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工場長・製造部長のコスト削減マネジメント   vol.85 2016.02.03
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日本ビジネス革新コンサルティング株式会社(ジェイビック) 2,298部
このメルマガは、省エネ・品質改善・物流のコスト削減で利益創出体質を実現!
工場のコスト削減コンサルティングファームのコラムです。
 今日は節分ですね。縁起が良いということで、恵方巻き(えほうまき)を
食べるご家庭も多いのではないでしょうか。
今号の目次↓
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【ごあいさつ】作業日報からの職場改革
【メインコンテンツ】請負会社が活動に協力してくれるのか?
【お知らせ】請負作業の見える化ベーシックセミナー
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【ごあいさつ】作業日報からの職場改革
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文/高田真一
 製造現場では、請負会社との接し方に悩んでいる管理者も多いと思います。
 ある事業所の新任製造課長として赴任したとたん、請負会社の社員による
休業災害に直面したHさんもその一人でした。
 たまたま、赴任前年にも同じような事故が起きており、不本意ながら、本社
管理部門に厳しく叱責されてしまいます。
 請負会社の監督者と話し合う中、H 課長は、
「不安全に気づきながらなぜ改善要望を出さないのか?」と問いかけました。
若い分、つい詰問口調になっていたのかもしれません。
 押し黙りがちだった監督者は、肩を震わせながら吐き捨てました。
「不安全だろうが何だろうが、黙って言われたことをやるのが下請けだ!」
 暗然として返す言葉を失い、席に戻ると、請負会社から提出される作業日報
が置いてありました。
 日報には、自由記載の特記欄があります。パラパラと捲るうち、どのページ
にも小さく書かれている「特にありません」の文字が目に刺さりました。
 その日から毎日、H 課長は、欄の余白に自分の想いを綴り始めました。
 発注側の管理者として目指したい姿、現場で感じたこと、日々の協力に対す
る請負会社への感謝、等々。
 しばらくは何の反応もありませんでしたが、1か月も経った頃から、ぽつり
ぽつりと意見や要望が出始めました。
 やがて、そのやり取りは欄をはみ出し、別紙が添付され、現場での対話も増
えていきました。
 気がつけば1年が過ぎ、ゼロ災の達成だけでなく作業ミスも激減、生産性は
確実にアップしていたそうです。
 想いを共有すべき相手にどう向き合うか? 方法は様々ですが、Hさんの経験
にも多くのヒントがあるのではないでしょうか?
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【メインコンテンツ】請負会社が活動に協力してくれるのか?
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文/羽根田 修
 発注会社が請負作業の見える化に取り組む目的はおおよそ3つあります。
1.偽装請負と言われないような請負作業体制の確立(混在職場の解消や業務
フローの適正化)
2.生産量に見合った請負作業員数の設定(人員配置が本当に最適なのか)
3.工場間・事業所内での請負作業費用の比較検討の基盤づくり(同じような
モノをつくっているのに請負費用が比較できない)
 活動の取り組み方としては「発注会社主体で分析する」「発注・請負の両社
で協力して分析する」の2つのパターンがあります。
昔は、請負会社の協力は難しいだろうと、発注会社主体で査定し、請負会社に
確認していく方法をとっていました。
 しかし、近年は両社で協力して分析することが増えてきました。
コンプライアンス対応であれば協力し易いでしょうが、コスト削減につながる
自分の首を絞めるような活動に「請負会社がよく協力してくれるなぁ」と思わ
れるかもしれません。
私は活動目的をコスト削減にせず、その一歩手前である請負作業範囲を明確に
し、標準時間を測定、生産量に見合った人員数を割り出す(見える化)ことに
しませんか?と提案しています。
 見える化であれば、請負会社も活動に参画してくれます。その理由を下記の
ように推察しています。
・請負会社を分業専門家として欠かせないパートナーと位置付けしていること。
・数十年にわたる請負作業の中での強固な信頼関係があること。
・発注会社(担当者)の感覚、受け止め方で価格交渉が行われるより、見える
化して数字を基にした価格交渉の方が両社で納得しやすいこと。
実際に、協力して見える化活動した実績が多々あります。
 興味深い点は両社で活動に取り組み、請負作業の見える化が進んでくると、
発注会社側の改善点が多々出てくることです。
請負会社だけで行える作業改善は進めています。発注会社と請負会社ですり合
わせしなければならない領域にこそ改善しろが残っているのです。
見える化活動によりお互いの作業を共通認識して、一緒に改善案を考えること
で、信頼関係がより深まっていきます。
さらに活動を通じて請負会社のメンバーがぐっと成長します。自分達で分析・
検討することがとても勉強になるのです。
また、請負会社はパートナーですから、インセンティブ制度、最低補償、移管
業務などで最大限配慮することも大切にしています。
 会社対会社ですから、利害がぶつかることは当然あります。そこを恐れずに
パートナーとして、共存共栄するために見える化することが、工場のコスト競
争力の強化に必要だろうと私は信じています。
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【お知らせ】請負作業の見える化ベーシックセミナー
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コスト削減の一環して、請負を活用する工場が多くなっています。
(※ここでの請負とは、自社工場内における子会社や他社への業務委託です)
活用方法としては、原料・製品の入出庫/管理、検査/包装工程など単純作業
から、生産ラインすべてお任せしている工場まであります。
任せる範囲が増えるほど製造コストにおける請負費用が大きくなりますので、
いかに管理するかが重要になっています。
請負会社に対する管理ポイントは3つあります。
1.偽装請負と言われないか。
2.請負作業人員・費用は適正か。
3.請負会社を育成しているか。
これらを発注会社が主体的に管理してくいくことが重要です。
そこで発注会社が請負会社の管理とコスト削減のために知っておくべきこと、
特に生産量に対する適正な請負作業員数の見える化を解説します。
【内容】
1.請負作業の改善手法:最適人員の算出方法、納得できる料金の構築
2.請負作業改善の進め方:マンパワーの結集方法、請負会社の育成
3.改善の環境づくり:コンプライアンス、改善が進まない理由
【日時】
2016/2/23(火) 10:00~12:00/14:00~16:00
※いずれの回も2時間、同じ内容のセミナーとなります。
午前か午後をご指定下さい。
担当講師:羽根田修
開催場所:東京都千代田区永田町2-14-2 山王グランドビル(弊社オフィス)
案内図→ http://www.jbic.co.jp/about.html
費用:1名のご参加につき 5,000円 当日現地支払
お申込方法:セミナータイトルとご希望の時刻をご連絡ください。
本メールへの返信、またはお電話で承ります。
03-3519-7337 荒柴まで(不在時は村松までお願いします)。
申込期限:2月16日 24時まで。
※参加人数により会議室を変更しますので、事前申込は必ずお願いします。
参加人数多数の場合、会議室の都合で締め切らせていただく場合がございます。
多くの方のご参加をお待ち申し上げております!
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編集後記
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高田:正月からこっち、暑い!寒い!とぼやいているうち、一年の12分の1
が過ぎてしまいました。異常気象は心理的な時間経過を早めるようです。
羽根田:愛読していた居眠り磐音江戸双紙(佐伯泰英) が51巻で完結しました。
よい終わり方をしたと感じ入ったのと同時に移動中の楽しみが一つ減
りました。
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