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工場長・製造部長のコスト削減マネジメント   vol.71 2015.07.08
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日本ビジネス革新コンサルティング株式会社(ジェイビック) 1,978部

このメルマガは、省エネ・品質改善・物流のコスト削減で利益創出体質を実現!
工場のコスト削減コンサルティングファームのコラムです。

昨日は七夕でした。商業施設の短冊コーナーが賑わってました。

今号の目次↓
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【ごあいさつ】競争力から始める保有技術の棚卸し
【メインコンテンツ】技術資源の有効活用(Technology Resource Management)
【お知らせ】自社保有技術の棚卸しベーシックセミナー
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【ごあいさつ】競争力から始める保有技術の棚卸し
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文/石塚健志

系統的に保有技術を顕在化させようとする前に、その予備分析として競争力
から導く思考実験があります。

そのやり方は、自社の一つの商品(群)とそのお客様を選び「お客様は何故
この商品を選んでいただいているのか?」と自問自答していただきます。

品質がダントツだから、とか納期が短いからとか、なんといっても安いから
とかはあまり多くないかもしれません。

しかしそれでもブランドイメージが高いとか営業が熱心だからという場合を
除き何かしらの技術が競争力を作っていることがほとんどと思われます。

このことは以下の経験が元になっています。

中規模の樹脂成型の専門メーカーでお客様は一流企業のカメラや小型プリン
ターをつくっている事業部です。品質はなかなかのものですがダントツという
ほどでもなく、価格は並、問題は納期遅れが常態化していましたが、注文が
無くならずむしろ増えていることが不思議でなりませんでした。

10名程度の課長さんに上記の質問をしたところ次のように集約されました。

「樹脂成型品を設計するにはよく知られたポイントがある。急激な肉厚の
変化をさせない、抜き勾配を全箇所に適切に設定する、樹脂が合流する箇所に
穴形状を設けない、外観の大切なところも避ける、などである。

ところが一度に20点もの部品が必要とされ、検討箇所はそれぞれ100箇所
を超えるものもある。これを漏れなく短時間で検討できる体制ができている。

生産設計と呼んでもいい。お客様の設計者は樹脂成形品は若手の技術者に担当
させることが多くこのようなスキルを持っていないため当社にそこを求められ
ている。」

なるほどと感心したことを覚えています。

実際にはヒアリングしてまとめたのですが、個人レベルの思考実験で十分だと
思います。このような「樹脂成型品の生産設計技術」を保有しているんだなと
イメージして本格的な活動に進んでいけば早く結果に到達することでしょう。

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【メインコンテンツ】技術資源の有効活用(Technology Resource Management)
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文/城田靖彦

今回は、技術資源の有効活用(TRM:Technology Resource Management)
プログラムについて4回に分けて紹介していきます。

第1回 TRMプログラムの生い立ちと概要
第2回 企業の抱える問題点とTRM
第3回 TRMプログラムの構成とポイント
第4回 TRM活動による成果

今回はTRMプログラムの生い立ちを中心に紹介いたします。TRMは、
自社が保有する技術資源を顕在化し、商品開発や安定生産に活かす為の方法、
扱い方(共有)、開発の方向付け等の検討を行うと共に、技術資源活用(マネ
ジメント)のしくみを構築いていくプログラムです。

技術資源の有効活用を意図した活動の生い立ちは25年ほど前に遡ります。
当時、自動車メーカーを中心とした自動車部品のコスト開発活動を進めて行く
中で、コストは技術力で決まるといった観点から「最経済性設計ガイド」と
いうものもアウトプットしてきました。

これは、コストを下げる際の新技術をまとめたもので、以降のコスト開発の
ガイドとして活用することを目的としていました。

その後も同様にコスト開発を進めてきた電子機器メーカーでは似たような製
品を作っているのに事業部別にそれぞれ異なった技術開発が行われていること
に気づき、このままではこの企業の技術戦略が成り立たなくなるといったこと
から、先の考え方をヒントに、各事業部の技術の棚卸と技術戦略構築のプログ
ラムを作成し活動を進めました。

10年が経過した後に、その企業のデータベース構築と運用状況を教えて頂
くと、その効果は絶大でした。これはもっと広く適用すべきではないかと企業
の技術ポテンシャルの有り方に目を向けたプログラムにブラッシュアップを
図って、現在のTRMプログラムが出来あがりました。

以下、技術資源の有効活用をTRM(Technology Resource Management)プロ
グラムの特徴を4点挙げてみたいと思います。

1.自社が保有しているとされる技術(または技能)の棚卸しを行い、自社技
術 の特定と特徴を明らかにする。
⇒技能は技術に変換する

2.棚卸しされたの技術情報を社内標準として活かせる姿に整備し共有化する。
⇒技術の継承を図る

3.またそれらの技術を市場要求及び企業ベネフィットの観点から評価を行い、
今後の技術開発や商品開発、生産の安定化等に活かすべく戦略的な視点で技
術開発の方向を明らかにしていく。
⇒戦略シナリオの策定

4.最終形として技術データベースの構築と技術資源活用のしくみ構築を図る。
⇒継続できるしくみを作る

技術力あっての企業とみなさん口をそろえて言われますが、意外と自社技術
は分かっているようで分かっていないことのほうが多いようです。
これを機会に一度自社の技術を見直すきっかけを作ってみては如何でしょうか。

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【お知らせ】自社保有技術の棚卸しベーシックセミナー
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プログラム名 TRM (Technology Resources Management)

自社が保有する技術資源を顕在化し、技術開発の方向付け、安定生産等の
技術伝承方法など、事業における「技術資源の活かし方」を解説します。

【内容】
1.保有技術の棚卸しと技術定義の仕方
2.自社技術の特定と評価の仕方
3.技術戦略とロードマップの作成の仕方
4.技術伝承と継承の仕方
5.事業間での技術の共有化の仕方
6.自社技術の維持管理の仕方

【日時】
2015/9/11(金) 10:00~12:00/14:00~16:00

※いずれの回も2時間、同じ内容のセミナーとなります。
午前か午後をご指定下さい。

担当講師:城田靖彦

開催場所:東京都千代田区永田町2-14-2 山王グランドビル(弊社オフィス)
案内図→ http://www.jbic.co.jp/about.html

費用:1名のご参加につき 5,000円 当日現地支払

お申込方法:セミナータイトルとご希望の日付・時刻をご連絡ください。
本メールへの返信、またはお電話で承ります。
03-3519-7337 久保田まで(不在時は村松までお願いします)。

申込期限:9月4日 24時まで。
※参加人数により会議室を変更しますので、事前申込は必ずお願いします。
参加人数多数の場合、会議室の都合で締め切らせていただく場合がございます。

多くの方のご参加をお待ち申し上げております!

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編集後記
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石塚:小学校の運動会とごみゼロ運動の日が土日と続けてあったため、今年初
めての日焼けとなりました。腕の皮がつい2、3日前にむけ変わりました。

城田:RCへリのシミュレーションも大分慣れてきました。そろそろ自分で組み
立てて、実際に飛ばしてみたいものです。

羽根田:息子がガンダムのプラモデルを作っていました。最近のプラモデルは
色を塗らなくても完成度が高いです。技術の進化に感心しました。

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E-MAIL:< tokyo@jbic.co.jp >

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■発行人:日本ビジネス革新コンサルティング株式会社 羽根田修
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