ジェイビックは、製造業の利益創出を力強く支援します

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工場長・製造部長のコスト削減マネジメント vol.240 2022.5.25
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日本ビジネス革新コンサルティング株式会社(ジェイビック) 4,094部

 省エネ・品質改善・物流のコスト削減など、利益創出体質を実現!
工場のコスト削減コンサルティングファームのコラムです。

 通勤電車にも新幹線にも人手が戻って来ましたね。このままの流れで
収束に向けて進んでくれるとありがたいですね。
 

今号の目次↓
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【ごあいさつ】プロセス産業の市場開発は難しい!?
【メインコンテンツ】市場開発の切り口と市場調査
【お知らせ】素材メーカーの市場開発セミナー
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【ごあいさつ】プロセス産業の市場開発は難しい!?
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                 文/荒柴 宏充
 
 巷にあるマーケティングや新規開拓に関するセミナーや書籍はBtoC
向けがメインであり完成品を対象とした内容が大半だと思います。
しかし原材料や部材等のBtoBビジネスをメインとするプロセス産業に
はフィットしないケースが多いと言われています。

BtoCであればマーケット調査を専門に行う会社も多く、社内に専門家
や専門組織がある企業も沢山あります。
しかしプロセス産業でそのような体制を取っている企業はほとんどない
のではないでしょうか。

そのため研究開発や営業が忙しい合間を縫って取組むことになります。
しかしどこからどうすべきか?がわからないまま進めるため進捗も遅く、
頓挫してしまうことも多く、芳しい成果が得られないままに中途半端な
状態で放置されてしまいがちです。

 弊社ではこの難しいテーマでも多くのコンサルティング実績を持ち、
成果に繋がる結果を残しております。

市場開発は成果が表れるまでに時間を要します。5年後10年先を見据え、
今から真剣に取組むことをお勧め致します。

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【メインコンテンツ】市場開発の切り口と市場調査
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                 文/城田 靖彦

市場開発には市場深耕型と新規市場開拓型の大きく2つのアプローチが
ありますが、更に“プロダクトライフサイクルの各段階から見た市場開発”
のアプローチ方法を製品展開や事業拡大或いは業環境の変化に伴う製品
の収益構造等に位置づけながら採用していくやりかたもあります。

プロダクトライフサイクルの各段階から見た市場開発のアプローチ方法
はその段階での導入時によって異なってきます。では段階別にどのよう
に変わってくるのか見ていきましょう。市場開発の狙いによって大雑把
ではありますが7つの切り口があると考えられます。

1.製品開発段階⇒研究開発製品探索
2.市場導入準備段階(上市段階)⇒新規商品探索又は新商品探索
3.市場導入段階⇒新市場参入
4.市場参入段階⇒新市場開拓
5.成長初期段階⇒既存市場深耕
6.成長中後期段階⇒用途市場拡大
7.成熟~衰退初期段階⇒新商品探索又は新規商品探索

いずれの場合も市場開発の活動では市場調査、商品アイディア発掘、商
品企画、事業化計画の4つが重要な柱となります。しかしながら、ライ
フサイクルから見てどのタイミングで市場開発を導入するのかによって
それぞれの取り組み内容が異なってきます。

その中で特に注力すべきものは市場調査活動となります。それは、この
活動結果によって以降の商品アイディア発掘―商品企画―事業化計画の
進め方や検討内容が変わってくるからです。簡単な例で示すと既存技術
を基にした新商品を市場に投入していく際の市場調査と既存製品を広く
市場に拡販していくための市場調査ではその探索の仕方が変わってくる
というものです。

従って、どんな目的でどのような情報をどのように調査していくのか、
市場開発の狙いに沿って検討していくことが重要です。更に市場開発に
おいての市場調査は常に他の活動と並行して各断面(※)で進めていか
なければならない、より重要な取り組みであることからも、市場開発の
位置づけを明確にして活動を導入していくことがポイントといえるのです。

