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工場長・製造部長のコスト削減マネジメント vol.154 2018.11.14
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日本ビジネス革新コンサルティング株式会社(ジェイビック)3,467部
省エネ・品質改善・物流のコスト削減で利益創出体質を実現!
工場のコスト削減コンサルティングファームのコラムです。
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ケガを乗り越え、更なる活躍を期待したいですね!!
今号の目次↓
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【ごあいさつ】保全業務改革の起点としての「見える化」
【メインコンテンツ】製造部門と保全部門の業務範囲を見直せないか
【お知らせ】働き方改革に向けた設備保全の残業時間削減セミナー
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【ごあいさつ】保全業務改革の起点としての「見える化」
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文/高田 真一
私たちがプロセス産業(装置産業、素材産業)でのコンサルティング
に事業の中心を置くようになってからちょうど10年になります。
この間、それまで幅広い業界で培ってきた改善技術を、プロセス産業
特有の課題に適用する術を追求してきました。
今回のセミナーに予定されている「設備保全業務の見える化」も、他の
業界の管理間接部門を対象にしてきた業務改善のプログラムがベースに
なっています。
設備保全(=maintenance)の語源は、manus(ラテン語で手の意)に
求められ、management、manufactureなどと同根だそうです。
手直しする、手を尽くす、手づくりする、~~
いずれも「肉体としての手」から離れ、抽象的に人の行為を表現する
ようになったり、「事(こと)を行うための手段・方法」という意味に
発展してきたことが分かります。
行為の対象が組織や人、あるいは機械に対してであろうと、製造業の
要(かなめ)であることに変わりはありません。
その要である保全業務は、足もとの忙しさと働き方改革の影響を受け、
ここ数年で改革が急務な業務の筆頭と認識されるようになりました。
改革の手始めは「見える化」です。
このセミナーを契機に、是非、設備保全業務の強化を目指してください。
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【メインコンテンツ】製造部門と保全部門の業務範囲を見直せないか
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文/羽根田 修
残業の多い保全部門の問題を紐解いてみると製造部門が保全部門に頼
りすぎているという面が見受けられます。
3つ紹介します。カッコ内は保全部門の心の声です。
1.製造で対応できそうなことを保全に依頼してくる。
・蛍光灯を交換して(製造にある脚立でもできるよね)。
・Vベルトを交換して(長さが短ければ製造でもできるよね)。
・エアシリンダの動作速度を調節して(自分でスピコンいじってよ)。
・保全に日常点検をすべて任している(製造側で目視点検している設備・
機器は対象外でもよいのでは)。
2.製造の安心のため保全に居てもらう。
・定修後の立ち上げにて生産の目途が立つまで保全に立ち会ってもらう
ルールになっている(トラブルはほとんどないので保全担当は立って
見ているだけ。トラブルが起きてから行くのではダメなの?)
・製造部門が主体の朝会や安全等の会議に保全担当としてずっと出席し
てもらう(保全の話はまとめてもらいたい)。
3.製造の指示が曖昧である。
・夜勤での生産トラブルが昼勤にうまく引継ぎされておらず、トラブル
個所の特定に時間がかかる(写真を残すとかしっかり引き継いでよ)。
・トラブル原因の推定が甘く、とりあえず機械に依頼が来たが、電気の
仕事だった(少し考えてから依頼してほしい)。
・予算を確保して業者に発注し準備が完了してから、費用が変わるような
変更依頼がくる(また発注のやり直しだよ)。
・定修工事項目について、前々から計画しているが依頼が遅い。直前に
ならないと工事依頼が出てこない(早く連絡してよ。工事を間に合わ
せるために残業だわ)。
ここまで。
製造部門としては過去の経緯から仕方がない面もあるかもしれません。
しかしながら、働き方改革により残業時間の削減が求められている今、
製造部門と保全部門のかかわり方を見直す良い機会です。
そのためには、保全部門が主体となって問題点を洗い出し、製造部門と
保全部門の業務の範囲やルールを明確にした改善案が必要です(その後に
製造部門とすり合わせ)。
保全部門の残業時間削減の着眼点は下記のセミナーで解説しますので、
ぜひご参加ください。
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【お知らせ】働き方改革に向けた設備保全の残業時間削減セミナー
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* 長時間労働の公表条件が厳しくなり、工場は働き方改革=残業時間の
削減への対応が迫られています。
* 中でも設備保全部門(設備設計、メンテナンス)は生産の設備投資計画
やトラブル対応などにより残業時間が増えがちです。
* 弊社では設備保全にて残業時間削減の実績が多くありますので、効果
のある改善手法を解説します。
* 残業時間削減は個人では限界があります。課内や部内、他部門への調整
が必要になるからです。工場長、設備保全部長の参加をお勧めします。
【プログラム】
1.現状の問題点とあるべき姿
政府の働き方改革における企業の取り組み
設備保全部門の問題点
残業時間を削減して、あるべき姿へ
2.業務内容の見える化
業務内容の定量化方法
機能分析、考察による改善テーマの抽出
3.改善の視点
自部門の視点:業務の目的、会議、メール、点検
他部門との視点:業務範囲、依頼内容、外注、平準化
【日時】
2018/ 11/30(金) 10:00~12:00/14:00~16:00
担当講師:羽根田 修
開催場所:東京・赤坂見附。詳細は別途ご連絡いたします。
費用:1名のご参加につき 10,000円 当日現地支払
お申込方法:セミナータイトルとご希望の時刻をご連絡ください。
本メールへの返信、またはお電話で承ります。
03-3519-7337 荒柴まで(不在時は鶴田までお願いします)。
申込期限:2018月11月22日(木) 24時まで。
※参加人数により会議室を変更しますので事前申込は必ずお願いします。
※午前・午後ともに最少催行人数は3名様です。満たない場合には
開催を取りやめる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
多くの方のご参加をお待ち申し上げております!
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編集後記
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高田:修復後の姫路城の天守に上がりました。構造の堅牢さはさておき、
保全の果てしなさに気が遠くなる想いが募りました。
羽根田:名前の由来が簡単にわかるサイト(ニッポンの名字/郵便局)
によると、羽根田のルーツは愛知県岡崎市(三河国額田郡羽
根村)とのこと。昔、図書館で調べてもよくわからなかった
ことが、簡単にわかってびっくりしました。
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E-MAIL:< tokyo@jbic.co.jp >
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工場長・製造部長のコスト削減マネジメント
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省エネ・品質改善・物流のコスト削減で利益創出体質を実現!
工場のコスト削減コンサルティングファームのコラム。
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■発行人:日本ビジネス革新コンサルティング株式会社 荒柴宏充
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