ジェイビックは、製造業の利益創出を力強く支援します

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 工場長・製造部長のコスト削減マネジメント   vol.60 2015.02.04
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  日本ビジネス革新コンサルティング株式会社(ジェイビック) 1,782部

このメルマガは、省エネ・品質改善・物流のコスト削減で利益創出体質を実現!
工場のコスト削減コンサルティングファームのコラムです。

 関東では昨年、大雪が2回ありましたが、今年は少ないことを祈ります。

今号の目次↓
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【ごあいさつ】技術技能伝承の仕組み作りは生産技術部門の本来業務 その2
【メインコンテンツ】 短期開発プロセスのしくみ構築 その3
【お知らせ】短期開発プロセスの構築ベーシックセミナー
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【ごあいさつ】技術技能伝承の仕組み作りは生産技術部門の本来業務 その2
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文/石塚 健志

 技術技能伝承の仕組み作りの参考にして頂ければと組立産業での簡単な事例
を紹介いたします(前号の続きです)。

ネジ締めの場合、2通りの方法があります。

1.右手で持ったドライバーの先端に左手で持ったネジの1本の頭を差し込み、
そのまま両手でネジ穴に差し込み回し始めるという方法。

2.左手で先にネジ穴にネジを差し込んでからドライバーの先端をネジの頭に
差し込む方法。

2の方法は時間がかかります。なぜかというと動作の中で「位置決め」はでき
るだけ手元で、また両手で行うと少ない動作で済むという原則があるからです。
これは習熟した技能者と初心者をVTR撮影して比較しても明らかです。

 誰でもその通りに行えば、確実にムダのない時間で作業する方法が必ずある
はずです。ネジ締め一つとってもそうなのですからあらゆる作業に「たった
一つの冴えたやりかた」があると主張する先人もいます。

これが解明されれば立派な技術といえます。そういう意味で技術は検証可能で
あり、検証されなければならないものということです。

生産技術部門から教えることができないものが技能ですが、それを客観化でき
れば技術になります。ただし技能の技術化には適性という要素が加わります。

客観化の代表例が数値化ですのでなんらかの測定器で測ることができればなん
とかなるのですが、同じ客観化でも定性的なものが多くなるとそれをマスター
するための個人差が出てきます。

これが適性であり、教えられても早く身に付けられるか、遅いかということで
あらわれてきます。

縦列駐車は誰でも苦手ですが、自動車学校の教員はわかりやすく教えてくれま
す。しかし運動神経とか反射神経、視力などの要素から、1回でできる人もい
れば私のように特訓を受けないと身につかない人もあります。

自動車学校の教員のように図解して示してくれたり(これも客観化の一つ)、
後部座席の三角窓からの見え方を使って教えてくれるのはまさに技能を解析し
て技術化している典型例です。

・最も良いやり方を検証して、「なぜか」を解明し記述する。
・技能を客観化して技術化する。

この2つは生産技術部門の本来業務であり、それを蓄積することで価値が生ま
れます。当社のTRM(Technology Resource Management)プログラムを
技術技能伝承の「しくみ」づくりにお役立て下さい。

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【メインコンテンツ】 短期開発プロセスのしくみ構築
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文/城田靖彦

今回は「短期開発プロセスのしくみ構築」の基本的な考え方をご紹介いたし
ます。

まず、一般的に良く行なわれる業務改善のように部門の業務、そこの担当者
個人の業務に対して機能していない業務を見つけ出して、「止める、減らす、
変える…」といったいわば合理化推進活動とは異なります。

基本的に現行の組織を跨る各部門の機能、ミッションを明確にし、本来やるべ
き仕事、価値ある業務を創り出すことによって業務の充実化を図ることであり、
価値ある業務の追求の結果、価値の低い業務は排除されていくという考え方に
立っています。

これは業務時間を短縮化させ経費を削減させるといった狙いよりは、本来必要
とする仕事(有益な仕事)をやれるようにする(しくみ化する)とことによっ
て多くの効果(次回説明)を見出していくことを狙っていきます。もちろん、
これらの活動によって組織の変更を伴うことも当然出てきます。

一見仕事が増えてリードタイムが長くなるように感じますが、価値ある業務の
追求による仕事の変化は納得のいくものであり、関係者から見てもこれまで以
上に価値を感じるようになるはずです。

 そして、これらの業務の価値変化によって業務情報の整流化(清流化)が
図られ、コミュニケーションが良くなり、余計な手続きや会議が省かれ、
業務がスムーズに回っていくようになります。

