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工場長・製造部長のコスト削減マネジメント vol.150 2018.9.19
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日本ビジネス革新コンサルティング株式会社(ジェイビック)3,419部
省エネ・品質改善・物流のコスト削減で利益創出体質を実現!
工場のコスト削減コンサルティングファームのコラムです。
今号でメルマガ150号になりました。ありがとうございます。そして
今後も御愛読よろしくお願い申し上げます。
今号の目次↓
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【ごあいさつ】メルマガも丸6年を迎えることが出来ました
【メインコンテンツ】改革のシナリオ作りの進め方
【お知らせ】働き方改革に向けた動力部門の負荷軽減セミナー
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【ごあいさつ】メルマガも丸6年を迎えることが出来ました
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文/荒柴 宏充
2012年10月10日の1号からスタートしたメルマガも今月で丸6年・
150号を迎えることが出来ました。
これも読者の皆様からのご支援の賜物です。
100号記念号からあっという間の2年間。このままで行けば200号記念号
は2020年東京オリンピックの熱戦直後にお届けする事のなりそうです。
そして200号のさらにその先も皆様に愛されるメルマガを目指すべく、
少しでも関心の高いと思われる話題やテーマを反映した内容にしていく
ために社員一同努力して参ります。
これからも応援よろしくお願い申し上げます。
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【メインコンテンツ】改革のシナリオ作りの進め方
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文/石塚 健志
課題が明らかになった(この場合業務負荷低減をテーマにしています)
なら、その課題を集めて改革のシナリオ作りに進みます。
足りない課題は後から埋めることができますので主要課題が出そろった
段階でシナリオ作りに着手できます。
改革計画を課題の羅列で終わらずに、シナリオにするメリットは3つあ
ります。
1.時間のかかることから早く着手することが合理的に感じられるかもし
れ漫画、足下のすぐ出来る(早く結果の出る)ことから順次着手して
いけば時間の経過に従い大きな改革につなげることができる。
2.関係者(改革ですのでほぼ組織内の全員となりますが)をシナリオ作
りのそれぞれの段階に参画させる(するように誘導することが大切で
すが)ことで全員の合意形成が容易になる。
3.一部の頭脳担当者が作成するのではなく、グループワークでディスカッ
ションしながら作る方が(優秀な方がたたき台を作ってそれをもとに
検討するより)効率が高い。
シナリオには横軸に時間軸、縦軸に項目軸を設けます。
横軸は「すぐ出来る姿」「望む姿」「ありたい姿」とします(「あるべ
き姿」を最終項として、実現時期を明示できない永遠の課題とする方法
もありますが、話が複雑になりますので本文では割愛します)。
すぐ出来る姿は別として、残りの2つはアップデイトして行きます。
実行が進むに従い、望む姿とありたい姿が高度化されて行くことを期待
しています。
期間のイメージは、すぐ出来る姿の達成が3ヶ月から遅くて半年が限界
です(それ以上かかるならすぐ出来ないということになってしまいます
ので)。次の望む姿は1年から2年必要でしょう。ありたい姿はそこか
ら更に3年後くらいでしょうか。
3つの姿にコンセプトを付けて共有化を図りやすくすることは効果が
あります。コンセプト以上に効果があるのは(特にありたい姿について
はその実現がかなり先になりますので)近未来小説として文章化する
(ここでは文才は問われません)ことです。
文章化するということは課題が項目の羅列で終わらせず、課題間の有機
的つながり(前後の優先関係や同時性など)の表現も必要になりますの
で、不足している項目の発見も可能になります。
出だしは「202X年4月1日、ついにこの日がやってきた。誰が今日の
姿を予想することが出来だだろうか‥‥‥」というものをイメージして
ください。この近未来小説は時間のかかる改革の実行管理にも使えます
し、タイムカプセルとしての価値はとても高いのものになります。
縦軸をどのような項目で構成するかを決めるには、課題の細分化と体
系化を行います。細分化はよく言われる「行動レベルまで具体化する」
ことです。
体系化する目的はその論理性を確認するために行います。その課題(は
ありふれた課題ではあってもそれ)を達成したら本当に上位目的が達成
されるのか、と論理的に確認する必要があるからですが、その過程でこ
