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工場長・製造部長のコスト削減マネジメント vol.133 2018.1.10
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日本ビジネス革新コンサルティング株式会社(ジェイビック)
省エネ・品質改善・物流のコスト削減で利益創出体質を実現!
工場のコスト削減コンサルティングファームのコラムです。
明けましておめでとうございます。今年最初のメルマガです。
本年も御愛読よろしくお願い申し上げます。
今号の目次↓
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【ごあいさつ】新年の挨拶
【メインコンテンツ】兎に角始める「業務改善」の進め方
【お知らせ】働き方改革に向けた業務改善セミナー
【コンサルタント募集のお知らせ】
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【ごあいさつ】新年の挨拶
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文/代表取締役 田中 豊文
旧年中はご愛読を賜り厚く御礼申し上げます。2018年を迎え、日本の
経済が好況に継続する事を願っています。
昨年から働き改革でいかに残業時間を減らすか各企業は緊急度を高め
て、取り組んでおられます。
しかしながら働き方改革は残業をやめて、早く退社するだけの活動が
多く、業務の絶対量を減らすまでには至っていない企業が多いように思
われます。
また人手不足で必要な人員が揃えられない等の課題が浮き彫りにされて
います。
特に保全部門や物流部門、請負作業部門が顕著に不足しています。
このようなニーズにも応えられるように、働き方改革、構内物流及び
請負作業、直接製造部門の生産性向上等省人化も含めて人財の付加価値
向上を目指したプログラムを開発してきましたので、お気楽に相談いた
だければ幸です。
今後各業界のニーズにあったプログラムを開発していく方針であります。
最近品質データの改ざん等で品質問題がクローズアップされています。
この背景は、品質コストを正しく評価していないためにコスト優先で判
断されているように思われます。
品質コスト評価を適正にするための仕組み構築にもコンサルティングの
領域を広げていくために社内のコンサルティング技術を結集して、コン
サルティングテーマとして確立していきたい所存であります。
今後とも一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。
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【メインコンテンツ】兎に角始める「業務改善」の進め方
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文/柳 和男
「働き方改革」や「ワークライフバランス」「ノー残業デー」
「プレミアムフライデー」等の言葉が示すように業務を効率化して仕事
に、人生に、ゆとりを持たせようとする機運は以前に比べかなり高まっ
てきたように思われます。
私はこれまで様々な会社、工場で生産性向上、業務革新、工程稼働
安定化等の取組をお手伝いさせて頂いてきましたが、「業務改善につい
ては実施済で、仕事にゆとりが出るようになりました」と仰られた事例
をまだ経験していないのが実際の所で、業務にゆとりを持たせる事の困
難さを実感しています。
稀な話とは思いますが、「業務を改善して効率化させようとするにも、
今は忙しすぎて改善に取り組む余裕もありません」と仰られた事も経験
しています。
現場の生産性向上等の取り組みに比べると業務の改善については実施
されている事例がかなり少ないのが実態ではないでしょうか。
この様に取組事例が少ない業務改善ではありますが、「そろそろ業務
の効率化を図り、ゆとりのある職場を何とか実現したい」と思われてい
る工場長や工場幹部の方に是非お勧めしたい取組方法をご紹介します。
業務を改善して効率化する切り口はいろいろあると思います。
例えば、トップダウン型でのOA機器による機械化やシステム化等と、
ボトムアップ型での従業員の仕事の実態を分析して改善していく業務
改善等が挙げられます。
今回ご紹介します取組方法は後者のボトムアップ型での業務の仕方を
改善する方法の一つです。
先ず改善対象の職場を選びます。
全職場を一律に扱うのではなく、業務が他部門と多く係る職場を先発さ
せます。選抜される職場は、
例えば、保全部門、開発部門、総務部門、生産技術部門等があります。
これは改善効果の波及性が高く、いわゆる「一粒で二度おいしい」結果
が得られるためです。
次に、対象職場の業務の実態を調査します。業務名とその所要時間を
把握する為です。この調査が少し手数を要しますが、職務分掌規程等を
活用しながら調べると良いでしょう。
業務時間の把握は昨年実績等で行い、職場別で時間数の多い順に並べ、
時間の多い順から改善対象を選びます。
⇒パレートの法則を活用しています
次に選定された改善テーマ(改善対象業務)は、業務の実際がどのよ
うになっているかを時間軸と関連部門軸により可視化(見える化)して
表現していきます。
⇒「業務フロー図」と言います
その際重要な視点は表現された実際の業務(資料を纏める、集計する、
配布する等)の機能(目的と働き)は何か? 適切か?いらないか?
