━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
工場長・製造部長のコスト削減マネジメント vol.53 2014.10.22
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日本ビジネス革新コンサルティング株式会社(ジェイビック)1,821部
このメルマガは、省エネ・品質改善・物流のコスト削減で利益創出体質を実現
!
工場のコスト削減コンサルティングファームのコラムです。
10月の台風の上陸数は2つ。意外と多いそうです。
週末に台風が上陸するとせっかくの休みに制限がかかりますね。
今号の目次↓
───────────────────────────────────
【ごあいさつ】「地形」で省エネの必要性を読み解くと
【メインコンテンツ】活動の取組み方とマンパワーのマネジメント
【セミナー案内】コツコツ型省エネルギー活動の進め方
───────────────────────────────────
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【ごあいさつ】「地形」で省エネの必要性を読み解くと
───────────────────────────────────
文/柳 和男
最近家族でハマっているのが竹村公太郎の「日本史の謎は『地形』で解ける
」
の本です。
この本によると、日本の山は江戸時代後期にはほとんどハゲ山になっていた
との事です。
燃料に必要な薪を取る為に伐採を繰り返した為、自然の回復力が及ばなく
なった結果、ほとんどがハゲ山になってしまったのです。
今の緑豊かな山を見慣れているせいか、意外な印象を受けました。
(余談ですが、白神山地のブナの原生林は世界自然遺産に指定されていますが
、
ブナは水分が多くて使い物にならない、誰も相手にしない木だったから伐採を
免れたとの事です)
幸い明治期からは化石燃料が普及して来た為、今の様な姿に回復したのです
が
これから先、化石燃料の埋蔵量がピークアウトになるとどうなるのでしょうか
ね。
私の住んでいる所の様に自然に十分恵まれた所であっても、まさか木を伐り
に
山に行くわけにはいかないと思うのですが。
そんなことを頭の片隅に置いて省エネの取り組みを我が家でも真剣に考え、
できる事は即実行に移すよう心掛けています。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【メインコンテンツ】活動の取組み方とマンパワーのマネジメント
───────────────────────────────────
文/羽根田 修
省エネルギー活動にはいろいろな取組み方があります。
下記の「一般的」と書かれた取組み方が最も多いのですが、どう取り組むかは
工場の状況によっていかようにもあります。
■対象範囲
1つの製造課(一般的)
複数の製造課
工場全体
複数の工場(サテライト方式/メルマガ52号で紹介)
■人選(1つの製造課で)
専任1名、兼任2名以上(一般的)
全員兼任(コツコツ型/メルマガ51号で紹介)
教育目的で若手中心
■期間
9ヶ月(一般的)
1年間
1年超
■人の資質
エース級
中堅・ベテラン(一般的)
若手
我々の説明不足もあるのですが「一般的モデルに当てはまらないから活動
できない」と考えるのはあまりにもったいないです。上記のようないろいろな
パターンがありますから、どういった活動方法ができるかを前向きに
検討してほしいと思います。
ただ、改善活動の原則はあります。マンパワーと成果は比例するのです。
投入マンパワー(時間x人数x質)=成果
極論ですが、優秀な人材を専任で1年間、正しい手法に則り活動に従事すれば
大きな成果が得られます。逆に投入マンパワーが少ないのに、大きな成果を
求められてもムリなプロジェクトになります。
省エネ活動に割ける人員が全くいない。
これは私共ではどうしようもありません。
生産活動に追われるだけで、工場のコスト削減のような体質強化活動に
割ける人員がいないと工場が先細りするのではないかと私は危惧します。
工場の人員を改善活動にどうマネジメントするか、工場幹部の手腕ですね。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【セミナー案内】コツコツ型省エネルギー活動の進め方
───────────────────────────────────
省エネ活動が停滞している事業所には次のような傾向が見られます。
(1) 事業所全体の省エネ担当者、省エネ推進担当者がいない(製造や工務任せ
)。
(2) 進め方に共通の手順やフォーマットが用意されていない(担当者任せ)。
(3) 主な省エネ課題は実施済みとの認識が強い
(省エネをエネルギー管理だけの狭い意味に取られている)。
しかしここ数年電気料金、燃料価格は高騰しています。そのため、
利益の源泉の一つに省エネを取り上げる必要性も高まっています
(エネルギー多消費型の事業所だけではありません)。
元々、省エネはコツコツと長く続けるべきものでありますので技術者の
基本スキルに省エネ手法も加えていただきたく、セミナーを開催します。
【内容】
1.省エネの攻め所:基本的考え方
2.エネルギー損失の捉え方を理解する:基本的な視点
3.エネルギーの投入実態(事実)を知る:実態調査段階
4.分析結果を考察し、気づきとエネルギー損失を挙げる:損失発見段階
5.目標管理とグループ発想でテーマを創出する:テーマ発掘段階
6.具体的な方式を検討し、成立根拠を明らかにする:構想化段階
7.組織的に適合性の判断を行い、案を育成する:適合化段階
8.実行計画を立案し、次期活動体制を確立する:実行計画化段階
【推奨する参加者】
省エネ活動の事務局、リーダー、サブリーダーの立場にある方(予定者も)
。
製造部門や技術部門の管理者、監督者、スタッフ。業種はものづくり全般です
。
【日時】
2014年11月21日(金) 10:00~12:00/14:00~16:00
※いずれの回も2時間、同じ内容のセミナーとなります。
午前か午後をご指定下さい。
*7月発行の当メルマガで11月14日とご案内しましたが上記に変更致します
。
悪しからずご了解ください。
担当講師:石塚健志
費用:1名のご参加につき 5,000円 当日現地支払
お申込方法:セミナータイトルとご希望の時刻をご連絡ください。
本メールへの返信、またはお電話で承ります。
03-3519-7337 村松まで(不在時は高田までお願いします)。
申込期限:11月14日 24時まで。
※参加人数により会議室を変更しますので、事前申込は必ずお願いします。
多くの方のご参加をお待ち申し上げております!
───────────────────────────────────
編集後記
───────────────────────────────────
柳:やっと丹波黒枝豆の収穫期になりました。今年も農業実験を行いようやく
収穫量が多く美味い黒豆の栽培条件を掴むことが出来てきました。
それでも、まだ厄介なバラツキの問題は残っています。
羽根田:出張時にスーパー銭湯に泊まるという初体験してきました!
といっても、雑魚寝ではなく、個室で寝ました。トイレと洗面は共同で
したが、大きなお風呂に入れて、気持ちよく過ごせました。
───────────────────────────────────
メルマガの感想・要望があればぜひ、こちらへお願いします!
E-MAIL:< tokyo@jbic.co.jp >
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
工場長・製造部長のコスト削減マネジメント
───────────────────────────────────
省エネ・品質改善・物流のコスト削減で利益創出体質を実現!
工場のコスト削減コンサルティングファームのコラム。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■発行人:日本ビジネス革新コンサルティング株式会社 羽根田修
公式サイト:< http://jbic.co.jp/wordpress518ja/ >
品質改善.com:< http://www.hinkai.com/ >
3s4s5s.com:< http://www.3s4s5s.com/ >
E-MAIL:< tokyo@jbic.co.jp >
※社内・取引先・ご友人などへの転送はご自由にどうぞ。
ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してくださいね。
———————————————————————-
■広告や記事中でご紹介している商品・サービスに関してのトラブル等に
ついて当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
■購読・解除は、ご自身でお願いいたします。こちらから出来ます。
独自配信 → https://i-magazine.jp/bm/p/f/tf.php?id=jbic
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━