ジェイビックは、製造業の利益創出を力強く支援します

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工場長・製造部長のコスト削減マネジメント vol.131 2017.12.06
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日本ビジネス革新コンサルティング株式会社(ジェイビック)

省エネ・品質改善・物流のコスト削減で利益創出体質を実現!
工場のコスト削減コンサルティングファームのコラムです。

 全国的にインフルエンザの流行期に入っています。暖かくするととも
に適度な湿度と換気を心がけましょう。マスクも忘れずに!!

今号の目次↓
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【ごあいさつ】「現状維持バイアス」ってご存知ですか?
【メインコンテンツ】直接部門(機能)の業務改革に向けて
【お知らせ】働き方改革に向けた業務改善セミナー
【コンサルタント募集のお知らせ】
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【ごあいさつ】「現状維持バイアス」ってご存知ですか?
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文/荒柴 宏充

 今年のノーベル経済学賞を受賞されたのは米シカゴ大学のリチャード・
セイラー教授。

その受賞理由は心理学を経済学に反映させたこと。つまり人の「心」を
組み込んだ経済学をつくったということ、だそうです。

この経済学のことを「行動経済学」というそうで、過去にもノーベル賞
を受賞している方がいらっしゃるようです。

この理論の中には人間の心理にある「現状維持バイアス」という行動を
上手く利用して購買に結び付けるアプローチがあるそうです。
(購買に結び付けるアプローチについてここでは言及はいたしません。)

では「現状維持バイアス」とは人間のどんな行動心理を指すものなので
しょうか?
⇒「変えた方が良いことが分かっていても、自ら行動して現状を変える
  ことがなかなかできないという心理」
だそうです。

 働き方改革という大きな流の中で、企業では過去からの仕事のやり方
を変えることを迫られています。
そこでこれを良い機会と捉え、個々人が自身の「現状維持バイアス」と
しっかり向き合い、変化へ対応していけたらいいですね。

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【メインコンテンツ】直接部門(機能)の業務改革に向けて
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文/城田 靖彦 

 業務改革の取り組みには間接部門(機能)と直接部門(機能)に対す
るアプローチがあります。

この前提として業務の向け先を、1.お客様または顧客のための業務、
2.コンプライアンス上必要とされる業務、3.社内・グループ・協力企
業向けの業務、4.保身の為の業務、の4区分に大別し、4.から優先的に
2,3の業務を充実させていき、最も価値の低い4.保身の為の業務は極力
減らしていく方向で進めていくようにします。

また業務の最適化は無駄を見つけ出して除いていく方法もありますが、
まず本来やるべきこと、価値ある仕事に変えていくことに注力し、変革
の結果、自ずとムダがなくなるという考え方を基本に取り組むようにし
ます。

 従って 1.しくみレベルの改善、2.システムレベルの改善、3.業務
レベルの改善の順にプロセスを見直していくことで価値を高め無駄を省
いていくことを中心に進め、以下 3.作業レベルの改善、5.動作レベル
の改善と能率が上がる方向に変えていくようにしていきます。

業務改革は前述の観点から 1,2,3を対象範囲に置き、順に落とし込ん
でいきます。何故なら担当者一人ひとりの仕事のやり方が問題になるの
ではなく価値の低い仕事をさせている、やらせていること(しくみ)が問題
になると考えているからです。

 直接部門(機能)においては生産業務に直結しているため各部門間の
つながりが強く綿密な連携が求められます。

この場合、各部門間で発生する重複作業は過剰なので問題にはなります
が、それ以上に業務の空洞化現象(本来やるべきことをどの部門も行っ
ていない状態)を引き起こしていることの方が問題視されます。
そのような関係(部門間の繋がり)から大局観を以って課題を明らかに
していくことがポイントになります。

直接部門の改善の視点は大きく20程挙げられますが、中でも以下の点
に注力していきます。
1.業務情報の整流(清流)化、2.管理評価基準の明確化、3.コミュニケ
ーションの充実化、4.部門業務の連携同期化、5.マイルストン機能の
明確化、6.技術技能の継承、などですが、最後の“技術技能の継承”は
業務改革においては新しい視点になります。
より迅速に、より正確に、より確実に、仕事を進めていくために必要な
ノウハウの継承をしていくものです。

 各部門が自分達はちゃんとやっている、出来ていないのは他の部門だ、
そんなの本来はどこどこの部門でやるべきものだ、などなどそんな思い
を抱えながら仕事が進められている実態が現実のものとしてよく見受け
られます。
こうなってくると各部門のミッションから見直していかないとなかなか
本質的な改革はできないかもしれません。

現状維持は後退を意味します。業務は活き物、常に環境にあったやり方
を追求し進化させていくことが大切だと思いませんか。

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【お知らせ】働き方改革に向けた業務改善セミナー
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 過労死などで、長時間労働の問題で各企業では残業時間の減少に積極的
に取り組んでいますが、ただやみくもに”残業せずに早く退社するよう
に”と掛け声で終わっていることが多いと思います。

その結果、その業務の重要度や緊急度は各担当者と管理者とのすり合わせ
が十分に行われていないため、本来やるべき仕事がされていなかったり、
優先度が低いのに仕事を従事していたり、掛け声だけで活動を展開しても
本質には何も改善されていない場合が多いようです

ここはもう一度原点に帰って、その仕事の本来目指すべき目的を自ら考え、
その目的に沿った仕事を従事できるように意識改革を図る活動が必要と思
います。

そのための取り進め方や改善の考え方を解説を説明します。

【内容】
1.働き方改革の狙い
2.業務の”見える化”
3.業務改善の進め方
4.業務のあるべき姿の設計
5.定期的にフォローの仕組み構築

【日時】
2018/ 1/ 26(金) 10:00~12:00/14:00~16:00

担当講師:田中 豊文

開催場所:東京都千代田区永田町2-14-2 山王グランドビル(弊社)
     案内図→ https://jbic.co.jp/company/

費用:1名のご参加につき 10,000円 当日現地支払

お申込方法:セミナータイトルとご希望の時刻をご連絡ください。
 本メールへの返信、またはお電話で承ります。
 03-3519-7337 荒柴まで(不在時は鶴田までお願いします)。

申込期限:2018月 1月19日(金) 24時まで。
※参加人数により会議室を変更しますので事前申込は必ずお願いします。
※午前・午後ともに最少催行人数は3名様です。満たない場合には
 開催を取りやめる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

多くの方のご参加をお待ち申し上げております!

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【コンサルタント募集のお知らせ】
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 弊社では現在コンサルタントを募集しております。
また随時説明会も開催しております。応募の有無にかかわらず、弊社
の説明を聞きたい、知りたい、という方、是非お問合わせください。

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編集後記
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荒柴:出張が多い中、この時期はホテルの就寝時に気を付けています。
   エアコンの温度調整や加湿器の使用など、風邪対策が必須です。

城田:ニューヨークに行ってきました。今は夜中の1時でも女の子一人
で町中を歩いていました。アメリカで一番治安が良くなった都市
らしいです。でもお巡りさん多すぎ~

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 E-MAIL:< tokyo@jbic.co.jp >

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