ジェイビックは、製造業の利益創出を力強く支援します

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工場長・製造部長のコスト削減マネジメント vol.176 2019.10.9
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日本ビジネス革新コンサルティング株式会社(ジェイビック)3,773部

 省エネ・品質改善・物流のコスト削減で利益創出体質を実現!
工場のコスト削減コンサルティングファームのコラムです。

 10月に入っても夏の様な暑さ。しかし今週からやっと涼しくなり
そうな気配。秋物の活躍は短そうです。

今号の目次↓
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【ごあいさつ】気候変動問題と省エネ活動
【メインコンテンツ】小委員会で「草の根テーマ」を推進する
【お知らせ】全員参加の省エネルギーセミナー
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【ごあいさつ】気候変動問題と省エネ活動
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文/青木 俊造

 9月23日に国連の「気候変動行動サミット」で、スウェーデンの環境
活動家グレタ・トゥンベリさん(16歳)が、「世界の絶滅の始まりに目
を背け続け、何の政策も解決策もしない」世界の首脳陣の環境対策に後
ろ向きな姿勢を糾弾、「未来はあなた方にかかっている」と怒りの演説
をしましたが、その2日後、国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)
が気候変動に関する報告書としてまとめたその内容は衝撃でした。

地球温暖化がこのままのペースで進むと、南極やグリーンランドの氷床
が融けて海面が上昇し、2100年に最大1.1メートル、2300年には最大5.4
メートル上昇する可能性を指摘したからです。

実は3年前、「縄文のヴィーナス」と題して、次のような主旨のごあいさ
つ文を掲載したことをご記憶でしょうか。
この日本最古の国宝、「縄文のヴィーナス」という土偶がなぜ信州茅野
で出土したのか、山岳地帯になぜ縄文文化が栄えたのかの謎を解く過程
で、当時(5000~6000年前)は地球規模の温暖化で海面が今より5~6メ
ートルも高く(「縄文海進」と言われています)、平地はなかったから
であると。

2000年前くらいから気温が低下、海が後退し、平野ができて弥生文化が
生まれ、稲作が普及したが、18世紀の産業革命以来、たくさんの化石燃
料を使用し、CO2など大量の温室効果ガスを排出し続けた結果、森林の
減少などの環境破壊もあり、地球温暖化が進展、海面の上昇により海に
沈む諸島国家が出始めており、このままでは海に囲まれた日本も再び
「海進」になりかねない、と警鐘させて頂きました。それが現実になり
そうな調査結果が出たことに驚きました。

その後、日本政府はこれまでの地球温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」
での、対策シナリオ策定要請に応えるものとして、2030年までに2013年
比26%削減、2050年までに80%削減という目標を掲げていましたが、こ
の6月にその延長上に、今世紀後半の早い時期までに「実質ゼロ」とする
地球温暖化対策の長期戦略をまとめています。

エネルギー多消費産業である素材系装置産業の皆様には、CO2排出削減目
標の開示など環境の評価を重視するESG経営が求められる中、化石燃料の
消費を減らす省エネが益々重要課題になってきているのではないでしょうか。

JBICは装置産業の皆様の省エネ改善活動を長年に亘り支援させて頂
きました。案件が枯渇化してやり尽し感が蔓延している時が始め時です。

まだまだ改善できる領域があります。更なる高みの目標を目指して、
省エネ活動をJBICとご一緒に始めましょう。

 
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【メインコンテンツ】小委員会で「草の根テーマ」を推進する
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文/石塚 健志

 省エネテーマの中には「草の根テーマ」などと呼ばれる分野のテーマ
があります。私の理解では、
(1)一つ一つは小さな効果しか産まない
(2)対象がとても多いのでうまく実施すればそれなりの効果となる
(3)一般的な対策をおしなべて採用してもうまくいかず対象ごとの実
   態に即した対策が必要
(4)高度な技術が必要なわけではないなどの特徴があるもの
と考えています。

 このテーマを進めるには下手をすると多くの人手と時間がかかります。
しかし小委員会を多数設置して全員参加を実現した事例があります。
「小」委員会と「小」の字をつけるのは恒久的な委員会というよりは、
一時的に目的を果たしたらすぐ解散できるし、必要になるとすぐ発足で
きる気安さが感じられます。

