ジェイビックは、製造業の利益創出を力強く支援します

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
工場長・製造部長のコスト削減マネジメント vol.225 2021.10.13
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日本ビジネス革新コンサルティング株式会社(ジェイビック) 4,017部

 省エネ・品質改善・物流のコスト削減など、利益創出体質を実現!
工場のコスト削減コンサルティングファームのコラムです。

 第100代の総理大臣が誕生し新内閣が発足しました。アフターコロナ
を見据えながらの舵取りに期待したいです!!

今号の目次↓
────────────────────────────────
【ごあいさつ】DX(デジタルトランスフォーメーション)とIT化の違い
【メインコンテンツ】 DX時代の企業の取組 3
【お知らせ】DX時代の企業の取組セミナー
────────────────────────────────

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【ごあいさつ】DX(デジタルトランスフォーメーション)とIT化の違い
────────────────────────────────
文/荒柴 宏充

 DX(デジタルトランスフォーメーション)とIT化の違いとは何でしょ
うか?この違いを明確に理解されている方はどのくらいいらっしゃるの
でしょうか。

「DX」はこれからの企業経営に必要不可欠であるため経営層の方々の理
解はかなり進んでいると思っています。しかし中間層から現場スタッフ
等の方々になるとかなり曖昧になっているのではないでしょうか。

誰しも「IT化」とは違うのだろうという漠然としたイメージは持たれて
いると思います。
また「DXは改革」で「IT化は改善」だ、という認識を持たれている方も
多いと思います。

 今回11/5に開催する「DX時代の企業の取組」セミナーではこの辺りの
認識をハッキリさせる手段としてはうってつけの内容と考えています。

DX推進にすでに邁進中の企業の方々には再認識のために、これから本格
的に取組まれる企業では考え方を統一するために等々、改めて少し冷静
に考える良い機会と考えておりますので、是非上手くご活用ください。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【メインコンテンツ】 DX時代の企業の取組 3
────────────────────────────────
                 文/横山 真一郎

 DX推進の目的が、IT技術を使った現状業務の改革にあるとすれば、目
的達成は大がかりな問題です。品質や生産性の向上、そしてコストダウ
ンなどを目指す取り組みは、日常業務の「改善活動」というレベルでし
ょう。

それに対して、組織を統合して情報技術を活用した新しいビジネスモデ
ルなどを目指すのは「業務改革」といえるでしょう。「改革」や「革新」
を達成するためには、現状の否定から始めて、新たな目標を定めてプロ
ジェクトとして取り組むことが必要になります。

組織にとって根本的な変化を目指す改革というものは、業務の削減や膨
大な費用の発生など、ときに大きな苦しみや痛手を伴うものとなります。
明確な目標を持たないと失敗につながってしまいます。DX推進でいえば、
既存のシステムを見直して組織が変革や革新を実行し、新たな世界に舵
を取るのであれば、そこには強いリーダーシップとそれを支援するスキ
ルが必要でしょう。

 DXを推進する組織と課題について考えてみましょう。現在の企業のDX
状況はどうでしょうか。21年度の経済財政白書によれば、大企業では70
%以上がDXの導入が進んでいるにもかかわらず、中小企業では検討中ま
でを含め40%弱に留まり、DXの内容を知らないも含めて予定していない
のは40%を超えています。

改革が遅れている多くの企業では、システムが老朽化するだけでなく、
システムがブラックボックス化していることをよく伺います。これは、
改善活動を繰り返して抜本的な改革を行ってこなかったことが一因でし
ょう。もちろんシステムの問題だけではありません。先に述べたように、
リーダを含む人財の不足や教育不足、さらに不十分なマネジメントもブ
ラックボックス化を引き起こす要因でしょう。

今回のセミナーでは、DXを推進した組織改革には、データ分析に対する
考え方や教育と新技術の取り組み方が重要であるとの観点から議論した
いと思います。優れたIT技術やシステムを導入しても、その仕組みや扱
い方を理解しなければ絵にかいた餅で、結局高くつく結果になります。

新しい企業文化について一緒に考えてみましょう。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【お知らせ】DX時代の企業の取組セミナー
────────────────────────────────
 
 新型コロナが猛威を振るう中、DXを推進するのは正にこの時と思って
いる企業は少なくないようです。しかし、経済産業省のDXレポートをは
じめ種々の報告書によれば、企業が実際にDXを推進しようとしても、DX
を考えた組織づくり、DXを有効とするためのデータ整備、部門間の統合
など、考えることが山積みで、どのように進めたらいいのかわからない
ことが多いようです。

