ジェイビックは、製造業の利益創出を力強く支援します

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工場長・製造部長のコスト削減マネジメント vol.198 2020.9.9
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日本ビジネス革新コンサルティング株式会社(ジェイビック) 3,914部

省エネ・品質改善・物流のコスト削減など、利益創出体質を実現!
工場のコスト削減コンサルティングファームのコラムです。

9月に入って今度は台風の来襲です。コロナ禍での対応は非常に悩まし
いことになりそうです。備えと少しでも早い行動を心掛けましょう!!

今号の目次↓
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【ごあいさつ】「装置産業における自動化の課題」セミナーのお礼
【メインコンテンツ】構内物流における在庫最適化
【お知らせ】「構内物流の最適化に向けて」セミナー開催のご案内
      (オンライン開催)
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【ごあいさつ】「装置産業における自動化の課題」セミナーのお礼
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               文/鈴木 滋美(すずき しげよし)

8月28日に「装置産業における自動化の課題」セミナーを開催しました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

質疑応答と意見交換において率直に話し合う機会を得ることができま
した。ついこの間まで当たり前だったことの通用しない日常が不意に始
まり、いつまで続くか分からない中、皆さんが様々な制約とやり難さに
直面しながら自らの課題に真っ正面から立ち向かっておられる様子が目
に見えるようでした。

そうした日常の職務遂行の底辺で、昨日まで世界を導いていくと信じら
れていた枠組では前進不可能になる地殻変動が始まっているようです。

私たちは、日々の職務を誠実に遂行するために必要となる力強い枠組み
づくりの試行錯誤を勇気を出し開始したいと思います。

セミナーにご参加いただきありがとうございました。

 
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【メインコンテンツ】構内物流における在庫最適化
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               文/田中 豊文

 工場における構内物流は、原材料、仕掛品、中間製品、製品、設備機
器の予備品など多種な在庫があります。そのためにその荷役と保管、出
庫、払い出し、運搬、卸作業など細かい作業が多く、その実態が非常に
分かりにくいために、どの工場も改善活動の優先順位高くありません。
その結果、コストウェイトが大きいにも拘わらず改善活動が遅れていま
す。構内物流改善は、どの領域から着手すべきかが重要になります。

 まずは、在庫の最適化から手掛けることが、必要です。
 今までのコンサルティングの経験では、製品や原材料のMAX全体量は、
設定されているが、経験値で決められていることが多く、その根拠が明
確になっていません。データ解析して、根拠を明確にする必要がありま
す。

 データ解析の方法は、出庫データから算出する方法と、予測と実績と
の差異から算出する方法と二つの方法があります。予測精度が良ければ、
予測と実績との差異から各製品やひとつひとつの原材料からMAX在庫、
MIN在庫を設定しますが、一般的には、予測精度は低いため、出庫デー
タから、算出する方法が多いですが、どちらかの方法で根拠を明確して
在庫量を設定することが必要です。

 その在庫量を最適化と現状の実績との比較して、その差異の分析と対
策の検討が次のスッテプで必要になります。
 在庫量を以下の分類に分けます。

 (1)廃棄品(劣化、陳腐化、不良品など)
 (2) 過剰品(MAX在庫よりオーバーした量)
 (3) 機能在庫(MAX在庫内)

 (1)の廃棄品は、廃棄するか、保管場所の見直しをして、コストが安い
場所に移動すべきです。

 (2) 過剰品は生産計画で調整して、不必要な在庫を無くすことです。

しかしながら、今までのコンサルティング経験では、廃棄品が構内物
流では、作業効率が良い場所に置かれていることが多いです。

 まずは、在庫の持ち方を見直して、在庫の現状を”見える化”するこ
とで問題が顕在化しますので、在庫の最適化の検討が優先度の高い改善
領域です。

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【お知らせ】「構内物流の最適化に向けて」セミナー開催のご案内
      (オンライン開催)
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 物流部門は、製造から製品が入庫されて、ユーザーまで届けるところ
まで、役割を担っています。しかしながら、製造と営業から指示されて、
その後の処理を行うことが、日常的に行われているため、いつのまにか
受身的な仕事になっています。
 
 その結果構内における、倉庫の不足するごとに、倉庫を見つけて、継
ぎ足し継ぎ足しで増設してきた経緯があります。
 
 構内の在庫を最適化するために、構内倉庫の在庫能力の把握や適正在
庫量及び適正場所化の設定など十分な検討がなされていない状況です。

 また物流作業において、労働力不足もあって、物流部門の残業時間が
多く、働き方改革で作業時間を削減しなければいけないなどの背景もあ
って、最近構内物流の最適化のニーズが多くなってきました。

 今回のセミナーはそのためには、どのような考え方で、取り進めるか
の概要を説明します。

【主な内容】
1.構内倉庫の在庫の最適化
2.構内物流マップの見える化
3.最適化の狙い
4.取り進め方

【日時】
2020/10/23(金) 午前の部 10:00~12:00 Zoomによるオンライン開催
        午後の部 14:00~16:00 Zoomによるオンライン開催
        *午前も午後も同じ内容です。

担当講師:田中 豊文

開催場所:オンラインにて

費用:1名のご参加につき 10,000円(消費税等込み)

支払い方法:*開催日3日前までに弊社指定銀行口座に振込
       ご入金確認次第、招待URL等を送付します。
       なお振込手数料は貴社ご負担ください。

お申込方法:本メールへの返信、またはお電話で承ります。
午前か午後かを明記ください。
      03-3519-7337 荒柴まで(不在時は鶴田までお願いします)。

申込期限:2020月10月16日(金) 24時まで。
※午前・午後ともに最少催行人数は3名様です。満たない場合には
 開催を取りやめる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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編集後記
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鈴木:ボディシャンプーの時代になったようで、店頭から石鹸が次々姿
   を消したので仕方なくローカルブランドの石鹸を購入。試しに使
   ってみると、これはいい! 翌日、半ダースくらいと買いに出まし
   た。目的の品が棚に並んでるのを横目に見てビールを買って石鹸
   のところに戻ると、棚が空っぽ。がっかりするよりも、今の時代も
   石鹸派というかマニアがいるんだと、ちょっと楽しくなりました。

田中:コロナ禍でスポーツクラブに行けれないため、体重のコントロール
   するために、朝と夜にランニングで体重を維持するようにしていま   
   す。

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