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工場長・製造部長のコスト削減マネジメント vol.239 2022.5.11
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日本ビジネス革新コンサルティング株式会社(ジェイビック) 4,092部
省エネ・品質改善・物流のコスト削減など、利益創出体質を実現!
工場のコスト削減コンサルティングファームのコラムです。
ゴールデンウィーク明けの今号からは「素材メーカーの市場開発」を
テーマにしたメインコンテンツと6月24日(金)のセミナーへと続きます。
今号の目次↓
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【ごあいさつ】脱炭素化社会に向けた省エネ活動セミナーお礼
【メインコンテンツ】市場開発の現状を探ってみると…
【お知らせ】素材メーカーの市場開発セミナー
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【ごあいさつ】脱炭素化社会に向けた省エネ活動セミナーお礼
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文/石塚 健志
「脱炭素化社会に向けた」省エネ活動のセミナーは、今年で2回目に
なりました。
当初はもっと多くの参加者を期待していたのですが、カーボンニュート
ラル活動が様子見の段階に入ったのか、各社若干の活動低迷期間に入っ
たようで、意外と少ない参加者で終わりました。
1. 再生可能エネルギーの固定価格買取制度期間の終了
2. 再生可能エネルギーの中心となっている太陽光発電はもともと日中し
か発電できないため、供給事業者は夜間電力を化石燃料での発電に頼
らざるを得ないこと
3. ロシアへの経済制裁が各国から発表されるにつれ、液化天然ガスの供
給不安からのエネルギーコストの著しい高騰
4. 新電力の破綻の増加、電力難民の増加と補償制度による更なる電力価
格の高騰
5. 原子力発電の位置付けの曖昧さの継続 などが原因と思われます。
今後脱炭素を取り巻く環境がどうなって行くか、冷静に観察して行くし
かありません。しかしながら、ここ数年はエネルギー多消費事業所だけで
なく、あらゆる物づくりの事業所は、どう進めていくかの計画を見直すこ
とは間違いありません。
具体的な省エネテーマ発掘視点に焦点を当てたセミナーの必要性は変わら
ないと思います。
セミナー内容はすべて、すぐ活用できますので、自社・ご担当事業所の
エネルギー原単位削減活動またはCO2削減活動の企画にうまく活用して盛
り上げていただきたく、再度よろしくお願いします。
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【メインコンテンツ】市場開発の現状を探ってみると…
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文/城田 靖彦
素材の開発生産販売を営む企業さんは新たな製品の開発を通じてマー
ケットの開拓に力を注いでいます。これまでは素材の需要の多くを加工
メーカーに委ねることが多かったようですが、昨今では自ら加工を施し
て付加価値を付けて製品にバリエーションを持たせたりしてマーケット
を開拓していくといった多角化が普通に行われるようになってきている
ようです。
そんな中、ファイブフォース(5つの脅威)に打ち勝つべく商品開発者
達(技術者と営業担当者による編成チーム)はマーケット分析を通じて
製品開発とマーケット開拓を試みてはいるものの、なかなか思うような
成果が得られていないといったジレンマに陥っているようです。
でも、よく考えてみるとこれは大変な仕事です。商品開発担当の方の
多くは現業を抱え、どちらかというと片手間的な取り組みの中で更には
マーケティングなどの経験も少なくその手法などもよく分からずに手探
り状態で進められているとなると尚更です。
しかし、自分たちが日々携わっている或いは開発製品だから人一倍何
とかしたいという思いがあります。その思いだけで一生懸命やっている
かのようにも見受けられます。とはいうものの、やっていることはビジ
ネスです。会社としては一日でも早く売り上げに結びつけていきたいは
ずです。
そこで、商品開発担当の方々自らがマーケティングを通じてマーケット
開拓のできるスキルを持って取り組むことができるようになれば、自分
たちが開発した製品を自信持って一早く市場に供給することが可能にな
るのではないかと思うのです。
マーケティングに関する話し(手法など)はあふれるほどありますが、
新素材或いは素材を活かした製品のマーケティングにおいて実践的な取
り組み方となるとヒントは得られても、中々自分達が扱う製品に当ては
めることが出来ず二の足を踏む状態に陥っているのではないでしょうか。
市場開発手法は事業環境から見て、どんなポジションの中で進められて
いくのかによっても変わってきます。市場開発の取り組みを行うにあた
ってはまず、“市場開発における自らの立ち位置”を明確にし、それに
合ったアプローチの仕方を検討していくことが大切ではないかと思います。
次回は、“プロダクトライフサイクルから見た市場開発の位置づけ”と
“製品から見た市場開発の位置づけ”から見た市場開発の切り口(アプ
ローチ)についてご紹介いたします。
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【お知らせ】素材メーカーの市場開発セミナー
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市場開発の目的は現事業の拡大や第3第4の柱の探索と事業化等による
収益向上といったものですが、そのアプローチ方法は既存商品群の事業
における位置づけから見て少しずつ変わってきます。例えば新市場開拓
なのか、用途開発なのか、新商品探索なのか、市場深耕なのかなどで変
わってくるということです。
しかしながら、アプローチが異なってくるにも関わらずそれらについて
の知識が不十分であったり、アプローチの適切な選択が出来ていないで
あったり、そして専門の部署があるわけでもないのでほんの少数の不慣
れな担当者が場合によっては開発者自らが片手間的に推進していくとい
ったことで、結果としてなかなか取り組みに着手できないであるとかミ
スリードをしてしまうとか遅々として進まず足踏み状態に陥っていると
いった現象が生じているようです。
そこで今回はこのような悩みをお持ちの担当者の方々に素材メーカーの
市場特性(商品特性を含む)から見たマーケティング、市場開発のアプ
ローチポイント(JBIC流)をご紹介していきます。
【主な内容】
1.市場開発における企業抱える問題点
2.市場開発の位置づけとアプローチの違い
3.市場開発活動の基本概念とポイント
4.市場開発の進め方、手順
【日時】
2022/ 6/ 24(金) 9:30~12:00(オンラインのみ)
14:00~16:30(対面方式)
*対面方式はコロナの状況次第でオンラインへの
変更可能性あり
担当講師:城田 靖彦
<開催概要とお申込み方法>
開催場所:午前の部:オンライン(Zoom)開催のみ
:午後の部:赤坂見附近辺の会場開催
*コロナの状況次第でオンラインへ変更する
可能性がありますので予めご了承ください
費用:1名のご参加につき 20,000円(消費税等込み)
支払い方法:*お申込み後、ご案内する弊社指定銀行口座に振込を
お願いします。
なお振込手数料は貴社ご負担ください。
お申込方法:本メールへの返信、またはお電話で承ります。
午前の部か午後の部かを明記ください。
03-3519-7337 荒柴まで(不在時は鶴田までお願いします)。
その他:1.参加人数により会議室を変更しますので事前申込は必ず
お願いします。
2.午前・午後ともに最少催行人数は3名様です。満たない場
合には開催を取りやめる場合がございますので、あらかじ
めご了承ください。
3.同一企業様や同一事業所様から多数の申込みをご検討の際
には是非ご一報ください。
個別開催(現地ならびにオンライン)も対応させて頂きます。
多くの方のご参加をお待ち申し上げております!
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編集後記
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石塚:外出の規制のないGWが始まりました。今後景気が上向くことを
期待します。あとはロシア次第ですか。
城田:歳と共に足腰を鍛えるようにして、最近ではランドナー(自転車)
であちらこちらを走り回っています。
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工場長・製造部長のコスト削減マネジメント
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