こでも新たな課題が(上位目的を達成するためには手段としての課題を
更に追加しなければならないと)追加されることが期待されます。
縦軸で更に重要なことは「誰が」行うかとなりますが、複数の部門にま
たがる課題はタスクフォースチームの編成を検討します。
3つの姿にそれぞれ達成後の姿の要約を明記して達成度を評価するた
めの指標を設定し、最後に現状の姿を描いて完成となります。
組織全体の改革シナリオを作るには経験が必要ですが、もっと小さめの
自分の手で完成可能な課題でもシナリオ作りから取り組んでみてはいか
がでしょうか。
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【お知らせ】働き方改革に向けた動力部門の負荷軽減セミナー
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働き方改革は全社的に進めるべきですが、全社的活動はトップダウン
でなければうまく進みません。
ではボトムアップで進める方法はないかというと、慢性的に残業の多い
部門として動力部門をモデルとして取り組むことが考えられます。
さらに業務負荷低減に的を絞ることで広がりのある活動が期待できます。
動力部門の性質上、トラブル対応の緊急性が高いことからどうしても
繰り返し発生する工程トラブルの処置に忙殺されがちです。
そのことによって、そもそも工程トラブルを未然に防ぐための手立てを
講じること(これが本来業務のひとつの筈ですが)が疎かになってしま
うと悪循環の渦から逃れることが出来なくなってしまいます。
こうした状況は、大なり小なり他のプラントでも起きている事象なの
で、事業所としての関心度も高く、うまく進められれば波及展開への道
が開ける可能性も高まります。
その結果、全社展開となれば本来の働き方改革に繋がることは間違いあ
りません。
実際のコンサルティングでは、繰り返し発生するトラブルを低減させる
ことで業務負荷軽減を図り、生まれたゆとりを活用して本来業務の設計ま
でをサポートしますが、当セミナーでは、業務の負荷状況を調べて、どの
ように最初のゆとりを作り、更にそのゆとりを活用して、という活動企画
を立案するまでのセミナーを行います。
活動の推進役となられる方のご参加をお待ちします。
注)定期点検、定期保全業務は対象外となります。
【内容】
1.業務負荷低減の目的
2.価値の高い業務の探し方
3.業務記述項目の抽出
4.業務時間調査
5.事務、業務フロー分析
6.日常保全業務の確認調査
7.改革シナリオの作成
【日時】
2018/9/28(金) 10:00~12:00/14:00~16:00
担当講師:石塚 健志
開催場所:東京・赤坂見附。詳細は別途ご連絡いたします。
費用:1名のご参加につき 10,000円 当日現地支払
お申込方法:セミナータイトルとご希望の時刻をご連絡ください。
本メールへの返信、またはお電話で承ります。
03-3519-7337 田中冠(はじめ)・荒柴まで(不在時は鶴田までお願いし
ます)。
申込期限:2018月 9月21日(金) 24時まで。
※参加人数により会議室を変更しますので事前申込は必ずお願いします。
※午前・午後ともに最少催行人数は3名様です。満たない場合には
開催を取りやめる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
多くの方のご参加をお待ち申し上げております!
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編集後記
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荒柴:若い頃テニスを少しやってました。その頃グランドスラムの大会
で日本人選手が優勝する時が来るなど想像もしていませんでした。
大阪なおみ選手、これからの更なる飛躍が楽しみです。
石塚:姉が苫小牧に住んでいて、震災の朝8:30頃携帯で電話したところ
簡単に通じました。「十勝沖地震の時よりひどい、停電でTVが見
れないので様子がわからない」と無事を確認できました。
3.11の時は携帯が繋がらなかったことを思うと隔世の感がします。
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E-MAIL:< tokyo@jbic.co.jp >
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工場長・製造部長のコスト削減マネジメント
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省エネ・品質改善・物流のコスト削減で利益創出体質を実現!
工場のコスト削減コンサルティングファームのコラム。
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■発行人:日本ビジネス革新コンサルティング株式会社 荒柴宏充
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