リードタイム短縮によって納期に余裕が出れば、より充実した仕事を見つける
ことも可能なるでしょう。

次に業務の捉え方ですが、業務の向け先としては、

(1)お客様または顧客のための業務
(2)社内向けの業務
(3)コンプライアンス上必要とされる業務
(4)保身の為の業務

と大別できますが、最も価値ある業務は(1)のお客様または顧客のための業務
であることを念頭に検討を進めて行くことが肝要でしょう。

そして改善レベルについての考え方ですが、
(a)しくみレベルの改善 (b)システムレベルの改善 (c)業務レベルの改善の順
にプロセスを変えていくことで価値を高め無駄を省いていくことを中心に進め、
以下、(d)作業レベルの改善、(e)動作レベルの改善と細かくとらえていくこと
になります。しくみ構築では(a)(b)(c)までを対象とします。

しくみ構築はまず自部門の業務のあり方を再認識することが重要であり、その
はじめとして先に述べた通り部門ミッションを明らかにすること、そして事実
起きている事象について問題か否かの根拠追求を行い、事実であった問題はお
互いに認め合うことです。

価値ある業務を創出するために、現状を是とするのではなく高い目線で事業全
体を捉えながら、より良い方向、あるべき姿、望む姿を描くことで将来の変革
のベース(拠り所)を設定します。また業務を捉える上で、その業務がなぜ必
要なのか、何のための仕事なのかといった観点から機能本位で追求していきま
す。 ⇒目的思考、機能価値向上

最後にプログラム上の考え方ですが、開発生産フローとタイミングチャート上
のマイルスストーンを明確にします。
マイルストーンとは例えば、商品企画会議、製品開発会議、DR1,2,3、
などを指します。

これらのマイルストーンに向けて各部門の業務が進められていきますので、各
マイルストーンに向かった仕事すなわち基幹業務を明確にしていきます。各マ
イルストーンに到達していく間に課題が見えてきますのでこれらを皆さんの思
いと抱き合わせて、新開発プロセスモデルを描いていきます。

この段階で見直すべき補完システムを挙げ取り組み方も決めていきます。出て
きた課題を紐付し、重点タスクを定め、具体化検討計画を組み組織的に展開で
きるようにします。そして、これらの課題は管理監督職のグループが検討する
もの、各部門で検討するもの、WGによって検討するものに分けて同時推進さ
せるようにします。

主だった考え方の一部を紹介してみましたが、実際の取り組みにおいてはすべ
てが定型的な考え方の下で進められるようなものではありませんので常に活動
の状況を把握しながら適切な考え方を以って取り組むことが求められます。

最終回は活動の狙い、攻め所、取り組みのポイント等についてご紹介します。

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【お知らせ】短期開発プロセスの構築ベーシックセミナー
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 開発プロセスの一本化と思想の統一化及び、プロセス管理の充実化を組織横
断的に検討することにより、市場環境の変化を先取りした短期商品開発体制
(しくみ)の構築の仕方をご紹介致します。

【内容】
1.活動概要(基本プログラム)
2.活動の基本的考え方
3.プロセス改革のポイント
4.アウトプットと期待効果
5.推進要領(組織横断的な取り組み)

【日時】
2015/3/6(金) 10:00~12:00/14:00~16:00

担当講師:城田靖彦

開催場所:東京都千代田区永田町2-14-2 山王グランドビル(弊社オフィス)
     案内図→ http://www.jbic.co.jp/about.html

費用:1名のご参加につき 5,000円 当日現地支払

お申込方法:セミナータイトルとご希望の時刻をご連絡ください。
 本メールへの返信、またはお電話で承ります。
 03-3519-7337 村松まで(不在時は久保田までお願いします)。

申込期限:2月26日 24時まで。
※参加人数により会議室を変更しますので、事前申込は必ずお願いします。

多くの方のご参加をお待ち申し上げております!

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編集後記
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石塚:先日堺から伊丹空港までどうやって行ったらいいのか悩んでいましたが、
タクシーに乗ったら36分で着きました。思ったより簡単でした。

城田:水中ウォークマンでオールディーズを聞きながらジムのプールで泳い
   だら調子が上がりました。でも英会話を聞きながら泳いだら溺れそうに
   なりました(^^;)

羽根田:年初に今年の目標を設定しています。今年は運営している
   「品質改善.com」「3s4s5s.com」(計900頁/日の閲覧)のコンテンツを
   強化したいと考えています。

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 E-MAIL:< tokyo@jbic.co.jp >

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■発行人:日本ビジネス革新コンサルティング株式会社 羽根田修
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