ジェイビックは、製造業の利益創出を力強く支援します

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工場長・製造部長のコスト削減マネジメント vol.194 2020.7.8
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日本ビジネス革新コンサルティング株式会社(ジェイビック) 3,897部

省エネ・品質改善・物流のコスト削減など、利益創出体質を実現!
工場のコスト削減コンサルティングファームのコラムです。

コロナ禍の真っ只中での大雨。各地に大きな被害をもたらしています。
苦しい状況が続いていますが、何とか前を向いて進みましょう!
今号の目次↓
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【ごあいさつ】「AIによる品質改善実現のために」セミナーのお礼
【メインコンテンツ】装置産業における自動化の課題と解決アプローチ1
~オーナーズ・エンジニアリング それをどう実践するか~
【お知らせ】装置産業における自動化の課題と解決アプローチセミナー
~オーナーズ・エンジニアリング それをどう実践するか~
オンライン開催のご案内
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【ごあいさつ】「AIによる品質改善実現のために」セミナーのお礼
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文/横山 真一郎

「AIによる品質改善実現のために」と題したセミナーを6月26日に開催
しました。ご参加していただいた皆様、誠にありがとうございました。

新型コロナ感染は残念ながら未だ終息していません。そして社会活動
が大きく変わろうとしています。今まで必要と思っていてもなかなか取
り組むことができなかったBCM(事業継続マネジメント)や情報技術を活用
した経営活動。そのための本格的なAI活用などについて再考の時期が来
たのかもしれません。

AI活用の対象はいろいろあると思いますが、やはり「自分の会社の製品、
サービスにおいて、良い製品をつくり、良いサービスを行うための品質
管理」が大切でしょう。

そして、正しいデータを使い、正しく管理して、不良品や欠陥商品を世
の中に出さないこと、あるいは、自分中心のサービス、不誠実なサービ
スをしないことでしょう。そのためにAIが強力な武器になることは容易
に想像できますが、実際に活用するためには、AIで何ができて、何をし
たいのかを明確にすることです。

品質管理は経営の基本だと思いますが、各社の取り組みの現状や今後
の考え方は様々なようです。またAIの導入や活動状況にもバラツキがあ
りそうです。

今回のセミナーでは、より具体的な事例は紹介できませんでしたが、企
業の取り組みに少しでも今回のセミナーの内容がお役に立つことができ
れば幸いです。

さて、今企業は品質管理教育を受けた方々の多くが退職され、品質管理
の本質が忘れがちになってきた感があります。一方、情報技術の発達で
データの取得や扱いは容易になってきました。その技術を使った企業の
知識の伝承も必要です。また品質管理の効率向上も期待できます。

成果を上げるためには、データの履歴整備を前提にしたそれぞれの企業
の資産を活用した独特の方法があるはずです。また、新型コロナ感染な
どからの被害の最小化のためにはBCMの観点からも各部門での後継者の
育成が大切になります。

品質管理でも同様です。三現主義のほかに原理、原則の考えに基づく品
質管理が大切です。そのためには社内のデータを整備したAIのための体
制作りが必要です。各企業とも頑張ってほしいと思います。
JBICがご協力できることもあると思います。

今回は、セミナーにご参加いただきましてありがとうございました。

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【メインコンテンツ】装置産業における自動化の課題と解決アプローチ1
~オーナーズ・エンジニアリング それをどう実践するか~
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文/鈴木 滋美(すずき しげよし)

1.装置産業における自動化の課題
装置産業の自動化は難しいと耳にします。コンサルタント自身、その難
しさを度々味わってきました。

(1)「装置産業」について
限られた紙幅なので話しを単純にします。本稿では、装置産業≒素材産業
ととらえます。
・上流〈素材づくり工程〉金属や樹脂、セラミックなどをつくる
・下流〈素材加工工程〉素材に、成形、圧延、延伸、表面処理、積層、
切断、巻取、包装などを行う

組立産業では、部品加工以降は部品同士を接続して製品にしていく工
程であり、部品自体は変化しません(ここも話しを単純にしています)。

一方、装置産業では、上流〈素材づくり工程〉でつくられた素材が下流
〈素材加工工程〉で工程を経る度に変化を積み重ねて製品に至ります。
シートやフィルム、箔の場合は、その形状になってから巻取(winding)や
巻きほどき(unwinding)が行われますが、これも素材の変化ととらえます。
(巻いていく過程で張力を変化させたり、巻く層と層の間に入り込んだ
空気のために張力が変わったりして、巻き状態が変化するからです)

(2)「自動化の課題」について
自動化の課題という言葉を使うのは、広い範囲を対象にする必要がある
からです。
・現在人の作業であるものを機械に置き換える
・現在半自動であるものを全自動にする
・現在既に全自動であるものを更にハイレベルの加工ができる全自動機
に改造する
・現在の自動装置に起きるチョコ停を削減して生産能力をUPする
・現在人が調節や切替を行っているものを自動化する
このような取り組みを広く、自動化の課題ととらえます。
従って、前の工程の条件を変更してこの工程のチョコ停を減らすという
ような(一見、自動化とは思えない)取り組みも対象になります。

