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工場長・製造部長のコスト削減マネジメント vol.177 2019.10.23
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日本ビジネス革新コンサルティング株式会社(ジェイビック)3,773部

 省エネ・品質改善・物流のコスト削減で利益創出体質を実現!
工場のコスト削減コンサルティングファームのコラムです。

 今号からは「SDM(Shut Down Maintenance)の働き方改革」を連載
(4回)します。すでに多くに企業様から引合いのあるテーマです。

今号の目次↓
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【ごあいさつ】全員参加の省エネルギーセミナーのお礼
【メインコンテンツ】SDM(Shut Down Maintenance)の働き方改革
【お知らせ】SDM(Shut Down Maintenance)の働き方改革セミナー
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【ごあいさつ】全員参加の省エネルギーセミナーのお礼
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文/石塚 健志

 全員参加の省エネルギーセミナーは前回で私が担当して3回目でした。
今回の特徴は、全員参加の活動をどう盛り上げるかそのためのいくつか
のアイデアを提示させていただいたことです。

 全員参加の指揮をとるのは事業所のトップでなければなりませんが、
活動の途中で数回の中間報告会を企画して指導力を発揮していただく方
法からはじめ、省エネテーマ(アイデア)を全員から募集して参加率を
高めるにはどうしたら良いか、生まれたての省エネルギーアイデアを大
切に登録するフォーマットの紹介。

そして管理損失を発掘するために原単位管理をどのように行うか、そし
て全員で実施するための「草の根テーマ」の取り上げたまで盛り沢山の
内容を盛り込みましたので、受講者の皆様は大変だったと思います。

 途中でエネルギー計算の演習問題では、「いやちょっと計算は無理だ
わ」など(エネルギー管理士レベルだはなくとも計算できる内容なので
すが)和気藹々とした雰囲気にもなりました。

 すべてコンサルティングの実践の中から生まれた内容ですので少し濃
すぎたかもしれません。しかし2時間いっぱい最後まで熱心に聞いてい
ただき、自部署で進めてみようかという意気込みが感じられました。

 セミナー内容はすべてすぐ活用できますので、うまく活用して盛り上
げていただきたく、よろしくお願いします。

  
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【メインコンテンツ】SDM(Shut Down Maintenance)の働き方改革
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文/城田 靖彦

 働き方改革を志向した取り組みを行う場合、まず最初に思いつく取り
組みといえば、今行っている仕事(量)を無くす、減らす、やり方を変
える、といったもので特に自部門または各人の仕事(ルーチンワーク)
を対象とした改善(業務改善)が挙げられます。

そして次に挙げられるものといえば部門間を跨って改善を施すことによ
って、より全体の効果を上げようとする組織運営体制に着目をした取り
組みで、これは組織横断的に取り組むべき共通課題へと発展させていく
ものがあります。

 時として組織機能の見直しや再編等にまで手を加えることあります。
ここまでの取り組みになると先に挙げた業務改善(業務の効率化、最適
化)を超えた”しくみ改革”になってきます。業務改善のアウトプット
は「業務時間の削減」といったイメージがあるかと思います。

では”しくみ改革”はというと、業務時間の削減に限らず、業務の充実
化(脱空洞化)、人員の適正化、部門機能・管理職機能の充実化、部門
間・事業所間の標準化などなど、いろいろな狙いに効いてきます。

では、SDMの働き方改革においてはどのようなそしてどの程度のアプロー
チが求められると思いますか?保全業務(日々の業務:ルーティンワー
ク)の改善といった場合、業務改善的手法が適用されることが多く、目
標は業務時間の削減、残業時間の削減となり、アプローチは業務の機能
的改善による業務価値向上となります。

 一方保全業務にSDMというキーワードが入ってくるといろいろな狙い
を持った“しくみ改革”というアプローチにまで発展します。何故なら
SDMの場合、業務時間(残業時間含む)の軸と工期の軸及びマンパワー
(自部門、他部門、外部の人手)の軸の3軸の積で1SDM当たりの業務量
(業務負荷)が決まってくるため、これらの3軸(容積)を意識して追求
していかなければならず、結果自ずと”しくみ”にまで手を広げことに
なってしまいます。

例えば業務のスリム化をするにしても単に自部門の業務改善をするだけ
ではなく部門間に跨った業務の改善をしないと全体の或いは係わる部門
全体の負荷は下がりません。更には、業務の平準化という改善を進める
ことが出来なくなってしまいます。

業務の平準化は期間限定のSDMにおいては重要なキーワードになってきま
す。そうなると改善の内容も従来のやり方から大きく変えていかないと
効果が現れてきません。
すなわち、SDMの働き方改革は個人あるいは部門の改善のみならず、担当
する全部門に影響する業務の改革になるということです。
だからSDMの働き方改革は”しくみ改革”になるのです。

 

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【お知らせ】SDM(Shut Down Maintenance)の働き方改革セミナー
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 2019年4月より働き方改革法案が施行され勤務管理規制が強化されま
した。

2年若しくは4年に一度の(大型)定修時において、一部の作業員に作業
が集中し残業が法定残業時間80時間/月人を大幅に超えることもあり、
改善が余儀なくされている事例が見受けられます。

部門によっては残業時間を平均にしても下回らないこともあります。
工事量等が増加して、そのまま従来通りのやり方でSDM計画を履行したと
したら、人を増やすか工事期間を延ばすかしなければ対応はできません。

 しかしながら、作業員の確保が難しい今日、操業度は出来るだけ落と
さずに法定時間を守り安全に工事を完了させるには今までの延長線上で
の改善では十分な対応はできません。

このようなことから、これからのSDMの業務の改革を行っていく上での
ヒントとなるセミナーを開催いたします。

これから進められるSDM業務改革のヒントにしてみて下さい。

【主な内容】
1.SDMにおける問題点
2.改善の狙い
3.目標設定とアウトプット
4.アプローチの仕方
5.改善の視点(ヒント)
6.活動の展開、運営方法

【日時】
2019/12/ 6(金) 10:00~12:00/14:00~16:00

担当講師:城田 靖彦

開催場所:東京・赤坂見附。詳細は別途ご連絡いたします。

費用:1名のご参加につき 10,000円 当日現地支払

お申込方法:セミナータイトルとご希望の時刻をご連絡ください。
 本メールへの返信、またはお電話で承ります。
 03-3519-7337 荒柴まで(不在時は鶴田までお願いします)。

申込期限:2019月11月29日(金) 24時まで。
※参加人数により会議室を変更しますので事前申込は必ずお願いします。
※午前・午後ともに最少催行人数は3名様です。満たない場合には
 開催を取りやめる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

多くの方のご参加をお待ち申し上げております!

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編集後記
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石塚:台風19号が直撃して私の住んでいる佐倉市は「警戒レベル4」
   が宣言され、全市17万人に避難勧告が発令されました。停電が
   発生し、水道が濁り今度こそ大変な事態に、と身構えましたが、
   事前の準備が奏功し大事に至りませんでした、よかった。

城田:最近、ギターを買いました。ショートスキーのセットも買おうか
   と思っていたのに予算オーバーして買えなくなってしまいました。
   来年もまたレンタルだな~。
 
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