければ、設備そのものが停止してしまい、生産ラ
インの停止による大きな休止損失や社会不安を招きます。損失を減少さ
せるためには予備品管理を正しく行う必要があります。

では、どのようにしたらいいのでしょうか。
揃えるべき部品はどのように決めるのでしょうか。
保管や調達はどのようにしたらいいのでしょうか。

それは所謂在庫管理です。

多くの企業ではまだ経験に頼って管理しているのではないでしょうか。
最適な予備品管理や在庫管理が行われたら費用削減が期待できるので
しょう。
また、予備品の使用状況から装置の弱点が見えてきます。最適な管理は、
日頃のデータの蓄積と分析そして管理から行うことができます。自社の
データに基づいて、部品の寿命予測や調達のタイミングを図ることが可
能です。

その仕組みつくりについて考えてみませんか。

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【お知らせ】装置産業における予備品管理セミナー
      ~在庫管理とそのためのデータ蓄積と活用方法~
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 巨大な設備を要する装置産業は、部品の故障による生産ライン停止を
避けなくてはいけません。

生産活動は稼働率100%を目指して行われます。休止時間が長くなること
は、労務費の無駄やエネルギーコストなどを生じます。

生産停止の時間を最小にするために予備品を準備します。その予備品は、
常備品と個別計画品に分けて考えることができます。
では常備品と個別計画品はどのように決めるのでしょうか。
また在庫管理はどのようにしたら良いのでしょうか。

企業の損失を減少させるためには、予備品を一品ごとに目的にしたがっ
て分類して、それぞれの使用データが集め易いようにすることとデータ
の活用方法を検討することが大切です。

【内容】
1.予備品管理の必要性と目的
2.常備品と個別計画品
3.在庫管理と在庫基準の決め方
4.在庫品の使用データと活用

【日時】
2018/5/18(金) 10:00~12:00/14:00~16:00

担当講師:横山 真一郎

開催場所:東京・赤坂見附。詳細は別途ご連絡いたします。

費用:1名のご参加につき 10,000円 当日現地支払

お申込方法:セミナータイトルとご希望の時刻をご連絡ください。
 本メールへの返信、またはお電話で承ります。
 03-3519-7337 田中冠(はじめ)・荒柴まで(不在時は鶴田までお願いし
 ます)。

申込期限:2018月 5月11日(金) 24時まで。
※参加人数により会議室を変更しますので事前申込は必ずお願いします。
※午前・午後ともに最少催行人数は3名様です。満たない場合には
 開催を取りやめる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

多くの方のご参加をお待ち申し上げております!

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【コンサルタント募集のお知らせ】
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 弊社では現在コンサルタントを募集しております。
また随時説明会も開催しております。応募の有無にかかわらず、弊社
の説明を聞きたい、知りたい、という方、是非お問合わせください。

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編集後記
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青木:今年は明治維新150年の節目の年にて、大河ドラマの「西郷どん」
   を楽しみに見ていますが、明治維新で日本の近代化や文明開化が
   始まったとの通説に、異論や見直しも出始めており、歴史好きに
   は堪えられない1年になりそうです。

横山:はっきりしない天気が続いていますが桜の季節になってきました。
   街の様子も明るくなった感じです。9月入学も検討されているよう
   ですが、やはり日本の新学期は4月がいいですね。

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 E-MAIL:< tokyo@jbic.co.jp >

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 工場長・製造部長のコスト削減マネジメント
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省エネ・品質改善・物流のコスト削減で利益創出体質を実現!
工場のコスト削減コンサルティングファームのコラム。
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■発行人:日本ビジネス革新コンサルティング株式会社 荒柴宏充
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