ジェイビックは、製造業の利益創出を力強く支援します

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
工場長・製造部長のコスト削減マネジメント   vol.73 2015.08.05
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日本ビジネス革新コンサルティング株式会社(ジェイビック) 2,042部

このメルマガは、省エネ・品質改善・物流のコスト削減で利益創出体質を実現!
工場のコスト削減コンサルティングファームのコラムです。

新幹線や飛行場で子供達を多く見かけると夏休みに入った実感がわきます。

今号の目次↓
───────────────────────────────────
【ごあいさつ】技術の横通し! その前に忘れていることがありませんか?
【メインコンテンツ】技術資源の有効活用3
【お知らせ】自社保有技術の棚卸しベーシックセミナー
───────────────────────────────────

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【ごあいさつ】技術の横通し! その前に忘れていることがありませんか?
───────────────────────────────────
文/高田真一

複数の事業体(工場や事業部)を持つ企業には、事業体間で「技術を横通し
(標準化)する」というミッションを担った部署なり担当者が存在します。

では、実際のところ「横通し」はどれほど進んでいるのでしょうか?

「標準化は日本人の得意分野だろう」と、私は永く思っていましたが、最近
見聞したいくつかの事例から、「本当にそうなのか?」という疑念を抱くよう
になりました。

ある工場で省エネルギーコンサルティングを実施したときのこと。
設備改造に関するいくつかの成案は、その企業の他工場ではすでに実施して
いる内容でした。

本社の「標準化推進部署」が再三横展開を働きかけてきたにも関わらず、満
足に進んでいなかったとのことです。

こうした例は、実はさほど珍しいことではありません。

「横通し」や「標準化」を推進している部署・担当の方々の苦労やお悩みは
察するに余りあります。その企業が、違う文化を持った企業同士の合併や統合、
再編の歴史を重ねてきている場合であれば尚更です。

私たちは、どうやら、「日本人は標準化が苦手」という認識からスタートす
る必要があるのかも知れません。

それならば、迂遠なように見えても、まずは技術の中身を誰でもわかるよう
に詳らかにしておくことが先決です。

「技術資源の有効活用」3回目の今回は、保有技術の棚卸について解説します。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【メインコンテンツ】技術資源の有効活用3
───────────────────────────────────
文/城田靖彦

TRMプログラムの一つに保有技術の棚卸しというスッテプがあります。こ
のステップは今後、何をやるにしても通過しなければならない重要なステップ
です。今回はこのステップにおける主なポイントを挙げてみます。

1)技術の所在追究は商品化のプロセス、技術変遷、製造工程、施工工程など
から捉えていきます。例えば開発プロセスは企画から初期流動解除まで。また
必要に応じて実作業者やOBから所有技能を探るといったこともしていきます。

2)顕在化された技術について体系化区分を明確にし、漏れの無いように体系
化していきます。体系化区分は a.技術領域(設計技術か、製造技術か等)
b.技術分野(電子技術か、躯体技術か等)c.技術区分(大、中、小区分等)
d.技術項目(技術名)で構成されます。

3)対象となる技術を一言で表現します。これを技術名(項目)として捉えま
すが、その留意点として、技術はその対象となる機能に対して項目を捉えます。
ものは技術ではないので例えば、炊飯器のしゃもじは設計技術ではなく、
攪拌表面形状技術、把持技術などと表現します。

4) 潜在技術(埋もれた技術)は技術資料として残っていない場合が多いので
調査分析しないといけません。これらの技術には顕在化された技術項目の派生
的、発展系、特定部位で潜在技術が埋もれている場合があると考えられます。

5)棚卸をしてみると実は技術というより技能とされるものが多かったりしま
す。そこで技術と技能を明確にする必要があります。その捉え方について、ま
ず技術ですが、これはある論理(自然科学)に基づいて、生産物を生み出すた
めの方法で、且つ手順化されているものと考えます。

また、技能というのは個人特有の能力であり、生産物を生み出す際にその人
の経験、知恵、技、勘などが人より優れており、一般的な応用が難しい或いは
波及されていない方法論と考えます。

