━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
工場長・製造部長のコスト削減マネジメント vol.213 2021.4.21
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日本ビジネス革新コンサルティング株式会社(ジェイビック) 3,976部
省エネ・品質改善・物流のコスト削減など、利益創出体質を実現!
工場のコスト削減コンサルティングファームのコラムです。
今年のゴールデンウィークも遠出は出来そうにないですね。密を避け
でゆっくりと過ごしましょう!!
今号の目次↓
────────────────────────────────
【ごあいさつ】Projectとは「前に(=Pro) 投影する(=ject)すること
【メインコンテンツ】プロジェクトマネジメントの活用‐4
ー DX時代に求められるプロジェクトマネジメント ー
【お知らせ】プロジェクトマネジメントの活用セミナー(オンライン)
ー DX時代に求められるプロジェクトマネジメント ー
────────────────────────────────
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【ごあいさつ】Projectとは「前に(=Pro) 投影する(=ject)すること
────────────────────────────────
文/高田 真一
JBICのコンサルティングの多くはプロジェクトの形態をとります。
場当たり的なやり方では、困難な課題を解決したり現状の仕組みを大
きく変えることは不可能ですから、適切な企画・計画段階を経て、実行
・効果検証段階に至るケースがほとんどです。
それぞれの段階に応じて活動主体となるメンバーも変わります。
企画・計画段階(=案作りのステージ)の主役は組織横断的なプロジ
ェクトチームが担い、実行・検証段階(実施・フォローのステージ)
では職制が中心となります。
ここで重要なのは、案と実行の“つなぎ”です。
JBICの事業コンセプトでは、キーワードとしてConnectを掲げています。
プロジェクト構成メンバー間の知見・技術・経験等を 「つなげて」
より良い案を作り、案に結実したチームの想いを職制に「つなげる」
ことで、確実な実行に移すことを意味しています。
実行段階で成果を享受するためには、案作りの段階で実行を強く意識
した様々な仕掛けが欠かせません。
ぜひ、当セミナーでその真髄を会得してください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【メインコンテンツ】プロジェクトマネジメントの活用‐4
ー DX時代に求められるプロジェクトマネジメント ー
────────────────────────────────
文/横山 真一郎
これまで、プロジェクトマネジメントとは何か。ポイントは何か。プ
ロジェクトマネージャにはどのようなことが求められているかなどにつ
いて述べてきました。
次に、プロジェクトマネジメントの活用方法について考えてみましょう。
DX時代ということで、ITを本格的に活用していくために、「既存システ
ムの老朽化に対処し設備を新しくしたい。」「担当部署を新しく組織化
したい」などの改善の取り組みの思いはないでしょうか。
取り組みには様々なレベルがあると思いますが、
1.新しいデジタル技術を導入したとしても、データの利活用・連携が
限定的で、その効果も限定的となってしまう
2.また、既存システムの維持、保守に資金や人財を割かれ、新たなデ
ジタル技術を活用するための多額な投資はできない
3.今後、ますます維持・保守コストが高騰する、いわゆる技術的負債
が増大する
などの心配があります。しかし「やってみないとわからない」部分が大
きいのではないでしょうか。
それに対して、プロジェクトマネジメントのポイントを考慮して、次の
ような取り組み方を考えてみましょう。
1.コミュケーションを工夫して、組織全体の共通認識を図る組織の目
的と目標を明確にして、部署あるいはグループの役割を確認する。
さらに、スムーズなコミュニケーションのために必要なデジタル化
推進する。
2.できるところから始めて効果を評価アジャイル、CoP (Proof of Co
ncept)の考え方を導入して、プロジェクトを小さく、スピーディに
始めて、効果を確認しながら進める。
3.定着化を図るPDCAを回して失敗から学び、部分最適から全体最適を
目指す。
プロジェクトマネジメントの考え方は、多くの場面で様々なレベルで
利用することができます。新時代に向け、プロジェクトマネジメントの
利活用を一緒に考えてみませんか。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【お知らせ】プロジェクトマネジメントの活用セミナー(オンライン)
ー DX時代に求められるプロジェクトマネジメント ー
────────────────────────────────
現在、企業ではデジタル変革(DX)が重要なテーマになっています。
その導入や推進は大きな課題となります。それは正にプロジェクトです。
そして、そのプロジェクトの成否の鍵を握るのが、システム全体を俯瞰
できる「プロジェクトマネージャ」です。
では、DX時代のプロジェクトマネージャには、どのような能力が求めら
れるのでしょうか?
