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 工場長・製造部長のコスト削減マネジメント   vol.14 2013.04.24
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  日本ビジネス革新コンサルティング株式会社(ジェイビック) 729部

このメルマガは、省エネ・品質改善・物流のコスト削減で利益創出体質を実現!
工場のコスト削減コンサルティングファームのコラムです。

 もうすぐゴールデンウィークですね。もう予定は決まりましたか?
連休前に仕事を片づけたい人、工事があって準備がある人、いずれにしても
この時期は忙しい人が多いようです。
適度に休憩を取りたいもののなかなかですよね。

今号の目次↓
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【ごあいさつ】歩留り改善コンサルティングのご紹介
【メインコンテンツ】歩留り改善の問題領域と的確なアプローチについて
【視点】次世代の品質基準に取り組む
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【ごあいさつ】歩留り改善コンサルティングのご紹介
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文/池口晴啓

 今回は、省エネ、物流改善と並び、クライアント企業からのニーズが高い、
「歩留り改善コンサルティング」のご紹介です。

 省エネや物流は、社内に専門家がいない等の理由もあり、比較的、外部コン
サルタントを受け入れて頂きやすいテーマなのですが、「歩留り改善」は、
各社どこも自信を持たれている企業が多い為か、JBICを導入しても、本当
に効果が出るのか、当初、疑問を持たれる企業が多いようです。

 ところが実際に導入して頂くと、長年、クライアント企業独自の取り組みで
は解決出来なかった多くの問題を迅速に解決出来、その成果に驚かれ、本体の
みならず関連会社までも幅広く、末永く、お付き合いを頂いております。

 これから数回に分けご紹介して参りますので、是非、ご期待下さい!

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【メインコンテンツ】歩留り改善の問題領域
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文/石塚健志

 歩留りが良いと思っている企業でも、直行率は悪い場合が多々あります。
直行率(一次歩留り)とは、再加工なしで1パスで良品ができる割合です。
当然、直行率が悪いと、加工コストは増大します。

直行率は重要な管理指標であり、そのデータを集計する仕組みを構築する
必要があります(直行率を把握していない工程も多いです)。

さて、直行率は以下の問題領域があります。

1.製品の基本機能のバラツキ問題

 不良が発生するメカニズムを論理的に追求することが基本的アプローチです。
手法は仮説立案/実験検証やタグチメソッドとなります。

時に、技術開発となり、研究部門も参画することもあります。

2.傷や打コン、汚れ、異物混入問題

 原因の発生箇所、伝達経路経路、不良への転化するメカニズムの追求です。
あらゆる過程を取り上げてつぶして行く事になります。

3.設備トラブル問題

 設備の機能が果たせなくなって発生する不良なので、
設備の専門家の参画が必要になります。

4.作業ミスや失敗問題

 ミスや失敗毎に、それを避けるための心理的、物理的仕掛けを
2重・3重に施します。ポカよけなどが代表的な手法です。

5.工程管理問題

 同じ製品であるにもかかわらず、ある特定の顧客にしか販売出来ない
為に、
選別や廃棄による歩留りの悪化です。これは純粋に管理問題となり、
直行率がある程度改善された後、取り組む領域です。

 この問題領域ごとに改善の視点は違うので、改善に携わるメンバーは問題の
共通認識をはかっておくことが大切です。 

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【視点】次世代の品質基準に取り組む
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文/石塚健志

 8ミリVTRカメラが流行したときに、その部品の自動絞り機構の
歩留り向上に
取り組みました。
カメラメーカーの初めの要求仕様は作動電流12mA以下で、
92%の歩留りでした。

「作動電流=・・・」という論理式の右側を1つ1つ検証して行く

アプローチで着実に分析は進んで行きましたが、その間にもカメラメーカー
からは「作動電流は8mAにしてほしい」との要望が出ました。

さらに、この活動の6カ月後ではカメラメーカーの要求は6mAになっていました。

 スペックの値そのものを追求する取り組みをしていましたので、
活動は遅れなく終了しましたが、この3段階の目標毎に改善に取り組んでいたら
2~3倍の時間を要したでしょう。

 組み立て品ではなく、鋳造素材でも同様な経験があります。
この場合は肉厚がどんどん薄くなりました。

 歩留りは品質基準の厳しさでどんどん悪くなるものですが、
品質基準はお客様が決めるものです。

したがって、現在の品質基準ではなく次の世代の製品を見据えた品質基準に
取り組むことがポイントです。

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編集後記
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石塚:最近小規模な地震が多く気がもめますが、実は震度6の体験があります。

   体験後は地震初期に敏感になりましたが、余震には鈍感になりました。

   大規模な地震がない事を願うばかりです。

池口:先日、家族で花見に行ってきました。といっても私が花粉症の為、車に
   乗りながらの見物でした。同じような考えの人たちがいるのか、近所の
   桜街道は大渋滞でした。

羽根田:息子と近所の池に小魚(クチボソ、タナゴ)を釣りに行きました。
   1回目は坊主。2回目で5匹釣ることができました。
   息子に釣りの楽しみを教えることができて良かったです。

毛利:ベランダのプランターにトマトの苗を植えた翌日、うっかり主茎をポキッ
  と折ってしまいました。新しい苗を買ってこようかと思いましたが、その
  まま育てて脇芽を伸ばしています。果たして実はなるのでしょうか!?

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