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工場長・製造部長のコスト削減マネジメント   vol.88 2016.03.16
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日本ビジネス革新コンサルティング株式会社(ジェイビック) XX部
このメルマガは、省エネ・品質改善・物流のコスト削減で利益創出体質を実現!
工場のコスト削減コンサルティングファームのコラムです。
 東日本大震災から5年。防災・減災への備えを見直す、よい機会ではないで
しょうか。
今号の目次↓
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【ごあいさつ】裏をとる代わりに逆をとれ
【メインコンテンツ】素材メーカーの市場調査
【お知らせ】素材メーカーの市場開発ベーシックセミナー
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【ごあいさつ】裏をとる代わりに逆をとれ
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文/柳 和男
 メインコンテンツが「素材メーカーの市場調査」でありますが、たまたま
今読んでいる本に面白いことが書いてありましたので「ごあいさつ」に代えて
関係する所の一部を紹介します。本は、ベストセラーとなっている「戦略がすべて」瀧本哲史著 です。
その中で「情報に潜む企みを見抜け」の章の中に「不都合な情報を重視する」
の節があります。
 それは新聞の誤報や企みに誘導された報道を鵜呑みにしない方法として
「裏をとる代わりに逆をとる」事を勧めています。
「裏をとる」とは、自分の仮説を裏付ける事実を探し、それが確認できれば
仮説を正しいとするものです。
「逆を取る」とは、逆の考え方や事実を探し、それがどの程度信頼できるか
という、反証的な視点で確認していく事をいいます。
複眼的な思考で精度を高めた判断をするための視点として、面白い提案です。
 恣意的な要素をできるだけ排除した「市場調査」の判断を下して、成功に
繋げるコツを言っていると思いました。
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【メインコンテンツ】素材メーカーの市場調査
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文/城田靖彦
 市場開発には市場深耕型と新規市場開拓型の大きく2つのアプローチがあり
ます。このアプローチには既存製品の拡販は含まれておりません。ですから、
いずれも商品開発を伴います。従いまして新商品探索もこれらのアプローチに
含まれます。
 これら市場開発はまさにマーケティングのアプローチであり、その中で市場
調査、商品アイデア発掘、商品企画、事業化計画の4つが重要な柱となりま
す。中でも、市場調査は市場開発において常に並行して進めていかなければな
らない、より重要な取り組みになります。
 ※市場調査:製品の販売促進、新製品の開発などマーケティング活動全般に
ついて、企業の意思決定に役立てるために、市場・製品・技術・価格・広告・
販売・販売経路などに関する情報を収集・分析及び考察すること。
 この市場調査は市場開発活動においてあらゆる場面で意思決定をしていくた
めに必要な行為であり、一度やったら終わりという代物ではありません。では、
どんな場面があるのでしょうか?ざっと挙げてみましょう。
1.既存市場の動向調査:現在どんな市場に参入しているのか今後の動向は?
2.参入可能市場の動向調査:インパクトを受けてどのように変化するのか?
3.商品アイデア発掘のための市場観測:世の中の時代観、価値観は?
4.ターゲット市場における企画商品の受容性調査:付加した商品アイデア
が市場で受け入れられるか?
5.市場ニーズ(エンドユーザー:個人・団体)の調査:潜在的に求められる
ものは何か?⇒素材メーカーさんの弱いところ
6.顧客ニーズ(加工メーカー・完成メーカー)の調査:生産過程における顕
在化されている要求事項は何か?⇒素材メーカーさんの顧客
などいろいろとあります。
 調査するだけでもかなりのパワーを要します。ですからどこの市場に出向い
て行くかなど当たりを付けて(重点市場とかターゲット市場とか市場を特定す
る)進めることがポイントになってきます。その際、どの市場に出向くのかを
見極めるための分析方法や考察力が求められることになります。
 また、市場情報を求める際には単に見てくる、聞いてくるのではなく必ず仮
説を立てて出向くことです。ここで注意!調査は自分たちで行うこと、必ず自
分たちでフィールドに出てマーケットコミュニケーションを図っていくことで
す。市場調査は人任せにしないことがポイントです。
 どんな調査の場面においても、“市場調査(マーケットコミュニケーション)
は仮説と検証の繰り返し”であること、“自らフィールドに出て5感を働かせ
て情報を掴む”こと、“分析結果は担当者全員で検討して客観的な観点で考察
する”こと、の3つは忘れずに実行してみてください。
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【お知らせ】素材メーカーの市場開発ベーシックセミナー
───────────────────────────────────新素材を開発したいがどのように市場を開拓していけばいいのか。既存の素
材製品をもっと拡販したい。既存の素材製品で新規の市場に参入したい。など。
いずれも重要なことはマーケティングを通じて市場喚起型の商品開発を行い、
市場での受容性を探ることです。
 ところが自分たちの手でマーケットイン志向でマーケティング、市場開発を
行おうと試みてはみるものの、市場・顧客の捉え方から分からなくなるなど最
初から躓きを覚え、どうアプローチをしてよいものか足踏み状態に陥ることが
多いようです。
 その理由の一つとしては素材のマーケティングは消費財のマーケティングと
は異なり顧客(お客様)が2層構造(1.実際に販売供給する加工メーカー完
成品メーカーと2.最終製品のエンドユーザー)になっていることが挙げられ
ます。
 そして、素材メーカーのマーケティングを見てみるとエンドユーザーの顔が
見えないため、或いは必要を感じていないせいか、エンドユーザーへのアプロ
ーチはされてないようです。実はここが重要であり等閑(なおざり)にはできません。マーケティングの
本質は変わりませんが、このようなマーケット構造から素材メーカーのマーケ
ティングアプローチ方法が少し変わってきます。
 そこで、今回は素材メーカーの市場特性からみたマーケティング、市場開発
のアプローチポイントをこれからマーケティング、市場開発を進められる方々
にご紹介したいと思います。
【主な内容】
1.素材メーカーのマーケティングの基本的考え方
2.素材の特性からの商品アイディアの発掘
3.市場の受容性調査と成功要因の検討
【日時】
2016年4月22日(金)10:00~12:00/14:00~16:00
※いずれの回も2時間、同じ内容のセミナーとなります。
担当講師:城田靖彦
開催場所:東京都千代田区永田町2-14-2 山王グランドビル(弊社オフィス)
案内図→ http://jbic.co.jp/wordpress518ja/about.html
費用:1名のご参加につき 5,000円 当日現地
お申込方法:セミナータイトルとご希望の日付・時刻をご連絡ください。
本メールへの返信、またはお電話で承ります。
03-3519-7337 荒柴までお願いします。
申込期限:4月15日 24時まで。
※参加人数により会議室を変更しますので、事前申込は必ずお願いします。
多くの方のご参加をお待ち申し上げております!

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編集後記
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柳:生後半年になる孫を抱こうとしたら、泣かれてしまいました。正月では
抱っこをしても大丈夫だったのですが、段々知恵がついてきた様です。

城田:愛犬(足の短いトイプードル)のカットをさぼっていたらボサボサに伸
びてしまいました。床に横たわっている姿はまるでゴロンとしたモップのよ
う。これって、もしかして役に立つかも(^^;)
羽根田:弊社の同じフロアに歯科医院があり、行きやすいのもあって、毎年歯
科検診に行っています。今年度は治療に半年かかりました。長かった~。
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工場長・製造部長のコスト削減マネジメント
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