 例を幾つか挙げていきます。蒸気配管で使っていないのにムダに何m
もつながっている箇所は放熱しているだけで生産には全く寄与していま
せん。この機能していない蒸気配管が見つかった時、もしかしたら事業
所内にはこれ以外に多数あるかもしれないと感じた時にできるだけ早く
「機能していない配管削減小委員会」を発足させます。

 この小委員会の最初の会合は実際に発見された事例の紹介から始まり、
実態調査計画が立てられます。まずは行動と全体計画までは要らないか
もしれません。むしろ調査表のフォーマットを統一する方が有効です。
担当といつまでに調べてと次の会合の日程を決めます。

 次の会合は発見箇所ごとに工事方法の決定、実施時期を決めて必要な
費用を承認する立場の方の出席があれば早く進みます。本当に除去する
のか縁切りだけにしておくのかなど総合的に判断できる方の出席も必要です。

 3回目は調査できなかった箇所はどうするか、足場を組んでまで調べ
るか、あるいは工事完了後の確認結果の報告。完了したところは「何故
機能していない蒸気配管が発生したか」その管理原因を追求し再発しな
いようなルールを決めるなどとなり、一定の成果が出たら完了となります。
他の小委員会も似たような展開になります。
 
 「インバーター活用小委員会」では流量の制御を取り上げます。
「配管サイズ見直し小委員会」では昔の基準で決めた配管径を現状のエ
ネルギー単価で見直し、圧力損失を減らし動力削減につなげます。
「配管保温基準の見直し小委員会」「スチームトラップ劣化防止小委員会」
などもありました。

 私の好きな小委員会は「動力伝達損失対策小委員会」というようなも
のです。動力伝達損失は電動機と回転機器とが直結されていれば最少と
なっていると思われますのでそうなっていないのは何故かとか、どのよ
うな継手がロスが少ないのかとかこれも一般解ではなくて1箇所1箇所
の個別解ですので興味深いものがあります。

 そのほかたくさんの小委員会を設置してきましたが、すべて全員参加
の省エネルギー活動の効果が得られています。
一つの事例を見つけた時に「この事例は敷衍(ふえん)できるのでは」
と気が付く事務局の感性の成果です。

 
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【お知らせ】全員参加の省エネルギーセミナー
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 省エネルギーを一部の専門家だけの活動にしてしまうとすぐに行き詰
まります。多く見られるのは設備部門や工務部門に任せっきりにしてし
まっている活動です。

このような場合、設備部門からは「計画的にインバーターを導入してい
るのに、運転モードに対応して回転数を変える使い方をしてくれない」
などという声にあらわれてきます。

この例ではインバーターとしましたが、すべての省エネ機器に入れ替え
ていただいても通じます。

一方、製造部門からは「設備部門ではLED化を進めているが、更衣室
だとか倉庫だとか点灯必要時間の短いところばかりを優先的に入れてい
るのはおかしいのではないか」と他人事のような意見にあらわれてきま
す。

活動を全員参加で進めたいがうまく計画できないでいる方々を対象に、
以下の内容を解説していきます。
セミナーを企画しましたのでご参加を検討してください。

【内容】
1.対象設備のリストを作る
2.設備の仕様と、運転管理の実態を知る
3.熱収支と電力使用のデータを集める
4.テーマの素材を登録する
5.テーマを具現化する
6.組織的に適合性を検討する
7.実行計画を立て、実施・フォローアップする
8.ステップに対応した各部門の役割設計例
 
【日時】
2019/10/11(金) 10:00~12:00/14:00~16:00

担当講師:石塚 健志

開催場所:東京・赤坂見附。詳細は別途ご連絡いたします。

費用:1名のご参加につき 10,000円 当日現地支払

お申込方法:セミナータイトルとご希望の時刻をご連絡ください。
 本メールへの返信、またはお電話で承ります。
 03-3519-7337 荒柴まで(不在時は鶴田までお願いします)。

申込期限:申し訳ございません。今回の申込みは終了させて頂きました。

多くの方のお申込みありがとうございました。

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編集後記
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青木:連日のラグビーワールドカップでの日本代表の奮戦に元気をもら
っています。スピード感と迫力、研ぎ澄まされた冷静な判断力と
頭脳プレーの数々、鍛え上げられた肉体のぶつかり合いと漲る闘志、
チームプレーと球技の原点とも言えるラグビーの醍醐味と日本代表
メンバーの多様性のすばらしさにはまっています。

石塚:衣替えの時期ですが、我が家の衣類収納箱には去年の秋・冬物が
   残っていました。今年は思い切って春・夏物は片付けよう。
 
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