(3)装置産業における自動化の課題の難しさ
組立産業の自動化より遥かに難しいと言われる理由をあげてみましょう。
・上流〈素材づくり工程〉に始まって下流〈素材加工工程〉における変
化を積み重ねて製品に至るので、問題が起きてもその原因がどこにあ
るのか因果関係が(組立産業と比べて)見えにくい。そのため(実は)
大きな問題を引き起している自動化が大切に維持されているというよ
うなこともある。これはつまり、適切な自動化が難しいということを
意味している
・上流〈素材づくり工程〉では流量調節による制御が可能なところが多
いが、下流〈素材加工工程〉では成形工程で固体(シート状や棒状)
に姿が変わり、その形状や動きが制御の対象になることが多いので、
容易には自動制御のまな板に載らない
・下流〈素材加工工程〉では固体(シート状や棒状)に姿が変わってい
てもフレキシブルであることが多いため、自動制御という位置付けで
そこまでの工程で生じた欠陥を見えなくしまうことが少なくない
(意図的に隠しているのではなく、業界の常識に則した良いこととして
行われている)。その工程では見えなくても欠陥であるから、その後
の工程で厄介な問題を引き起こすことになる。これもつまり、適切な
自動化が難しいということを意味している

本号では、本論に入る前提として、装置産業における自動化の課題の
概要を述べました。

次号から、事例を使って具体的に中身に入っていきます。

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【お知らせ】装置産業における自動化の課題と解決アプローチセミナー
~オーナーズ・エンジニアリング それをどう実践するか~
オンライン開催のご案内
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多くの工場が装置の稼働や制御の問題で苦労しているようです。
たとえば‥
・下流工程にチョコ停が多く、欲しい量が出せない。歩留が低い。人が
多い
・精度を求めるとシステムが大掛かりになり、投資と製造能力の問題で
前に進めないでいる
・制御システムの限界で求める品質が出せない。そのためNo.2に甘んじ
ている
・自動化投資をしたが、新たな問題が出てきて省人に結びつかない。
というような問題です。

この問題をていねいに分析すれば‥
・品物がどう動くか、それを機械にどう扱わせるのかを設計していない
装置
・原理を無視して、隅から隅まで舐めるように制御しようという無理
・完結するストーリー欠落のまま、「後は頼む」と現場に渡した装置
というような無理(無茶)が見えてきます。無理を冒したので苦労して
いるわけです。

このような無理に陥ってしまう。その根っこは共通しています。
根っこが共通しているので、解決の道筋も共通しています。

共通の根っことは、いったいどんなことか?
解決の道筋とは、どんなものか? どうすれば実践できるのか?
事例を使って具体的に解説します。

【主な内容】
1.装置産業における自動化の課題
2.問題の根っこと解決の道筋
3.共通の根っこと解決の道筋(オーナーズ・エンジニアリング)
4.そのオーナーズ・エンジニアリングをどう実践するか
【日時】
2020/ 8/28(金) 午前の部 10:00~12:00 Zoomによるオンライン開催
午後の部 14:00~16:00 Zoomによるオンライン開催
*午前も午後も同じ内容です。

担当講師:鈴木 滋美(すずき しげよし)
開催場所:オンラインにて

費用:1名のご参加につき 10,000円(消費税等込み)

支払い方法:*開催日3日前までに弊社指定銀行口座に振込
ご入金確認次第、招待URL等を送付します。
なお振込手数料は貴社ご負担ください。

お申込方法:本メールへの返信、またはお電話で承ります。
午前か午後かを明記ください。
03-3519-7337 荒柴まで(不在時は鶴田までお願いします)。

申込期限:2020月8月21日(金) 24時まで。
※午前・午後ともに最少催行人数は3名様です。満たない場合には
開催を取りやめる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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編集後記
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横山:新型コロナ感染が終息しない中、九州では集中豪雨が発生し、各
地にも被害が及んでいます。被害にあわれた皆様にお悔やみ申し
上げます。今回の危機で在宅勤務が増え、仕事の方法も変わりそ
うです。AIの活用がさらに広がりそうです。私たちには楽しみも
必要です。東京オリンピック開催が待たれます。

鈴木:玉川上水の支流を歩きました。途中、畑の脇道に入って水溜りを
跳んだり、ぬかるみに足をとられたり、レトロ気分味わったので
そろそろ帰ろうと‥そこに突然、リンリンッ!! おばちゃんの自
転車が泥を跳ね飛ばしながら出現。そのまま遠ざかっていく自転
車を見送ることになりました。「新生活様式」にはこういうオマ
ケもあるようで、次回が楽しみです。

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