ジェイビックは、製造業の利益創出を力強く支援します

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工場長・製造部長のコスト削減マネジメント vol.195 2020.7.22
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日本ビジネス革新コンサルティング株式会社(ジェイビック) 3.906部

省エネ・品質改善・物流のコスト削減など、利益創出体質を実現!
工場のコスト削減コンサルティングファームのコラムです。

Go Toキャンペーンがスタートしました。混乱してますね。
経済活動と感染防止の両立。しばらくは手探り状態が続きそうです。
今号の目次↓
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【ごあいさつ】コンサルタントも多様化の宝庫です
【メインコンテンツ】装置産業における自動化の課題と解決アプローチ 2
~オーナーズ・エンジニアリング それをどう実践するか~
【お知らせ】装置産業における自動化の課題と解決アプローチセミナー
~オーナーズ・エンジニアリング それをどう実践するか~
オンライン開催のご案内
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【ごあいさつ】コンサルタントも多様化の宝庫です
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文/高田 真一

JBICのコンサルティングは、企業が抱える課題や問題の解決を通して、
人財育成を図ることを目指していますが、そのアプローチには、担当す
るコンサルタントの個性が発揮されます。

分析手法・技法を駆使することに長けているコンサルタントもいれば、
企業先の検討メンバーの動機付けや背中を押すことが上手な者もいて多
士済々です。

その中でも、今回執筆担当のコンサルタントは、自ら技術的な問題に
切り込んでいくことの出来る稀有な存在です。

特に、中堅企業クラスでは、生産現場において、必ずしも生産技術に
精通したスタッフが配属されているところばかりではありません。

そうした現場では、コンサルタントが技術スタッフのお手本となって
分析と対策のたたき台を立案し、現場の知恵を結集して実行可能なもの
に仕上げていくやり方がとても喜ばれています。

「現場に人材がいない」とお嘆きの工場長・製造部長の皆様は、ひとり
の優秀なスタッフを臨時に抱える腹づもりで是非ご検討ください。

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【メインコンテンツ】装置産業における自動化の課題と解決アプローチ 2
~オーナーズ・エンジニアリング それをどう実践するか~
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文/鈴木 滋美(すずき しげよし)

2.事例にみる自動化の課題
装置産業における自動化の問題、そしてその問題が生まれる根っこ、具
体的な事例で見ていきます。その上で、どのように取り組めば解決でき
るのか、考えていきましょう。

事例ですから、ウチとは業種が違うとか、プロセスや作業がまったく違
うとか、いろいろあると思います。参考になるところもあるでしょうか
ら、一度目を通してみてください。

限られた紙幅なので話しを単純にしています。また、コンサルタントの
経験をそのまま紹介することはできませんから事例には大きなデフォルメ
を加えてあります。ご了承ください。

【事例1】素材セット作業の自動化
(1)自動化の概要と問題
表面処理工程において、素材を設備にセットする作業は製造能力に直
結します。この工場は、製造能力アップと省人化を目的にセット作業
の自動化に取り組みました。完成した自動化装置は計画通りに稼働し
たのですが、品質不良が多発し、逆に製造能力の低下を招いてしまい
ました。
(2)問題の根っこ
・電気メッキの品質は素材表面の電流密度に大きく支配されますから、
電流密度が均一になるよう素材をセットしなければなりません。手
作業でセットしていた時には、班長が各素材をどの位置にどういう
姿勢でセットするか指示していました。班長たちは皆、理論的なこ
とは苦手で、各々の経験と勘で作業指示をしていたので班ごとに良
品率の差がありましたが、全体としてはまあまあの水準でした。
・自動化の担当者は、班長の指示の良し悪しで良品率に差が出ること
を知って、熱心に現場観察と班長ヒアリングを重ねましたが、一つ
一つの指示の具体的な意味が一向に理解できません。そこで、自動
化装置はただ機械的にセットするだけにして、その後、素材が電解
液に投入されるまでの時間を使って班長の思うように手直しさせる
ことにしました。(将来は班長が考えていることを自動化装置に組み
込む作戦です)
・完成した自動化装置は計画通りに稼働しました。しかし、装置の稼
働を見た班長たちが皆「これじゃ手の出しようがない」と引いてし
まい、まったく説得できません。結局、ただ機械的にセットするだ
けの装置で納まってしまい、必然的に、品質不良の多発と製造能力
の大幅ダウンに至りました。
(3)解決の道筋
この問題の解決は「メッキの原理を理解した上で、その原理を素材の
セットの仕方に具現化する」ことに尽きます。
その通り!と思っても、これは難題 です。決して技術者の層が厚い
とは言えない我が工場で、どう取り組めばそんな難題を実現できるの
か、次々号(197号)でお話します。