最後にどんな場面においても、“市場調査(マーケットコミュニケーシ
ョン)は仮説と検証の繰り返し”であること、“自らフィールドに出て
5感を働かせて情報を掴む”こと、“分析だけで済ますのではなく分析
結果を基に担当者全員で検討して客観的な観点で考察する”こと、の3つ
は大切なことなので覚えておいてください。

(※)段階的、場面的に行われる市場調査
1.市場の変化を捉える場面でのインパクト要因調査
2.世の中のトレンドを見る場面での価値観調査
3.商品アイディアを発掘する場面でのニーズ調査
4.商品アイディアの採用判断する場面での根拠調査
5.コンセプトメイキングに必要な場面でのスペック調査
6.商品コンセプトを確認する場面での受容性調査
7.事業性を判断する場面での規模調査
など
 

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【お知らせ】素材メーカーの市場開発セミナー
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 市場開発の目的は現事業の拡大や第3第4の柱の探索と事業化等による
収益向上といったものですが、そのアプローチ方法は既存商品群の事業
における位置づけから見て少しずつ変わってきます。例えば新市場開拓
なのか、用途開発なのか、新商品探索なのか、市場深耕なのかなどで変
わってくるということです。

しかしながら、アプローチが異なってくるにも関わらずそれらについて
の知識が不十分であったり、アプローチの適切な選択が出来ていないで
あったり、そして専門の部署があるわけでもないのでほんの少数の不慣
れな担当者が場合によっては開発者自らが片手間的に推進していくとい
ったことで、結果としてなかなか取り組みに着手できないであるとかミ
スリードをしてしまうとか遅々として進まず足踏み状態に陥っていると
いった現象が生じているようです。

そこで今回はこのような悩みをお持ちの担当者の方々に素材メーカーの
市場特性(商品特性を含む)から見たマーケティング、市場開発のアプ
ローチポイント(JBIC流)をご紹介していきます。

【主な内容】
1.市場開発における企業抱える問題点
2.市場開発の位置づけとアプローチの違い
3.市場開発活動の基本概念とポイント
4.市場開発の進め方、手順

【日時】
2022/ 6/ 24(金) 9:30~12:00(オンラインのみ)
        14:00~16:30(対面方式)
         *対面方式はコロナの状況次第でオンラインへの
          変更可能性あり

担当講師:城田 靖彦

<開催概要とお申込み方法>

開催場所:午前の部:オンライン(Zoom)開催のみ
    :午後の部:赤坂見附近辺の会場開催 
          *コロナの状況次第でオンラインへ変更する
           可能性がありますので予めご了承ください

費用:1名のご参加につき 20,000円(消費税等込み)

支払い方法:*お申込み後、ご案内する弊社指定銀行口座に振込を
       お願いします。
       なお振込手数料は貴社ご負担ください。

お申込方法:本メールへの返信、またはお電話で承ります。
午前の部か午後の部かを明記ください。
      03-3519-7337 荒柴まで(不在時は鶴田までお願いします)。

その他:1.参加人数により会議室を変更しますので事前申込は必ず
お願いします。
2.午前・午後ともに最少催行人数は3名様です。満たない場
合には開催を取りやめる場合がございますので、あらかじ
めご了承ください。
3.同一企業様や同一事業所様から多数の申込みをご検討の際
     には是非ご一報ください。
     個別開催(現地ならびにオンライン)も対応させて頂きます。

多くの方のご参加をお待ち申し上げております!

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編集後記
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荒柴:値上げラッシュの嵐。週末の買出し毎にビックリです。価格上昇
   のスピードに収入がついていけないことが心配です。
 
城田:コロナの状況は大きく改善されたわけでもないのに、外出できる
   機会が増えてきました。今は不安より喜びの方が大きいかも。。。
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■発行人:日本ビジネス革新コンサルティング株式会社 荒柴宏充
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