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工場長・製造部長のコスト削減マネジメント vol.147 2018.8.1
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日本ビジネス革新コンサルティング株式会社(ジェイビック)
省エネ・品質改善・物流のコスト削減で利益創出体質を実現!
工場のコスト削減コンサルティングファームのコラムです。
猛暑は当分続きそうです。プールですら熱中症の危険ありとのこと。
お盆はクーラーの効いた部屋でゆっくりしたほうが良さそうですね。
今号の目次↓
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【ごあいさつ】働き方改革に向けた業務プロセス改革セミナーの御礼
【メインコンテンツ】価値の高い業務の探し方(動力部門を例に)
【お知らせ】働き方改革に向けた動力部門の負荷軽減セミナー
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【ごあいさつ】働き方改革に向けた業務プロセス改革セミナーの御礼
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文/城田 靖彦
7月24日のセミナーへのご参加、ありがとうございました。セミナー後
の感想として、現在取り組んでいるやり方が妥当かどうかを判断したとき、
考え方を含め正しかったという検証が得られたことが良かったというもの
と、自分たちだけでやるのはかなり大変そうだというものがありました。
部門組織全体に跨る業務プロセスの改革を本格的に取り組むとなると
かなり大がかりになることは間違いありません。
この活動においては、経営層がリーダーシップを発揮してこそ組織全体が
動き出すこと、「親の背を見て子は育つ」ということわざ通り、まず経営
層の方がしっかり方向性を示せばみんなはついてくるということ、この2点
をしっかり押さえておく必要はあります。
このようなことを含め、理解を深めて頂けたのではないかと思います。
さて、引き続き「働き方改革」にまつわる話しが続きますが、私たちが
一貫して主張していることといえば、業務の価値をどのように追求してい
くかがポイントとなるということです。
業務の価値とは何か?から始まって、その価値をいかに高めていくか、
高めた結果どのように仕事が変わり、どのような効果が得られるのか、と
いった業務の価値追求こそが働き方改革の根幹をなすものではないかとも
考えています。
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【メインコンテンツ】価値の高い業務の探し方(動力部門を例に)
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文/石塚 健志
個人で行う「働き方改革」とは?という拙文を4月のメルマガに書か
せてもらいました。カードに“やるべきこと“を書き出して、優先順位
を毎日並べ替え終わったものを抜いて、新しく出てきたことを追加して、
とやっていくと、後ろの方に並ぶカードは見慣れたものばかりであった
こと、そしてそれこそが価値の高い業務であるという考え方に変わりは
ありません。
具体的にどのような業務が出て来るかを動力部門を例に書き出してみます。
本来は職務規定を読めば書いてあるのかもしれませんので参照してみる
価値はあります。
特に書かれていない場合は以下の事項を参考にしてください。
「社会貢献」としては、地球温暖化防止のためにバイオマス燃料の積極
的採用や燃料転換、再生可能エネルギー(風力発電、太陽光発電、水力
発電など)の採用。地域環境を排出物によって汚染する事を防ぐ事はい
うまでもありません。
「企業利益」としては動力供給コスト低減のために省エネルギーや節水
(社会貢献にもなる)。動力の余剰分を外販する。そして何より動力不
足による生産量の低下を防がなければなりません。
「日常業務」としてはトラブルのないゆとりのある職場を実現して、空
いた時間を上記に寄与する業務を行ったり、緊急避難訓練を実施したり
災害に備える事も必要です。
この3つの内容を、そのために何をすれば良いかと問う事で、具体的な
項目が導き出されます。
トラブルのない職場を作るためには、「効果的な再発防止の仕組みを
考案する」、そのためには過去のトラブル発生の管理要因を調べ、業務
の仕組みを分析する。
そのためにはトラブルに至るメカニズムの解明を行う。そのためには今
までは98~99%事実が解明されれば良しとしてきた直接原因追求を100%
解明・究明する。
こんな要領で展開していけば、もう一つの枝である「不具合を早期発見
する」。
そのためには診断力を向上させて現場パトロールを強化し予知・予見能
力を磨く、という展開と関連付けが出来てきます。
さらに具体的な行動がわかるまで展開して行きます。
価値の高い業務は簡単に実施できるものではなく、息の長い仕事にな
りますので計画的に手順を組み、時間を取っていかなければ達成できま
せん。また関連部門も多技に渡りますので、時間軸と部門軸で構想を表
現することが求められます。
外部(有識者)との交流、大学など研究機関との共同研究や業務委託、
最先端の知識の継続的取得(セミナー出席など)、長期間の工程実験や
現場データの収集などが必要になると思われます。
やりたい業務がはっきりしたら、あとはどう余力を作るかです。
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【お知らせ】働き方改革に向けた動力部門の負荷軽減セミナー
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働き方改革は全社的に進めるべきですが、全社的活動はトップダウン
でなければうまく進みません。
ではボトムアップで進める方法はないかというと、慢性的に残業の多い
部門として動力部門をモデルとして取り組むことが考えられます。
さらに業務負荷低減に的を絞ることで広がりのある活動が期待できます。
動力部門の性質上、トラブル対応の緊急性が高いことからどうしても
繰り返し発生する工程トラブルの処置に忙殺されがちです。
そのことによって、そもそも工程トラブルを未然に防ぐための手立てを
講じること(これが本来業務のひとつの筈ですが)が疎かになってしま
うと悪循環の渦から逃れることが出来なくなってしまいます。
こうした状況は、大なり小なり他のプラントでも起きている事象なの
で、事業所としての関心度も高く、うまく進められれば波及展開への道
が開ける可能性も高まります。
その結果、全社展開となれば本来の働き方改革に繋がることは間違いあ
りません。
実際のコンサルティングでは、繰り返し発生するトラブルを低減させる
ことで業務負荷軽減を図り、生まれたゆとりを活用して本来業務の設計ま
でをサポートしますが、当セミナーでは、業務の負荷状況を調べて、どの
ように最初のゆとりを作り、更にそのゆとりを活用して、という活動企画
を立案するまでのセミナーを行います。
活動の推進役となられる方のご参加をお待ちします。
注)定期点検、定期保全業務は対象外となります。
【内容】
1.業務負荷低減の目的
2.価値の高い業務の探し方
3.業務記述項目の抽出
4.業務時間調査
5.事務、業務フロー分析
6.日常保全業務の確認調査
7.改革シナリオの作成
【日時】
2018/9/28(金) 10:00~12:00/14:00~16:00
担当講師:石塚 健志
開催場所:東京・赤坂見附。詳細は別途ご連絡いたします。
費用:1名のご参加につき 10,000円 当日現地支払
お申込方法:セミナータイトルとご希望の時刻をご連絡ください。
本メールへの返信、またはお電話で承ります。
03-3519-7337 田中冠(はじめ)・荒柴まで(不在時は鶴田までお願いし
ます)。
申込期限:2018月 9月21日(金) 24時まで。
※参加人数により会議室を変更しますので事前申込は必ずお願いします。
※午前・午後ともに最少催行人数は3名様です。満たない場合には
開催を取りやめる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
多くの方のご参加をお待ち申し上げております!
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編集後記
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城田:最近はこれを食べると身体の何々に良いとかの話しになることが
多いのですが、ただ「これ美味しいね」と言って食べるのはダメ
ですかね~。
石塚:去年も同じことを書いたかもしれませんが、今年の夏は本当に
暑いですね。
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工場長・製造部長のコスト削減マネジメント
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工場のコスト削減コンサルティングファームのコラム。
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■発行人:日本ビジネス革新コンサルティング株式会社 荒柴宏充
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