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工場長・製造部長のコスト削減マネジメント   vol.77 2015.10.07
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日本ビジネス革新コンサルティング株式会社(ジェイビック) 2,118部

このメルマガは、省エネ・品質改善・物流のコスト削減で利益創出体質を実現!
工場のコスト削減コンサルティングファームのコラムです。

今月から下期という工場が多いのではないでしょうか。ネジ巻きなおしたい
ところです。
今号の目次↓
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【ごあいさつ】秋祭りに思う設備総点検
【メインコンテンツ】プロセス産業での「設備機器総点検」の新しい切り口3
【お知らせ】設備総点検法ベーシックセミナー
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【ごあいさつ】秋祭りに思う設備総点検
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文/石塚 健志

10月第2金・土・日はわが町 佐倉の秋祭りです。各町内会の山車・御神
酒所(屋台)・神輿が23台も夕方から夜遅くまで市内を練り歩きます。

これらのメンテナンス状態はとても良く、迫力があるため千葉県内でも人気の
お祭りです。きっと工場の設備で定期整備があるように毎年、手を入れている
に違いありません。

しかしよく考えてみると、同じように傷んだところを修理しているようですが、
町内の長老に伝えられてきた維持管理方法が風化したり、山車・御神酒所
(屋台)・神輿の役割が江戸時代から変化してはいません。

引き回し方が変わったり速度が上がったりとは聞きませんし、道路条件は
むしろ良くなっています。

ところが工場の設備のメンテナンスは、伝承されてきた内容がちょっと気を
緩めると風化してしまいます(伝承が途切れてしまう)。

原料も多様化されていますし、生産量は大幅アップ、製品の品質は品位を上げ
ています。

その結果、設備の本来あるべき役割が少しずつ変化してきて(大きな変化点が
あれば見直しますが、一つ一つはそれほど変化が大きくなく大幅な見直しが
されずに来て)います。

このような現実を踏まえれば、数年に1度設備の総点検が必要であると改めて
思いました。

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【メインコンテンツ】プロセス産業での「設備機器総点検」の新しい切り口3
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文/柳 和男

前回「設備機器総点検」の方法として「マトリックス法」を紹介しましたが、
今回は「工程機能展開法」を紹介します。

この方法を適用するのは主に化学プラントや製紙工場の上流工程で、生産の
仕組みやシステムの全体観を理解した上で、対象となる設備機器の点検をいか
に行うべきかを検討するのが狙いです。

まず検討メンバーは、製造・設備・生産技術からエース級を選抜します。
固有技術に詳しい方でないと点検の急所を正確に把握する事には無理がある為
です。その時に将来のエースをメンバーに入れておくと人財育成を効果的に進
める事ができます。

次に、関係する資料を集めます。工程フロー図、取扱説明書、作業標準
マニュアル、既存の点検表などです。

ここから「設備機器総点検」に入りますが、説明の例として化学プラントなど
でよく使われている「濃縮工程」を取り上げます。

最初に濃縮工程の基本機能の記述を行います。「濃縮工程は何故存在するの
か?」「濃縮工程が無ければ何か困る事はあるのか?」と問いを発してその
「目的」「存在理由」を明確にします。
表現は「~を~する」といった機能表現で記述します。

濃縮工程は、例えば次の乾燥工程の効率を高める為に「原料液を○○%の濃度
にまで高めた液にする」と記述します。

次に二次機能を記述します。例えば「原料液を受け入れる」「水分を蒸発さ
せる」「次工程へ濃縮液を送る」…等の表現になります。

更に三次機能を記述します。「原料液を受け入れる」の項目からは「前工程よ
り原料液を送る」等があり、その四次機能として「流量を知る」「温度を知る」
等が記述されます。

ここまで来ると、例えば「温度を知る」であれば、この先は具体的な設備名
「○○温度計」となります。

この様に機能で工程を展開していくと各設備機器の「目的」その為の「働き」
が全体の生産システムの中でどの様に繋がっているかが明確になります。

さらにこの設備の「仕様」「管理項目」「管理値」「管理の実態」を記述し
た後、メンバーで「安全上、品質上に問題が無いか?」「点検項目には何が必
要か?」「現在の点検表に記載されている項目、点検方法は最適か?」等を
検討し、問題点や課題が見つかれば最後の欄「問題点・課題」に記述します。

以上が「工程機能展開法」による設備機器総点検の概要です。
要は、生産システム全体からの、その設備機器の存在理由とその働きをしっか
りと分かった上で、最適な点検項目と方法を確立する事を狙っています。

皆さんの工場や工程にある設備機器の点検表は、裏付けのある項目と方法で構
成されているしょうか? 今一度、確認されることをお勧めします。

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【お知らせ】設備総点検法ベーシックセミナー
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現場では自主保全活動を行っているにも拘わらず設備トラブルや事故といっ
た不具合が発生し、撲滅に向けた活動を行っている製造部門や設備部門が
悩んでいる、といったことは無いでしょうか。

設備機器を「機能」を切り口に総点検を実施し、これまでの自主保全活動で
は抽出しきれなかった点検の項目や管理項目を明らかにする手法を解説すると
ともに、実習でその手法を習得して頂きます。

セミナーでは、以下の項目について講義・実習を行います。
(1)設備総点検を行う必要性について
(2)自主保全活動の限界について
(3)効果的な設備機器総点検の進め方について
(4)実習・設備機器総点検課題抽出

【内容】
1.効果的な検討体制の構築
2.設備機器と部品との関係を明確に捉える「機能分析」手法
(1)マトリックス展開法
(2)工程機能展開法
3.実習
上記(1)、(2)のいずれかによる機能展開

【日時】
2015/11/11(水) 10:00~12:00/13:00~15:00 合計4時間

【参加要件】※このセミナーのみこれまでのセミナー条件と異なります。
内容をより深く理解頂くため、御社の事例を基に解説します。そのため、
1社指定(秘密保持契約締結)とします。
御社の資料を使うため、御社指定場所で実施(旅費交通費別途)。

【費用】
25万円。人数は10名前後(製造、設備、生産技術の固有技術に詳しい方)。

担当講師:柳 和男

開催場所:御社指定場所

お申込方法:セミナータイトル、参加人数、希望実施場所をご連絡ください。
本メールへの返信、またはお電話で承ります。
03-3519-7337 久保田まで

申込期限:11月4日 24時まで。
※1社限定のセミナーとなりますので、先着順とさせてください。

ご参加をお待ち申し上げております!

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編集後記
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石塚:ここ2年ほど秋祭りは雨天が続きました。今年は晴れて欲しいです。

柳:私の住んでいる所は周りが田圃で、今は酒米「山田錦」の穂が黄金色に
染まっています。実の秋はいいものですね。

羽根田:自宅の設備機器総点検というとオーバーですが、休日に少しずつフィ
ルターを掃除しています。これまでエアコン、掃除機、ドライヤー、パソ
コンを。まだあるかな? 省エネと設備寿命の向上を期待しています。

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E-MAIL:< tokyo@jbic.co.jp >

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