重複していないか? 過剰か? と言った問いかけを絶えず行う事です。
業務の実態が見えにくい特徴がある為、これを見える様にして、機能
を切り口に考察をしていくと改善着眼が得られるようになります。
これらの取組を先行して行えば、「ざっくり」とムダが効率良く排除
されます。
その後、対象部署を適宜増やしながら工場全体の業務を軽くすることを
継続していきます。
工場全体の業務負荷が軽くなれば、後は生み出された余力の中で工場
全体のあるべき業務の姿を描くデザインアプローチ型の取組を行い、
部門間の業務負荷の是正や役割分担の見直し、人員の再配置等に進まれ
ると良いでしょう。
業務改善の具体的な取り組み成果が無い中で、ただ「ノー残業デー
だから今日のところは早く帰れ」の掛け声だけで終始するのは避けたい
ものです。
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【お知らせ】働き方改革に向けた業務改善セミナー
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過労死などで、長時間労働の問題で各企業では残業時間の減少に積極的
に取り組んでいますが、ただやみくもに”残業せずに早く退社するよう
に”と掛け声で終わっていることが多いと思います。
その結果、その業務の重要度や緊急度は各担当者と管理者とのすり合わせ
が十分に行われていないため、本来やるべき仕事がされていなかったり、
優先度が低いのに仕事を従事していたり、掛け声だけで活動を展開しても
本質には何も改善されていない場合が多いようです
ここはもう一度原点に帰って、その仕事の本来目指すべき目的を自ら考え、
その目的に沿った仕事を従事できるように意識改革を図る活動が必要と思
います。
そのための取り進め方や改善の考え方を解説を説明します。
【内容】
1.働き方改革の狙い
2.業務の”見える化”
3.業務改善の進め方
4.業務のあるべき姿の設計
5.定期的にフォローの仕組み構築
【日時】
2018/ 1/ 26(金) 10:00~12:00/14:00~16:00
担当講師:田中 豊文
開催場所:東京都千代田区永田町2-14-2 山王グランドビル(弊社)
案内図→ https://jbic.co.jp/company/
費用:1名のご参加につき 10,000円 当日現地支払
お申込方法:セミナータイトルとご希望の時刻をご連絡ください。
本メールへの返信、またはお電話で承ります。
03-3519-7337 荒柴まで(不在時は鶴田までお願いします)。
申込期限:2018月 1月19日(金) 24時まで。
※参加人数により会議室を変更しますので事前申込は必ずお願いします。
※午前・午後ともに最少催行人数は3名様です。満たない場合には
開催を取りやめる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
多くの方のご参加をお待ち申し上げております!
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【コンサルタント募集のお知らせ】
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弊社では現在コンサルタントを募集しております。
また随時説明会も開催しております。応募の有無にかかわらず、弊社
の説明を聞きたい、知りたい、という方、是非お問合わせください。
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編集後記
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田中:今月弊社の20周年旅行がありました。家族とともに旅行になりま
すが、日頃留守が多いため、家族の慰労を目的に10年ごとに行っ
ていますが、また10年後旅行ができるように精進していきたいと
思っています。
柳:この1月から「業務プロセス革新」の一環で上記の取り組みを開始
される工場があります。事務部長の方が、「忙しい中での対応は
大変だがしっかりやり抜こう」ときっぱりと宣言されておられまし
た。身の引き締まる思いでした。
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E-MAIL:< tokyo@jbic.co.jp >
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工場長・製造部長のコスト削減マネジメント
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省エネ・品質改善・物流のコスト削減で利益創出体質を実現!
工場のコスト削減コンサルティングファームのコラム。
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■発行人:日本ビジネス革新コンサルティング株式会社 荒柴宏充
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