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工場長・製造部長のコスト削減マネジメント vol.250 2022.10.19
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日本ビジネス革新コンサルティング株式会社(ジェイビック) 4,127部
省エネ・品質改善・物流のコスト削減など、利益創出体質を実現!
工場のコスト削減コンサルティングファームのコラムです。
朝夕の寒暖差が大きくなって来ました。着衣に迷う季節ですね。天気
予報等を良く見て対策しないと体調を崩しそうです。気を付けましょう!
今号の目次↓
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【ごあいさつ】協力会社との関係を見直す動きが加速しています
【メインコンテンツ】リスクアセスメントの進め方
【お知らせ】請負作業における安全管理セミナー
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【ごあいさつ】協力会社との関係を見直す動きが加速しています
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文/高田 真一
人とのコミュニケーションの取り方が難しくなっていると感じます。
特に、工場における上長と部下との意思疎通の問題は、安全・品質そ
のものに関わってくる重大事です。
このような組織人同士に相似の構造が、発注側と請負側との会社組織
間にも表れつつあるのではないか?と懸念しています。
よく知られているように、請負契約では、発注企業が請負会社の作業
者に直接指示命令をすることはできません(偽装請負の可能性)。
もちろん、発注側と請負側のお互いがより良い姿を目指しての、働き
かけ、提案、協議が禁じられているわけではないのですが、コンプライ
アンスを過剰に意識するあまり、「請負会社に任せる=関与が希薄、丸
投げ状態」になりかねない危険性をはらんでいるともいえます。
最近、構内で頻発する事故を背景として、こうした協力会社との関係
を反省、見直す機運が出てきました。
双方の「お付き合い」の仕方はどうあるべきか?
根っこの問題であるだけに、当事者同士のやり取りでは、難しいこと
も出てきます。
JBICは請負会社の特性によって、付き合い方の方針を明確にすること
から始めるプログラムを用意しています。
利害関係を超えた客観的立場で問題解決を後押しするコンサルタント
をうまく活用してみてください。
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【メインコンテンツ】リスクアセスメントの進め方
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文/田中 豊文
今まで多くの請負会社におけるリスクアセスメントのやり方は、過去
事故があった作業であったり、ヒヤリハットで出された作業などがほと
んどであり、顕在化したリスク発生源の対策だけに留まっていることで
す。本来は、請負作業を総点検して、各作業ごとにリスクアセスメント
評価を行い、リスク発生源の低減を図ることが必要であったと思います。
現状はその場しのぎの対策になっているため、労災になるような事故
やヒヤリハットが度々発生しています。作業者も団塊世代が抜けて、未
熟練者も多くなり現場力が弱くなっていることも一因と思われます。
リスクアセスメント評価を進めるにあたって、現状の請負作業費の中
で行うことが一般的になっています。問題なのは、リスクアセスメント
評価がどこの請負作業単価に入っているか明確でないことが多いです。
そのため、請負会社は、あまり工数をかけずにリスクアセスメント評
価を行っているため、発注者側から見るとその現状の評価は、不十分な
結果になっていることが実態であります。
請負会社がリスクアセスメントを真剣に取り組むための進め方につい
ては以下のことが重要です。
1.請負会社との管理方針の明確化
2.請負作業単価の内訳(安全管理に関する業務の費用はどこに入って
いるか)
3.安全管理に関する業務の明確化とその業務時間の設定
4.安全管理の担当者の設定
5.請負作業の各工程リスク評価で優先化
6.優先化された作業の実態調査(発注者側と請負会社共同で)
7.各作業におけるリスクアセスメント評価(発注者側と請負会社共同
で)
8.作業標準書の見直し
9.現状の作業者技能評価と教育計画
10.設備改善などの対策
等々
上記 1~4 はどの企業も不明確であることが多いです。
リスク発生源を低減するためにも上記の進め方を展開すること重要であ
ると思います。
請負会社に任せではリスク発生源の低減は進まないので、発注者側も請
負会社を育成するスタンスで取り組ことが重要と思います。
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【お知らせ】請負作業における安全管理セミナー
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最近のコロナ禍で、請負作業会社の作業者間でコミュニケーション不
足や人手不足また作業教育不足などで、労災事故が各企業から相談され
ることが多くなりました。
今までは、請負会社の管理監督者の方で、安全に関してうるさく、作業
者に注意していた方が非常に少なくなり、安全管理が機能しなくなって
いることも要因の一つであると考えられます。
これからの請負作業における安全管理の仕組みを見直す時期にきてい
ると思います。今回のセミナーではどのように仕組みを見直すかの考え
方や進め方を説明していきます。
【内容】
1. いままでの安全管理の問題
2. 安全管理における予防コスト
3. 作業者への安全教育
4. リスクアセスメントの進め方
5. 請負会社への安全管理の進め方
【日時】
2022年10月21日(金) 9:30~12:00(オンラインのみ)
14:00~16:30(対面方式)
*対面方式はコロナの状況次第でオンラインへの
変更可能性あり
担当講師:田中 豊文
<開催概要とお申込み方法>
開催場所:午前の部:オンライン(Zoom)開催のみ
:午後の部:赤坂見附近辺の会場開催
*コロナの状況次第でオンラインへ変更する
可能性がありますので予めご了承ください
費用:1名のご参加につき 20,000円(消費税等込み)
支払い方法:*お申込み後、ご案内する弊社指定銀行口座に振込を
お願いします。
なお振込手数料は貴社ご負担ください。
お申込方法:本メールへの返信、またはお電話で承ります。
午前の部か午後の部かを明記ください。
03-3519-7337 荒柴まで(不在時は鶴田までお願いします)。
その他:1.参加人数により会議室を変更しますので事前申込は必ず
お願いします。
2.午前・午後ともに最少催行人数は3名様です。満たない場
合には開催を取りやめる場合がございますので、あらかじ
めご了承ください。
3.同一企業様や同一事業所様から多数の申込みをご検討の際
には是非ご一報ください。
個別開催(現地ならびにオンライン)も対応させて頂きます。
多くの方のご参加をお待ち申し上げております!
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編集後記
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高田:週末2時間程度の山道散歩では飽き足らず、20年ぶりに丹沢/塔
ノ岳に到る表尾根を縦走してきました。悪名高き大倉尾根の下り
ではヘロヘロになってしまい、筋肉痛が1週間続いています。
田中:我が家の愛犬がトリミングしたら、目に傷ができ角膜炎になりま
した。終わった後、確認をしなければ痛感しました
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