まず、DXとは何でしょうか。改めて確認してみましょう。多くの方の理
解では「デジタル技術を浸透させることで人々の生活をより良いものへ
と変革すること。さらに、既存の価値観や枠組みを根底から覆すような
革新的なイノベーションをもたらすもの」となっています。
しかしデジタル変革の重要性が叫ばれていて、多くの企業がそのことを
認識しながらも、抜本的な改革を実現できていません。さらに2025年ま
でにシステム刷新を集中的に推進する必要があると言われています。
これらのことは、2019年に経済産業省によって公開された「DXレポート」
に記載されています。
装置産業では、設備の老朽化や、熟練層から若手へのシフトに伴う技
能・技術の継承の難しさなどの問題を抱えています。そのため多くの企
業が、既存システムの保守と運用に人材を割かざるを得ず、そのため、
データ解析技術や最先端のデジタル技術を担う人材が不足しています。
一方、プロジェクトとは何でしょうか。今、新型コロナウイルスワクチ
ンの国内での接種が国民の注目を集めています。2月時点での計画は、
まず医師や看護師ら4万人に行われ、3月に残りの医療従事者370万人、
4月から65歳以上の高齢者3600万人に対象を広げ、その後、全国民へ広
げられます。これは、国を挙げた一大プロジェクトといえます。
企業が抱える上述の課題をプロジェクトとして捉えた場合、それを解決
していくためには、それぞれの分野の専門家や技術者、さらに複数の分
野に精通した経験者が必要です。
プロジェクトマネジメントは、このような種々の問題を解決し、さらに
新しいものを作り出すことを目的としたプロジェクトを成功に導くため
に開発されたものです。DX時代では業務改善のためのIT推進に限らず、
ビジネス展開を推し進める際にも必須の技術です。
DX時代の中で、ビッグデータの扱い方からビジネス展開まで、プロジェ
クトマネジメントの活用について考えてみましょう。
【内容】
1.プロジェクトマネジメントとは何か
2.DX化におけるプロジェクト
3.プロジェクトマネジメントのポイント
4.プロジェクトマネジメントの活用に関する提案
【日時】
2021/5/14(金) 午前の部 10:00~12:00 Zoomによるオンライン開催
午後の部 14:00~16:00 Zoomによるオンライン開催
*午前も午後も同じ内容です。
*お詫び:昨年11月にご案内したセミナー開催日が
上記に変更になりました。
担当講師:横山 真一郎
開催場所:オンラインにて
費用:1名のご参加につき 10,000円(消費税等込み)
支払い方法:*開催日3日前までに弊社指定銀行口座に振込
ご入金確認次第、招待URL等を送付します。
なお振込手数料は貴社ご負担ください。
お申込方法:本メールへの返信、またはお電話で承ります。
午前か午後かを明記ください。
03-3519-7337 荒柴まで(不在時は鶴田までお願いします)。
申込期限:2021月5月7日(金) 24時まで。
────────────────────────────────
編集後記
────────────────────────────────
高田:堺屋太一の「巨いなる企て」を読んだ時の衝撃は忘れられません。
関ヶ原を描いた小説なのに、合戦場面が一行も出てこないのです。
『石田三成は、「偉大なプロジェクトメーカー」であるとともに、
「拙劣な敗戦の実施者」である』との作者の炯眼に納得です。
横山:この4月に入社して、早くも退社してしまう新入社員が出たニュー
スが報じられました。このコロナ禍のコミュニケーションの難し
さが顕在化した感じです。本当に必要な情報が伝わらなかったの
ですね。この報道はリクルートの問題ですが、企業組織でも同様
でしょう。セクショナリズムが強く、他の部署とのコミュニケー
ションがスムーズに行われないことがあります。そして企業の真
の姿が見えなくなることがあります。DXで改善できることを祈っ
ています。
────────────────────────────────
メルマガの感想・要望があればぜひ、こちらへお願いします!
E-MAIL:< tokyo@jbic.co.jp >
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
工場長・製造部長のコスト削減マネジメント
────────────────────────────────
省エネ・品質改善・物流のコスト削減で利益創出体質を実現!
工場のコスト削減コンサルティングファームのコラム。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■発行人:日本ビジネス革新コンサルティング株式会社 荒柴宏充
公式サイト:< http://www.jbic.co.jp/ >
E-MAIL:< tokyo@jbic.co.jp >
※社内・取引先・ご友人などへの転送はご自由にどうぞ。
ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してくださいね。
—————————————————————-
■広告や記事中でご紹介している商品・サービスに関してのトラブル等
について当方では一切責任を負いかねます。ご自身でご判断下さい。
■購読・解除は、ご自身でお願いいたします。こちらから出来ます。
独自配信 → https://i-magazine.jp/bm/p/f/tf.php?id=jbic
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━