【事例2】ラインスピード変更の自動化
(1)自動化の概要と問題
連続運転の製造ラインで、ラインスピードを日に何回か数分間ダウン
させる設備があります。たとえば、連続運転で汚染したり変形するパ
ーツや治具を交換するために必要なラインスピードのダウンです。
大規模な設備のラインスピードをスムーズに変化させてパーツや治具
を交換する様子を目の当たりにすると、その高度な自動化技術に圧倒
されます。しかし、ここにもいくつか問題が潜んでいます。
・連続プロセスでラインスピードを変えると、プロセスにおいてマテリ
アルが受ける条件(たとえば、熱を受ける時間や、引き伸ばされる速度)
が変わります。それが短時間であってもその数分間は格外品をつくる
ことになります。
シート状の製品であればロールに巻き取られます。これをイメージ的
に表現すれば、10,000m巻きロールの中に50mの格外品が入り込んだロ
ールが時々できるようなもので、生産管理は厄介な問題を抱えること
になります。
その格外品の混じったロールを厳格に分けておく。その10,000mロール
をほどいていって格外品のところで切って(そこが3,000mあたりとす
れば)、もう一度巻き直し3,000mのロールにする。50mの格外品を排除
してリサイクルに回す。残り6,950mほどを別のロールにする。
ここに品質管理が入るわけでその手間も大変、よく間違えないなと思
います。そして中途半端な長さのロールが、あっちにもこっちにもで
きるわけですから、仕掛管理も次工程への供給もえらく面倒なことに
なります。(受け取った次工程も大変です)
・連続プロセスの中に素材自体が工程条件をつくり出すプロセス(たと
えば、エクストルーダーでは素材自体が摩擦で発熱する)があると工程
条件自体が変化します。ラインスピード・ダウンは短時間で終わって
も、一度変化した工程条件が元に戻るまでかなり時間がかかるので、
その時間は格外品を作り続けることになります。これはイメージ的に
表現すれば10,000mほどの格外品をつくってしまうようなもので、歩留
の大幅な低下を招くとともに、生産管理、品質管理の問題は前項より
遥かに厄介になります。
(2)問題の根っこ
製造工程を成立させることの難しさ、そこに自動化を盛り込むことの難
しさ。この難事を乗り越えて構想がまとまってから、生産管理や品質管
理の仕組みに手を付けるという運びになることが多いと思います。
仕組みの問題の根っこは、正に、この運びにあります。
(3)解決の道筋
問題解決の答えは「それでは遅い。もっと早く仕組みに取り組めばそう
いう問題は解決できる」ということです。
しかし「ハードの構想が姿を現す前に仕組みに取り組む なんて無理!」
という声が聞こえます。その無理を、どうすれば乗り越えられるのか、
これについても次々号(197号)でお話しましょう。

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【お知らせ】装置産業における自動化の課題と解決アプローチセミナー
~オーナーズ・エンジニアリング それをどう実践するか~
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多くの工場が装置の稼働や制御の問題で苦労しているようです。
たとえば‥
・下流工程にチョコ停が多く、欲しい量が出せない。歩留が低い。人が
多い
・精度を求めるとシステムが大掛かりになり、投資と製造能力の問題で
前に進めないでいる
・制御システムの限界で求める品質が出せない。そのためNo.2に甘んじ
ている
・自動化投資をしたが、新たな問題が出てきて省人に結びつかない。
というような問題です。

この問題をていねいに分析すれば‥
・品物がどう動くか、それを機械にどう扱わせるのかを設計していない
装置
・原理を無視して、隅から隅まで舐めるように制御しようという無理
・完結するストーリー欠落のまま、「後は頼む」と現場に渡した装置
というような無理(無茶)が見えてきます。無理を冒したので苦労して
いるわけです。

このような無理に陥ってしまう。その根っこは共通しています。
根っこが共通しているので、解決の道筋も共通しています。

共通の根っことは、いったいどんなことか?
解決の道筋とは、どんなものか? どうすれば実践できるのか?
事例を使って具体的に解説します。

【主な内容】
1.装置産業における自動化の課題
2.問題の根っこと解決の道筋
3.共通の根っこと解決の道筋(オーナーズ・エンジニアリング)
4.そのオーナーズ・エンジニアリングをどう実践するか
【日時】
2020/ 8/28(金) 午前の部 10:00~12:00 Zoomによるオンライン開催
午後の部 14:00~16:00 Zoomによるオンライン開催
*午前も午後も同じ内容です。

担当講師:鈴木 滋美(すずき しげよし)
開催場所:オンラインにて

費用:1名のご参加につき 10,000円(消費税等込み)

支払い方法:*開催日3日前までに弊社指定銀行口座に振込
ご入金確認次第、招待URL等を送付します。
なお振込手数料は貴社ご負担ください。

お申込方法:本メールへの返信、またはお電話で承ります。
午前か午後かを明記ください。
03-3519-7337 荒柴まで(不在時は鶴田までお願いします)。

申込期限:2020月8月21日(金) 24時まで。
※午前・午後ともに最少催行人数は3名様です。満たない場合には
開催を取りやめる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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編集後記
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高田:山歩きに付き合ってくれていた上の娘は憧れのジューンブライド
の計画を立てていたら、コロナ禍で結婚式をキャンセルせざるを
得なくなり、オータムブライドになってしまいました。

鈴木:充電式乾電池を使い始めてかなり経ちます。しかし、時計を買え
ば普通の電池が付いてくるし、充電式電池を買いに行ったら在庫
切れだったなんてこともあって、切り替えはなかなか。先日数え
てみると我が家に乾電池が単3と単4合わせ48個ありました。2年半
でその8割が充電式に入れ替わっていて、既に〈電池を買わない充
電サイクル〉が回り始めていたんです。「めげない持続=生活スタ
イルを変える秘訣」を実感しました。

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