ジェイビックは、製造業の利益創出を力強く支援します
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工場長・製造部長のコスト削減マネジメント   vol.48 2014.08.06
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日本ビジネス革新コンサルティング株式会社(ジェイビック) XX部
このメルマガは、省エネ・品質改善・物流のコスト削減で利益創出体質を実現!
工場のコスト削減コンサルティングファームのコラムです。
 もうすぐお盆休みですね。休暇の人、工事を抱えている人、それぞれ仕事に
一区切りつける時期ではないでしょうか。
今号の目次↓
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【ごあいさつ】企業文化の「見える化」
【メインコンテンツ】解決力を向上させる教育の進め方
【お知らせ】装置産業における慢性不良へのアプローチ
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【ごあいさつ】企業文化の「見える化」
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文/田中 豊文
 今まで多くの企業でコンサルティングを経験していますが、それぞれ企業文化が
異なります。
例えば他社ではまだやっていないからこの案を実行しようとする会社ばあれば、
他社がこの案は実施していないから止めようとする企業もあります。
このように管理者のマネジメントスタンスに差異がありますが、それは企業文化の良し、
悪しです。
 しかしながら、大多数の管理者は、自社の企業文化の良さ、悪さに気付きにくいです。
そこで、管理者の方々を集めて、KJ法(事象を1つずつ書き出し、グルーピングする
ことで、関連性を図解する技法)にて自社の企業文化の良さ、悪さを「見える化」
してみると新たな発見があり面白いと思います。
「見える化」を行って、管理者のマネジメントスタンスに反映させれば、従業員の
仕事に取り組むスタンスの良さが継続できる上、さらに良くすることも可能です。
ぜひ、作成してみて下さい。
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【メインコンテンツ】解決力を向上させる教育の進め方
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文/柳 和男
 最近特に感じる事は、「やせ細る現場力」「解決力が弱い現場」です。
 「解決力の強い現場」であるには製造の原理・原則(製造条件)、対象の
設備の構造・機構、操作方法を細部にわたり知っている事が必須の条件となり
ます(どのようになっているか、なぜそのような操作をするか等)。
 「不良発生メカニズム分析」で慢性不良問題を解く時にはこの段階を
非常に重視していて、担当の方にホワイトボードに図解しながら説明をして
頂いています。
 ところがこれがなかなかうまくすんなりと進まないのがほとんどの工場や
事業所での実態と言ってもよいと思います。
 昔は、「勉強は自分でするもの」であったと思いますが、ベテランの方が
現場から抜け「技術・技能伝承」が難しくなっている事や、自動化が進んで
肝心の操作がブラックボックスになってしまっている為、実際の教育を
行う機会が少なくなっている、又は通常では出来ないない状態になっている
のではないでしょうか。(特にスタートアップやシャットダウンの操作)
 この様な事から今回は従業員教育で成果を上げている事例を紹介します。
1.毎日の朝礼の時間から5分間だけを教育にあてる。
2.1週間前に教育をされる担当者と教育内容を伝える。
3.担当者は与えられた内容をA4用紙1枚(フォーマット化されている)
に纏める。纏める際に分からない事は調べたり詳しい方に質問する。
4.朝礼時に3分程度で担当者は内容を図解を入れながら説明する。
5.係長、班長や詳しい方は要点を質問し、担当者に答えさせる。
(2分程度)
6.このため与えるテーマは細分化しておく。
(TPMを行われている工場では、「ネジ」がテーマでした)
7.作成された資料は教育資料として活用する。
 この取組では担当者が「調べる」「纏める」「発表する」等の面でも
教育効果があります。
人財育成のヒントになれば幸いです。
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【お知らせ】装置産業における慢性不良へのアプローチ
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 日本は品質立国ですから、品質改善の考え方は、昔からあります。
いわば「品質改善の王道」です。基本を押さえることはとても重要です。
これから先の長い間、皆さんは品質問題に付き合っていくわけですから、
品質改善の考え方をきちんと押さえておけば、とても貴重なノウハウになるはずです。
不良の主要な原因を要因といいますが、この要因さえ分かれば改善できたも同じです。
ところが、一番重要な要因解析をどうするかが悩ましい問題なのです。
多くの現場では、要因解析の手順が体系化できておらず、改善担当者のアイデアや
経験で不良対策の成否が決まってしまいます。改善担当者の力量で不良を
解決できればいいのですが、できなかったからこそ、慢性不良化して困っているのです。
 今回のセミナーでは装置産業における慢性不良へのアプローチとして、要因解析を
体系化した実績多数のJBIC式の直接原因追究法を中心に解説します。
【内容】
1.取組みの入口は間違えない
どちらでアプローチするか/固有技術と管理技術
管理水準に応じた改善手法を使う
2.直接原因追究法
どう作っているか/どんな不具合か/その因果関係はどうか
歩留り改善の視点と改善事例
統計解析手法の位置付け
3.プロジェクトマネジメント
取組体制
【日時】
2014年9月19日(金) 10:00~12:00/14:00~16:00
※いずれの回も2時間、同じ内容のセミナーとなります。午前か午後をご指定下さい。
担当講師:羽根田修
開催場所:東京都千代田区永田町2-14-2 山王グランドビル(弊社オフィス)
案内図→ http://jbic.co.jp/wordpress518ja/about.html
費用:1名のご参加につき 5,000円 当日現地支払
お申込方法:セミナータイトルとご希望の日付・時刻をご連絡ください。
本メールへの返信、またはお電話で承ります。
03-3519-7337 村松まで(不在時は高田までお願いします)。
申込期限:9月11日 24時まで。
※参加人数により会議室を変更しますので、事前申込は必ずお願いします。
多くの方のご参加をお待ち申し上げております!

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編集後記
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田中:夏休みのプランを検討していますが、我が家の犬と泊まれる宿は意外に少
なく、家内が納得するホテルは1泊10万円以上します。ほどほどのホテ
ルは少なく、探すのに苦労しています。

柳 :昨年失敗した家庭菜園の反省を踏まえ今年は改善を実施し、これまで
ジャガイモ、玉ねぎはうまく行きました。後は黒豆の育成が残っています。
羽根田:横浜山手地区にある昭和初期の洋館群を巡ってきました。それぞれ味わい
の異なる洋館を見ていくのは楽しかったです。たくさん写真撮りました。
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■発行人:日本ビジネス革新コンサルティング株式会社 羽根田修
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