現場の作業などに多く見受けられる技能というのはその人についていて資料
になっていないことが多いため、応用を目指すのは意外と難しいものです。
なので、技能については、技術に変換するという作業が必要となります。

6)明らかになった自社技術について定義をします。実は、これらの技術はし
っかり定義されておらず曖昧なため技術評価が出来ません。自社技術として特
定したり技術優位性を評価したりする際に技術の定義は必要です。

技術の定義は、まず初期の技術(技術のルーツ)を確認し、その後のニーズ
変化により克服されてきた技術で現状も活躍している技術の内容からその技術
の機能、原理、活用メリットを明らかにしていきます。

他にも棚卸のステップでは検討しなければならないことが色々とあります。
ですから、やはりしっかりした考え、手順の下で取り組みをしていかないと消
化不良に陥ってしまいます。

次回、最終回は「TRM活動による効果」について紹介いたします。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【お知らせ】自社保有技術の棚卸しベーシックセミナー
───────────────────────────────────

プログラム名 TRM (Technology Resources Management)

自社が保有する技術資源を顕在化し、技術開発の方向付け、安定生産等の
技術伝承方法など、事業における「技術資源の活かし方」を解説します。

【内容】
1.保有技術の棚卸しと技術定義の仕方
2.自社技術の特定と評価の仕方
3.技術戦略とロードマップの作成の仕方
4.技術伝承と継承の仕方
5.事業間での技術の共有化の仕方
6.自社技術の維持管理の仕方

【日時】
2015/9/11(金) 10:00~12:00/14:00~16:00

※いずれの回も2時間、同じ内容のセミナーとなります。
午前か午後をご指定下さい。

担当講師:城田靖彦

開催場所:東京都千代田区永田町2-14-2 山王グランドビル(弊社オフィス)
案内図→ http://www.jbic.co.jp/about.html

費用:1名のご参加につき 5,000円 当日現地支払

お申込方法:セミナータイトルとご希望の日付・時刻をご連絡ください。
本メールへの返信、またはお電話で承ります。
03-3519-7337 久保田まで(不在時は村松までお願いします)。

申込期限:9月4日 24時まで。
※参加人数により会議室を変更しますので、事前申込は必ずお願いします。
参加人数多数の場合、会議室の都合で締め切らせていただく場合がございます。

多くの方のご参加をお待ち申し上げております!

───────────────────────────────────
編集後記
───────────────────────────────────
城田:この時期になると朝と言えども暑いので、愛犬の散歩は朝6時にするよ
うにしています。しかも愛犬にはミストをかけてあげてます。やりすぎ?

高田:40年ぶりに(!)漱石の「こころ」を読み返したところ、へたなミステリ
ーやSFなんかよりもよっぽど謎めいていて面白いことを再発見しました。

羽根田:所属する吹奏楽団の第30回定期演奏会が終了。まだ在籍5年ですが、
記念すべき年に出演できて良かったです。

───────────────────────────────────

メルマガの感想・要望があればぜひ、こちらへお願いします!

E-MAIL:< tokyo@jbic.co.jp >

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
工場長・製造部長のコスト削減マネジメント
───────────────────────────────────
省エネ・品質改善・物流のコスト削減で利益創出体質を実現!
工場のコスト削減コンサルティングファームのコラム。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■発行人:日本ビジネス革新コンサルティング株式会社 羽根田修
公式サイト:< http://www.jbic.co.jp/ >
品質改善.com:< http://www.hinkai.com/ >
3s4s5s.com:< http://www.3s4s5s.com/ >
E-MAIL:< tokyo@jbic.co.jp >

※社内・取引先・ご友人などへの転送はご自由にどうぞ。
ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してくださいね。
———————————————————————-
■広告や記事中でご紹介している商品・サービスに関してのトラブル等に
ついて当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
■購読・解除は、ご自身でお願いいたします。こちらから出来ます。
独自配信 → https://i-magazine.jp/bm/p/f/tf.php?id=jbic
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

back_backnumber

メールマガジン

PAGETOP
Copyright © 2004-2016, Japan Business Innovation Consulting Co.,LTD. (JBIC) All rights reserved.