確かに、新型コロナによる企業の事業継続の危機に対して、テレワーク
をはじめとした社内のITインフラや就業に関するルールを迅速かつ柔軟
に変更して、環境変化に対応できた企業と、対応できなかった企業の差
が拡大しています。

これから、DX推進を考えている企業は、既に推進している企業から、そ
の解決策やヒントを学ぶこともできるでしょう。
まず、DXのイメージについて考えてみましょう。企業が抱える課題を、
IT技術やAI技術が何でも解決してくれると思っているのではないでしょ
うか。

さらに、老朽化・複雑化・ブラックボックス化した既存システムがDXの
推進の障壁となっていると言われています。 
DX後進国といわれる日本は、「IT活用が守り型」と言われています。

そのため、短絡的に「DX=老朽化した現在のシステムを刷新する」と考え
る向きがあります。しかしこれは正しくありません。また、「現時点で
競争優位性が確保できている企業=これ以上のDXは不要」と考えるのも
適当ではありません。

一方、デジタル技術を活用し、革新的なビジネスモデルを生み出すDXに
取り組む企業が増えています。革新的なビジネスモデルを実現するには、
単なるAI技術の導入や業務効率化にとどまらず、社内の仕事の進め方を
全般的に変える必要があります。

大切なことは、目的を持って計画的にDXを進めることが大切です。また、
DXの進め方にはいろいろなタイプがあります。DX専門の組織を置く企業
もあるようです。組織化もいろいろ考えられます。

そこで、以下のような内容でDXの推進を考えてみてはいかがでしょうか。

【内容】
1.DX(Digital Transformation)推進の背景
2.DX導入のステップ
3.DXを推進する組織づくりと課題
4.課題解決に向けての考え方

 
【日時】
2021/11/ 5(金)  午前の部 10:00~12:00 Zoomによるオンライン開催
         午後の部 14:00~16:00 Zoomによるオンライン開催
         *午前も午後も同じ内容です。
        
担当講師:横山 真一郎

開催場所:オンラインにて

費用:1名のご参加につき 10,000円(消費税等込み)

支払い方法:*弊社指定銀行口座に振込。口座はお申込み後連絡します。
       ご入金確認次第、招待URL等を送付します。
       なお振込手数料は貴社ご負担ください。

お申込方法:本メールへの返信、またはお電話で承ります。
午前か午後かを明記ください。
      03-3519-7337 荒柴まで(不在時は鶴田までお願いします)。

申込期限:2021月10月29日(金) 24時まで。

────────────────────────────────
編集後記
────────────────────────────────
荒柴:コロナワクチンの2回接種完了が国民の60%以上になって、感染者
   数も日々減少傾向に。このまま第6波の来ないことを願います。

横山:新内閣が発足し、世の中はどのようになるのでしょうか。コロナ
   感染の心配がなくなったかのように街中は人で賑わうようになり
   ました。繰り返さないか少し心配です。反省をしながら進みたい
   ものです。喜ばしいことでは、また日本人がノーベル賞を受賞し
   ました。地球温暖化に皆が取り組んでもらいたいものです。日本
   の受賞者は最近多いようですが、これまでの基礎研究が評価され
   てのことだと思います。人も企業も国も投資すべきは基礎部門だ
   と思います。
────────────────────────────────

メルマガの感想・要望があればぜひ、こちらへお願いします!

 E-MAIL:< tokyo@jbic.co.jp >

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 工場長・製造部長のコスト削減マネジメント
────────────────────────────────
省エネ・品質改善・物流のコスト削減で利益創出体質を実現!
工場のコスト削減コンサルティングファームのコラム。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■発行人:日本ビジネス革新コンサルティング株式会社 荒柴宏充
 公式サイト:< http://www.jbic.co.jp/ >
 E-MAIL:< tokyo@jbic.co.jp >

※社内・取引先・ご友人などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してくださいね。
—————————————————————-
■広告や記事中でご紹介している商品・サービスに関してのトラブル等
について当方では一切責任を負いかねます。ご自身でご判断下さい。
■購読・解除は、ご自身でお願いいたします。こちらから出来ます。
 独自配信 → https://i-magazine.jp/bm/p/f/tf.php?id=jbic
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

back_backnumber

メールマガジン

PAGETOP
Copyright © 2004-2016, Japan Business Innovation Consulting Co.,LTD. (JBIC) All rights reserved.